生命保険でクリアできる引退間際のオーナー経営者の本音。

生命保険でクリアできる引退間際のオーナー経営者の本音について経験則を申し上げます。

オーナー経営者の本音部分と法人保険との相性はとっても良いのです。切り口はオーナー経営者の悩みと本音ですが解説には保険が絡みます。

60歳から70歳ぐらいのお年になると事業承継セミナーなどに参加され頭の中に「引退」の文字が浮かび始めます。このお年頃になると「功成り名遂げて身退くは天の道なり」とは申しますが、実情はいくら資産があっても引退間際になるとオーナー経営者の悩みは尽きません。CIMG1819

後継者に会社を任せるとは言ったものの何もわかっていない経験不足の後継者に不安は募る一方です。口は出さないと宣言したものの大人しく見ていられない苛立ちが渦巻いています。

できれば自分が指導したいが口を出すと反発があるので、できることは万が一の備えとして保険でカバーしておくより選択肢がないというわけです。

① 後継者に会社を任せるのはまだまだ心配。

何かと自分とは違う新しいことをやりたがる後継者、リスクをとれば利益は見込めるかも知れないが継続企業という視点からハイリスクです。万が一の緊急予備資金としてまた事業保障として法人保険は有効な手段です。

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② 自分が心血注いだ会社は残して欲しい。

M&Aの道もあったが社員や関係者の生活を考えて会社をどうにか守ってきたという自負があります。自分一代でここまで育ててきた会社、自分の人生であり分身でもある会社を人手にわたすようなリスクは避けたいと思うのは当然の心情でしょう。

③ 世の中のルールなど穴だらけ、馬鹿正直が損をする。

経営では教科書や手順書があるわけでなし、法律も世間常識もコンサルタントのアドバイスすら当てにできないもの。信じられるのは自分だけであり世の中の決まり事を杓子定規に守っていては会社守れない。世の中のルールより生命保険の解約返戻金の方がよほど確実で信用できると言うのも無理からぬところです。

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④ 税務署も労基も公務員は身の保身第一。

敵に回してはいけないが仲良くしすぎてもいけないのが公務員。強気に出れば引っ込むし下手に出ればつけあがるのでつきあい加減が難しい。しかし公務員のさじ加減はやたら大きいので経営においては駆け引きも大事です。CIMG2062

⑤ 経営は日々泥縄辛抱と始末が大事。

どんな企業も内輪は問題山積、一つ間違えると一大事をだましだまし乗りこえるのが経営。諦めず用心深く、お金は始末が第一です。入るを量りて出ずるを制すればすなわち残るものが儲けです。経営でケチ精神は何より大事な心掛けと言えるでしょう。

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⑥ 人を動かす力は金と権力。

社員も家族も関係者は基本的に面従腹背、金と権力が人を動かします。これは人間社会の法則です。金の切れ目が縁の切れ目とならないようリスクに備えた法人保険こそいざというときのキャッシュであり強い味方です。

⑦ 相続税ほどばからしいものはない。

払いたくない税金の中でも相続税ほどばからしいものはありません。中小企業はまともに相続税を払っていたら存続できません。あの手この手で相続税の節税を図ります。中でも法人保険のテクニックを活用して相続税をできる限り安くすませることが事業承継を乗りきる有効な手立てとなります。(具体的な手法は各ブログに散在しますのでここでは触れません。)

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⑧ 贈与をすれば無駄遣いが心配。

贈与を活用すれば節税できるのはわかっているが後継者に現金を渡せば無駄使いが心配。保険にして名義変更しておけばその時は感謝されないけどひとまず安心です。緊急事態にはキャッシュに早変わり、ありがたい生命保険の仕組みを活用することが大事です。

⑨ まだまだやれるのに遺言など書きたくない。

自分はまだまだ元気、まだまだ後継者を指導しないと安心できないというのがオーナー経営者の本音です。やいのやいの言われても遺言などまだまだ先でよいと考えてしまいます。資産を整理することは大事だが割り振りをあわてて決めることはない、自分はまだまだ長生きするはずであると思うのも体が動くうちはそう考えて当然です。でも体が弱ると遺言のことを考えるのが億劫になるようです。

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⑩ 信用できるのは自分だけ最後まで金は離したくない。

金のことに関しては家族といえども言うことを信用してはいけないと思っています。何と言っても信用できるのは自分だけ、相続対策を早くやりすぎて金を手放すと金の切れ目が権力の切れ目となり果ては縁の切れ目にもなる可能性もあります。慌てないことです。

⑪ 裏切らないのはお金と保険だけ。

まさに裏切らないのはお金と生命保険だけです。お金はそのまま相続財産として残すと色がついていないので何かと分割に際しては厄介です。保険なら受取人指定で争いのネタになりません。裏切らないのは唯一保険だけとは厳しい現実ですが、保険会社が第三者として契約を粛々と履行しますから安心できるわけです。

経営者の本音を思いつくままに列挙しました。経営という仕事は決して楽な仕事でもありませんし。時として厳しい決断も求められます。責任も重大ですし気の休まる時もありません。さりとて尊敬されるか、感謝されるかといえば必ずしもそうとは言えない面もあります。

言ってみれば経営とは孤独を覚悟することでもあります。このブログの立場上、せめての助けに法人保険は有効であると申し上げておきます。

引退間際の経営者の本音は、やめたくはない。

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