贈与税の税率話法には大きな嘘がある。

贈与税の税率は高いと思い込んでいませんか?

贈与税の税率話法には大きな嘘があるものです。保険を買う側としてはいろいろなセミナーやプロのアドバイスを聞きます。関係の書籍も読み漁ります。正しい判断をするためにネットをフル活用して情報収集をします。

おかげで保険に関しては税理士の先生はもちろんのこと半端な保険代理店以上に保険の情報通になりました。とくに買う側は一社専属ということはありませんから乗合代理店以上に各社のフェアな情報を得ることができます。

その結果言えることは、どこが主宰するセミナーであろうと、だれが執筆した書籍であろうと目的は顧客誘引でありビジネスですから真実から離れたあおり話法がまかり通っています。公平に情報提供してくれるセミナーなど幻想というほかありません。

そんなセミナーではおもしろくもないしビジネスとしてお金も動きませんからね。これは買う側からすれば大きな嘘の構図です。気を付けなくてはならないところです。

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例えばある書籍には『単純に現金を生前贈与しようものなら、金額が増えれば増えるほど、その税金は驚くほど高額になります。贈与税の最高税率も相続税と同じように55%まで上がっており、贈与額が3000万を超えた段階で、受贈者の手取りはほぼ半分以下になってしまうのです。』とあります。CIMG2102

知らない人が読めば大変なことの様に思ってしまいます。完全なあおり話法です。確かに3000万円超の贈与税率は贈与税率表で55%になっていますが、超過累進課税という仕組みですから枠を超えた分だけに高い税率が課せられるのです。

税額を調整するために税額控除も設けてありますし110万円の基礎控除もあります。正しくは3000万円の贈与税は一般の贈与で39.83%であり20歳以上の直系卑属への贈与であれば34.52%となります。一度計算してみてください。

それよりも何も3000万円も一度に贈与するなんてことは誰もしません。暦年贈与で分割する訳ですからあり得ない税率であおっているとしか思えないところです。

例えば多めの贈与をする場合でも500万の場合、一般贈与で贈与税率10.6%、20歳以上の直系卑属への贈与であれば贈与税率9.7%にすぎません。

◆贈与税の税率は高くない何度も言うが贈与税は高くない

実はこの話法があふれかえっているのです。贈与税や相続税の税率表で超過累進課税の仕組みを説明せずに税率部分だけを強調することでセミナー受講者の不安心理をあおっています。全くビジネスとは言えひどいもんです。

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買う側からアドバイスしますが、贈与税の税率表にダマされたらあきまへんで、ホンマに。

といえば知り合いの社長は数十億の資産家で相続税に怯えつつあの手この手に手出しをしていました。税理士法人の専門家に相続税を計算してもらっているにもかかわらず自分の相続税は55%かかり半分以上税金にもっていかれると思い込んでいるのです。

相続税を計算していても頭の中には相続税の最高税率が印象として残ってしまうのです。

それで無理から不動産投資をして評価減に走ろうとするのです。

ちょっと待った!

一次相続と二次相続の配偶者控除と基礎控除、生命保険控除などをきちんと説明し相続税にかかる本当の相続税率を説明すると自分の所得税よりはるかに安い税率であることに気が付き安心するといった有様です。

何度も聞いていても分かっていないのです。「これやったら相続税を納税したほうが得やがな!」その通り、節税対策より納税資金対策です。そこまで言わないと真実が見えないと言った現実の例もあります。

暦年贈与のデメリットが意外と大きい理由を説明すると。

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