生命保険の保険と印鑑あれこれ。

保険と印鑑、印鑑の重みがなくなりつつあります。

正しくは印章というそうですが特に保険業界では印鑑不要、サインでOKというのがひとつの潮流です。

一昔前は印鑑はお金がかかるものであり自分の分身のような意味がありました。実印は
金庫奥にしまい込み普段は使わないようにしていたものです。

認印といえどもそれなりにしっかりとした印鑑を使用することが組織での格を表すようになっていたように思います。

上司より立派な印鑑では失礼になりますが、そうかといってあまりちゃっちい印鑑では社会人としての存在価値を低く見られると思ったものでした。

ところが百円均一で印鑑を売り出してから一気に認印は印鑑の価値も意義も地に落ちました。

CIMG1700法人契約では社名はゴム版としたものですから、印鑑はそれなりに重みをもちますし、解約などの金銭が移動するときは実印を求められることが多いと思います。

これまでは保険契約には印鑑は付き物でした。どこの会社の総務も保険の営業も社員や顧客の分だけ100円均一で三文判をそろえていたものです。

こうなると印鑑の意味はなくなりますが、サインだけで済ませられるのはなにか頼りない感じがします。

印鑑の文化圏は日本だけでなく中国、香港、マカオ、台湾、韓国、北朝鮮と東南アジア系の国に特有の文化です。欧米ではサイン(署名)が自己同一性を証明する代表的な手段です。

保険証券のなくなる時代に保険金の請求漏れをなくす法をまとめると。

しかし日本の場合では印鑑の役割と価値は低下したと言えども重要な場面ではやはり主役です。

保険の申し込みに印鑑不要というのはしっくりこないものを感じるのは日本人だからでしょうか。妙なことに印鑑不要を言っているのは国内生保の大手N生命だけで、その他の生保は外資系も含め印鑑は必要ですし、保険証券も発行されています。

今後の流れとして印鑑不要、サイン重視は出てくることかとは思いますが、訂正にもサインで済ませるわけですから、申込書は失敗するとサインだらけでみっともないものになります。

実際の場面で保険金や解約返戻金を請求する場合はN生命と言えども実印と印鑑証明の提出を求めてきます。ま、法人の場合はサインというわけにもいかないのでやむをえませんがね。

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