かんぽ生命の異次元から解約返戻金まで実話です。

かんぽ生命の異次元、妙なタイトルを書いてしまいました。

巨大な資金力を誇る半官半民の企業です。分割民営化されたとは言いますがお相手させていただくと民間の保険会社とはとても思えません。

CIMG190310年ほど前ですが法人で10年満期の養老保険を社員にかけている会社がありました。いわゆる福利厚生を前提として社員全員を対象とするハーフタックスですね。

10年満期では満期のたびに意味のない雑収入が発生し出口対策としての退職金設計にもなっていません。それで担当者に払済にする相談を持ちかけたら意味が通じないのです。

よくよく聞くと簡保さんの世界では料済(リョウズミ)と言うそうです。10年満期では困るので歳満了はないかと聞けばまた意味が通じません。説明すれば意味はわかりますが、対応できないとのこと。

また割引システムが複雑になりすぎて保険料の間違いが時々発生しました。時々と言っても金融機関ですから驚くほかないです。保険とは言え別世界です。

それじゃ解約するといえば解約請求書はかすれた使い回しのコピーなのです。料済保険証券の金額は手書き修正です。

これにも驚きましたがその数年後、払済も歳満了も通じるようになりました。民間の保険会社程ではないですが、解約返戻金や満期金は比較的速やかに入金します。

でもかんぽ生命は窓口担当者がよく変わりますし、かんぽ生命内の名寄せシステムも不完全です。リストに抜けている契約があることを指摘すると取り扱った局が違うのでと普通では有り得ない説明をします。

最近では外資系の生保も扱えるようになりましたというから提案を依頼すると持ってきた担当者は未だいません。自信がないのか上司に売り止めされているのか不明ですがね。

それで嬉々として解約手続きをしてくれます。かんぽ生命として次の売り込みがないのは私としては拍子抜けします。

ただ申し上げておきますが来る営業は誠実な感じの良い青年ばかりです。たまに付いてくる上司の頭は完全簡保で武装しています。

県民共済のデメリットを謎解きすると見えてくる間違い。

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