遺言書とはグレーなものに白黒をつけること。

遺言書とはグレーなものに白黒をつけること、自分の思いに決着をつけること。

遺言書を書いておかないともめることが予想される家庭や、遺言書がなければ事業承継が混乱する経営者が大勢いらっしゃいます。遺言書を書くということは自分の人生の総まとめでもあります。

遺言書に手がつかない原因は??

それでも遺言書にはなかなか手がつかないものなのです。何故なのでしょう。よく考えてみれば遺言とは財産の振り分けを決めること、さらに言えばもらう人である相続人の評価を決めることでもあります。そこに遺言書に取り掛かるハードルの高さがあるように思います。

遺言書は誰が見ても同じ判断ができるよう正確に!!

遺言はできるだけ正確に財産分与を指定できなければ意味がありません。遺言の書き方でも相続人Aに1/2のような書き方ではなく不動産単位、預金単位、あるいは生命保険単位で指定する方が明確になります。

法定相続割合は遺言には関係がない!?

cimg2517遺産分割では法定相続の割合が影響を与えてしまいますが、遺言書を書いて財産分与を指定するなら法定相続割合は関係がありません。自分の築いた財産を分けるわけですから被相続人の自由であるのは当然のことです。

遺言書がないと法定相続割合という考え方が出てきます。これも相続人全員が納得すればどんな分け方でも構わないのです。

なのに法定相続割合が妙に幅を利かす原因は、遺留分の算定基礎になる割合が法定相続割合だからではないでしょうか。

遺言では法定相続割合にこだわらない!!

割合にこだわりすぎずに単位毎に指定する方が分かりやすく分けやすいのです。遺言書の法的効力、個人の遺産を引き継ぐには家庭裁判所の検認を受けた遺言書が必要です。遺言書が無ければ遺産分割協議書が必要になります。

預金でも株でも不動産でも同じことです。財産の帰趨が明確に立証されないと金融機関は手続き出来ないのです。生命保険では相続人全員の実印を求める差入証まで有ります。

遺言はグレーなものに決着をつけること!?

グレーなものとは遺言書を書こうとする被相続人の思いです。財産の整理は手間こそかかりますが、もともと自分のものですからリスト化するのはそれほ面倒ではないと思います。

でも気持ちの整理は難しいものです。そこに特別受益寄与分が絡んできますから、さらに難しくなります。しかし法的に有効な遺言書というものは相続の切り札になります。

遺言書がなかったり無効な遺言であると相続人間で無用の軋轢(あつれき)が発生します。気持ちに決着をつけて、頭も体もお元気なうちに遺言書を書いておくのは親としての務めでもあるでしょう。

以下はご参考までに。

◆遺言書は今年のお盆に、そこまで言う理由をまとめました。

◆お盆は欲ボケ争族、エンディングノートより遺言書が重要な理由。

◆遺言書は元気なうちに遺書は間際に生命保険は早めに!

 

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