終身保険を法人契約する価値はあるのか!?

終身保険を法人で契約することの価値についてまとめてみました。

・終身保険とは読んで字のごとく一生涯に渡り死亡保障が継続する保険です。

保険料の払い方は歳満了(さいまんりょう)、終身払い、短期払い、一時払いといろいろCIMG2025あります。

歳満了とは保険料の支払いを一定の年齢(たとえば60歳)で満了し死亡保障は一生涯続くというものです。

終身払いは保険料の支払いも一生涯、死亡保障も一生涯というものです。

短期払いは10年とか20年の短期間に保険料の支払いを終え死亡保障は一生涯となります。

一時払いは言うまでもないと思いますが最初にまとめて一度に保険料を支払います。

・どのケースでも法人で終身保険を契約すると保険料は全額資産計上となります。

全額資産計上とは税引き後の利益から保険料を支払うことになりますから有税で保険料を負担していることになります。

損金がもてはやされる法人保険では全額資産計上の終身保険は人気がないように思います。法人で終身保険を契約することは価値がないのでしょうか。

かってのお客様で染色会社の社長さんでしたが、一億円の単体終身保険に加入されていた方がありました。

定期保険も付いてなければ特約も一切なし太い終身保険が一本だけです。損金保険隆昌なりし頃に全額資産計上です。

その頃は事業にまだ勢いが残っており法人税の実効税率と内部留保金課税があり実質的に5割近い税率になっているのにです。

・損金話法で保険を売る側では理解しがたい選択ですが買う側にも理屈があります。

その時は損金で落とせてもピークになれば解約するしかなく結局、解約返戻金が雑収入になり課税されるのだから同じこと、むしろ保険会社の取り分だけ損をするという考え方です。一理ありますね。

・終身保険は保険と貯蓄を兼ね備えています。

つまり払込保険料に対して解約しない限り損をすることがないという特色があります。

よく言われる掛け捨て保険ではないということです。ですから事業保障と考えれば解約を前提としていませんから保険として貯金しているついでに保障がおまけで付いてくる感覚です。

損金保険の代表格である定期保険と終身保険の本質的な違いは保障に重きをおいているか保障プラス貯蓄機能も働くかの差でしょうか。

先ほど述べたように、終身保険は保険料が全額資産計上となりますから有税で積み立てていることになります。

当然の結果として出口では雑収入が発生しにくくなります。

妙な言い回しですのでもう少し詳しく解説すると終身保険の出口とは死亡保険金か解約返戻金になります。CIMG1654

今時、解約返戻金が払込保険料を上回ることは難しいですが、一時払いや短期払いでは解約返戻金が払込保険料を上回ることがあります。

この差額は雑収入になります。死亡保険金は払込保険料を大きく上回るのが普通ですからこの差額も雑収入になります。

全額損金の保険などでは解約返戻金は全額が雑収入となり課税の対象となります。

それ故出口対策に役員退職金という手が出てくるわけです。出口対策のあてがないような企業やそういう知識が不十分な企業では終身保険のほうがお得な気がすることが選択肢を狭くしているのですね。

お金があれば終身保険はありがたい保険です。特に個人契約だと損金に意味がなくなりますから積立型の終身保険や養老保険は損失リスクが低いので価値があります。

保険はもともと良し悪し善悪を考えるというよりその人ごとの考え方が大きく影響します。よい保険悪い保険は主観で決まる事が往々にしてあるということです。

そういう意味においては終身保険を法人契約することも事業や納税意識に対する個人差のようなものと言えるでしょう。

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