生命保険の受取人変更でかかる税金をわかりやすく。

生命保険の受取人変更でかかる税金をわかりやすく。

一般に金融商品は、被保険者も受取人もなく契約者がすべての権利を持ち、判断します。しかし生命保険には契約者以外に受取人があり、それによって課税関係が変わります。安易に変更すると、納税額が増える場合がありますから、受取人指定は慎重な判断が必要です。

■生命保険の受取人変更手続きを具体的にわかりやすく。

◆ 相続税がかからなければ、受取人変更は贈与に注意。

相続税には基礎控除があり、死亡保険金控除という非課税枠があります。多くの相続では、相続税がかかることはありません。相続税がかからなければ、受取人変更にかかる課税関係で注意すべき点は、贈与にならないようにすることだけです。 続きを読む

生命保険の受取人指定は遺言書より確実な理由。

生命保険の受取人は遺言書より確実なのに自分が受取人であることに自覚がないのです。

CIMG2426残念なことですが本稿に興味を持ち検索されるのは主に契約者の方であり、被保険者や指定された受取人はその時まで関心があまりないのが普通です。

生命保険の受取人に警鐘を鳴らしたいと思っても、どうも効果は薄いようなので契約者の方に受取人指定の機能がいかに有効で卓越しているかを下記の4項目でご説明申し上げたいと思います。

① 生命保険は契約者の意思で受取人が指定できる。 続きを読む

生前贈与でもめずに節税できるはずがない。

生前贈与でもめずに節税できるはずがないとは情けないですが、贈与の難しさです。

生前贈与の対極にあるのが相続ですが、生きている間に贈与する相続税対策あるいは相続対策として生前贈与にはいくつかの方法があります。

基本的には「贈与税がかからない生前贈与まとめ」にリスト化しました。

ただそれは生前贈与の方法論であって実際の場面ではそれぞれの思いや経済事情があり、関係者の内には心情論が渦巻きます。あえて「生前贈与でもめずに節税できるはずがない。」と申しあげたのはそういう事情こそが生前贈与の障害になると考えているからです。 続きを読む