生命保険の選び方は加入条件で決まる。

生命保険の選び方は加入条件と保険の目的で決まる。

法人でも個人でも生命保険に加入するにはまず目的を明らかにせよとは何度も申し上げました。これがわかっているようで理解できていないケースがあまりにも多いのです。

CIMG1726個人でいえば普通には保険に加入するとき守りたい何かがあるはずです。守りたい何かと言えば愛する家族です。自分に万が一のことがあった場合に残された妻や子が苦労せずに生きていくための資金を用意するのが生命保険の役割です。

くどいようですが、

後に残された家族が悲しみを乗り越えて生きていくための保障、この一点が生命保険の目的であり神髄と言えるでしょう。

生老病死を目の当たりにすれば生命保険の真価は私情抜き。

それ以外の生存給付型の保険(ガン保険とか医療保険など)は悪いとまでは言いませんが保険の目的からすれば的外れと言わざるをえません。

ここが押さえられていれば生命保険の選び方に道筋ができたことになります。

生命保険の加入条件を考えるとき目的がわかっていないと加入条件の設定が出来ないのです。それで生命保険を設計する人はその人の家族構成、資産状況や人生設計、ライフプラン・イベントをお尋ねするのです。必要な保障額の算定には基礎となる数値が必要です。

ここを誤ってしまうと保険の選び方を誤ったことになります。例えばです。保険ショップでおすすめの医療保険に入って事足れりとした人が、運悪く交通事故やら病気で亡くなった時、死亡保険金は出ないのです。

後に残った妻や子はどうして暮らしていけばよいのでしょう。

亡くなった人は生き返りませんが、保険金さえあれば、そのお金で子供を学校に通わせ大学を卒業させ一人前に育てることができます。それができればまだ一つの救いと慰めがあると言うものです。

まずは自分の生命保険の加入条件を整理することから始めます。

生命保険の目的が家族の保障であれば、というか家族の保障でなくてはいけないのですが、この辺を試算することで必要な保障額を算出し夫婦で納得できる金額に落とし込むのです。一般的な概算で子供一人なら妻と子が一人前になるまでに3,500万円、二人ならざっと5,000万円が必要だと言われています。CIMG2233

もちろん国公立と私学では大きく違いますし、文系と理系でもかなり差が出ます。自宅からか下宿(今は賃貸の学生マンションですか)かでも大きな差が出ますのでそれぞれは将来設計に合せて試算してみることが大事です。

この試算を基に保険を設計し保険料を検討するのです。ほとんどのケースで希望通りの保障を付けることは難しくなります。

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必要額を見直し切り詰め、夫婦で納得したところが保険料の落としどころです。もちろん保険の目的に合致していることが前提です。

親に財産があるケースや奥様が働いているケースなど必要な保障額は人それぞれであり、見事に千差万別です。同じ保険で対応できるものではなく基本的にそれぞれのケースに合わせたオーダーメイド保険になるのが本当です。生命保険というものは的を外すと笑えない結果になる理由をご理解頂けたでしょうか。

これは法人保険でも事業保障という目的においては同じであり、必要保障額を算定し保険を設計するのです。加入条件の第一には必要保障額の積算です。

保険の目的を考えることは、残念ながらそのことを知らなければできないのです。

とすれば保険の目的をとことんまで確認してくれるアドバイザーがよいことになります。いかにお客様第一であろうとお客様のニーズがどうあろうと、保険の目的を明らかにしそこにある真のリスクに気づかせてくれるアドバイザーこそが信頼に足ると言えるでしょう。しいて言えば、

生命保険の選び方は保険の目的を気づかせてくれるアドバイザーの選び方でもあります。

生命保険は誰に相談するか┃選び方まとめ。

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