保険営業経費は自分持ち、金はかかるがケチればジリ貧。

保険営業経費は自分持ち、金はかかるがケチればジリ貧。

保険営業経費は自分持ち、保険の営業職員はほとんどの会社では、成果報酬型で、暮らしていけないほどの基本給に、契約獲得の多寡に応じて成績給がONされる仕組みです。

社会保険や退職金の制度はありますが毎年3月には個人事業主として確定申告をします。

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◆ 保険営業経費として営業活動でかかった経費は自分持ち。

車もガソリンも接待交際費も自分の給料から支払いますから、領収書はかき集めます。

GNPのP(プレゼント)のような付け届けも、保険営業経費ですから自己負担です。年末に配布するカレンダーも、会社指定の業者から買うほどです。

よって保険会社主催のセミナーやゴルフコンペでも、職員負担がある場合があります。誘われたからといって、気軽に講演会に行くと見えないところで職員に、営業経費負担が発生していたりします。

GNP(義理・人情・プレゼント)完全拒否といっても、付き合い出すとそうはいかない仕組みが、背景に見え隠れします。

◆ 営業経費は、保険営業の重荷。

買う側としては相手に保険営業経費を負担させないよう考えます。なるべく負い目は持たないよう、細心の注意を払うことも保険契約では大事になってきます。

ただし申し上げておきますが、国内生保の営業職員の場合と外資系の営業職員、保険代理店では事情が異なります。外資系はカレンダーすら持ってこない人もいますが、保険代理店はオール自前で、付き合い経費がそれなりに発生します。

一番気の毒なケースがやはり国内生保の営業職員です。契約が取れても取れなくても、何かしらの小物やお菓子をこまめに届けます。気の毒な気がするほどではありますが、GNPの効果はボディブローのように効いてきます。意図しているかどうかは別にしても、同情と負い目が狙いではあります。

◆ 経費は必要経緯費、ケチればじり貧。

フツーの会社なら出張経費は、日報に計上して清算するのが当たり前ですが、保険業界では経費を精算する日報はありません。移動に要する経費も手土産や顧客の接待費用、こまめなプレゼントまで自前になります。

車のガソリン代も、喫茶店の費用から文房具まで領収書を徹底的に集めます。一年分の領収書を経費仕訳帳に分類して領収書を張り付けて保管します。

翌年の確定申告の時期には、確定申告書を作成して税務署に提出して清算することになります。毎月領収書をまとめて、お願いしている税理士さんに送っておけば、費用は掛かりますが確定申告はお任せすることもできます。

今でしたら、マイナンバーカードがあればe-Taxでオンライン確定申告が可能です。これまで経験がない確定申告は、やはり覚えて身につけるしかありません。

経費は節約するのも限度があります。必要なので必要経費というわけですから、ケチれば営業活動が貧相になります。節約すべきは節約しなくてはいけませんが、情報収集や資格取得にかかる経費までケチってはいけません。

◆ 保険営業経費は自分持ち、まとめ。

保険業界に転職したとき、一番違和感を感じたのは、この営業経費が自分持ちと言うことです。

動けば当然ガソリン代や交通費がかかりますし、人と会えばそれなりに接待コストがかかるのが保険の営業です。

お客様を訪問するたびに、何かの手土産や情報誌などを持参してもやはり経費になります。

買う側からみれば、何かの手土産をもらうと、気が付かないうちに心のどこかに負い目が残ります。何度かそれが繰り返されると、どこかで流れが逆流するときが来ます。そのときが保険契約のクロージングのチャンスになるということは言えると思います。

経費でお客様に負担が大きくないプレゼントを用意することは、営業の本質的なコツかもしれません。保険営業の経費が自分持ちになっているのは、かなり経費を使う業界というだけではなく、自腹で経費を払うことで、営業活動に気合が入るということもあるように思います。保険営業では経費をケチれば、その先はやはりじり貧が待っていると言えそうです。

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