兄弟姉妹に贈与|公平か内緒か、間違うと一大事。

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兄弟にどう贈与するか公平主義か秘密主義か、内緒にすべきか誰しも悩むところです。

子どもに贈与する場合独りならよいのですが兄弟姉妹がいる場合は公平にしたくてもそうはいかないケースの方が多いですね。

もともと嫁にいったり独立したり、これまでにかかったお金もみんな異なります。そこへきてそれぞれの子らの事情も違います。

就職がなくて金に困っている子、始めたものの事業に行き詰まっている子。比較的安定した生活をしている子も子供の進学とローンで苦労していたりします。

我が子といえども相性があり好き嫌いもあります。とても平等にはできないのが普通です。同じ金額を贈与しても不公平に思うのが人の人情、あげなきゃよかったとなることもままあります。

結局自分の気持ちに素直にあげること、しいていえば秘密主義で思いだしたように不定期にあげることが争いを少なくするコツでしょうか。秘密主義とは平たく言うと内緒ということです。

親不孝┃この子にはあげたくない贈与。

中小企業の経営者は公平より企業継続を優先すべきです。

ただ自社株評価が高くて事業承継に苦労している中小企業のオーナーはもっと計画的に展望を持って取り組まないと会社の存続にかかわります。特に兄弟間の後継者争いが起こらないようきちんとした絵を描いておくことが肝要です。

普通の家庭なら兄弟平等にということもあるでしょう。田舎では家制度の考えが残っていますからまだ長子相続、たわけもの(田圃を分けるのは馬鹿者という意味・取れ高が少なくなりどちらも立ち行かなくなるから)ということもあったりします。

会社経営でも平等は事業承継を危うくすることにつながります。後継者を決めれば資金を集中する必要があります。他の兄弟には遺留分放棄をさせてでも、とまで考える経営者すらあるのです。

兄弟と言えども平等は少しも平等にならない場合もあります。それゆえ秘密主義もやむを得ないこともあります。贈与といえども立場立場で一筋縄では行かないのです。

贈与、贈る気持ちともらう側の腹積もりが複雑怪奇。

贈与は孫にするとゼッタイお得な理由。

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