生命保険に正解はないが経営も正解はない。

生命保険に正解はないが経営も正解はない、わかったようなことを申し上げて僭越ではありますが、人生において長い目で見てこれが正解だと言えることはまずありません。

良いことには必ず反面性があり落とし穴があります。悪いことはそこから学びがあり成長があります。

経営も正しい基本手順や王道があるわけではなく、平たく言えば泥縄です。次から次へと起こる問題を乗り越えて気が付いたら何年が経っていたということが実感でしょう。

実際の現場ではコンサルタントの言うような具合には生きません。あらゆる問題はケースバイケースで、決まったフレームワークで解決ができるほど生やさしくはありません。CIMG2039

法人保険を設計していても予測の不確実性には驚かされます。思ったようにいくことはむしろ希であり見直し、軌道修正が必要になります。

また生命保険経営と同じで二面性があります。ある場面ではメリットであったものが状況が変わるとたちまちデメリットに変わります。

少ない保険料で大きな保障を得ることを考えると初期低解約返戻金型の保険を選ぶと思います。

見た目は確かに普通の保険より効率的に見えますが、万が一の資金需要や経済環境が変わったときには救いがたい結果になります。生活環境が変わり保険料が払えなくなり解約すると大きく損を出してしまいます。

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法人保険でも個人保険でもメリットとデメリットは背中合わせになっています。

それ故に同じ保険をある営業が説明するととっても素晴らしいメリットいっぱいの商品に見え、別の人が説明するとデメリットが大きいことに気づいて困惑することがあります。

また人生のある時期では適切な保険であったものが、今や状況が変わりお荷物保険で解約もままならないと言うこともあります。

法人保険のメインの役割は緊急予備資金。

人それぞれ、時期それぞれで生命保険の価値は変わると言うことなのです。

だからこそ保険の知識だけでベストなアドバイスができるというものでもないのです。

法人保険にしても経営の仕組み、財務諸表、企業の社風、事業承継、経営者の考え方があって保険設計が成り立ちます。

他の金融商品と生命保険の違いは奥深さ、多様性にあります。ここを押さえると幅の広い提案が可能になるといえるでしょう。

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