おひとりさま相続とおふたりさま相続。

おひとりさまとおふたりさま相続の行く末。

生涯結婚しない人の割合が増加しています。おひとりさま相続の行く末は下記のページで考察しました。争族にはならないもののたった一人で迎える人生の終末についてあれこれ考えると相続にかぎらず一抹の不安感がよぎります。

相続420億国庫へ┃お一人様相続の行く末。

ところがおひとりさまだけでなく、結婚しても子どもがいないおふたりさまというケースでも、同じようなことが起こります。いずれはおひとりさまというわけです。

CIMG3071人間は誰でも、たとえ一人になっても、病気になっても、認知症になっても、体力が衰え車いすになってもとりあえず死ぬまでは生きていかなくてはなりません。

老後を心豊かに過ごすことは皆様が望むことではありますが、なかなか未経験ゾーンですから、適切なアドバイスの言葉が見つかりません。

このサイトではおひとりさまおふたりさまの相続で考えておくべきことを整理しました。せめて悩みの一つくらいは解消できれば甲斐があるというものです。

◆ 独身ならおひとりさま相続、子どもがいなければおふたりさま相続。

独身のおひとりさまは、体力があり元気なうちは勝手気ままに暮らすことができますから煩わしいことはあまりないと思います。でも先のことを考えると気が滅入ることもあるのが普通の心理でしょう。

年を積み重ねるにつれて介護の心配、遺産の心配が重くなってきます。遺産は多くても少なくても心配の種になります。最後は一人という覚悟はできていると思いますが、心のどこかに弱気の虫が頭をもたげます。

財産はそんなに多くなくてもそれなりの遺産は誰にでもあると思います。死後のことはもはや関係ないとはいうものの、遺産の処分については遺言書で指定することで憂いのいくばくかは消える可能性があります。

親族がいれば兄弟姉妹や甥姪に相続権がありますが、それもいなければおひとりさまの遺産は国庫に入ります。それがいやなら世話になった第三者や団体に寄付するときは遺言書で指定することができます。

◆ おふたりさま相続の落とし穴。

子どもがなくておふたりさまになると遺産相続では注意が必要です。配偶者がなくなったときに相続人としての子どもがいないと親兄弟が相続人として登場するのです。

CIMG3072これは遺言書などでしっかり対応しておかないと、残されたおひとりさま配偶者が泣きを見る落とし穴です。

配偶者の急死などによる遺産相続上のもめ事も実際多いのです。

普通の子どもがいる場合の相続では祖父母兄弟姉妹に相続権はなく、当然遺留分はないのです。

ところがおふたりさまの相続の場合には妙な相続人が登場するのです。

子どもという相続人がいないばかりに、もともと相続に関係がない親族に相続権が発生します。

おふたりさまの場合、連れ合いが亡くなったとき遺言書で指定していなければ無情にも法定相続となり、財産すべてを受け継ぐことができなくなるのです。

場合によれば遺産相続協議になり、住む家を手放して他の相続人に分割する必要も出てきます。

・子がなくて配偶者だけの時、親も相続人になり、配偶者が2/3、1/3が親の権利になります。
・子がなくて親がいない場合兄弟姉妹が登場します。配偶者が3/4、1/4が兄弟姉妹の取り分になります。

親族であろうとも、日ごろ懇意にしていようとも、お金の前には人が変わるということを胆に銘じておいてください。正規の遺言書さえあれば口出しできないのですから、くれぐれも抜けのないようにと申し上げておきます。

◆ おひとりさまとおふたりさまの生命保険

おひとりさまに必要な保険は死亡保険ではなく生前給付の医療保険ということになります。医療保険に入るべきと申し上げているわけではなく余力があれば医療費の積立くらいのつもりで加入することです。

無理をして加入しても、長期的な損得から言えば得になる事はまずありません。がん保険なら多少は意味があるかもしれませんが。

おふたりさまの場合は、死亡保険金が助けになる事があります。配偶者の生活が維持できる程度の生命保険をかけておくのが安全です。

あまり老いてからは生命保険の被保険者としては適任ではないですし、保険料もお高くなりますから早いうちに老後を見据えた生命保険を考えておく必要があります。

おひとりさまで、もし自分の死後に残るかわいいペットがいれば、面倒を見てもらう信用できる人に遺言書で指定しておいてください。

おひとりさまの場合、甥姪は兄弟姉妹がいれば相続人にはなれないので、甥姪に相続させたい場合は生前贈与か遺言書で指定してください。

◆  まとめ

おひとりさまもおふたりさまもこれからの時代はどんどん増加します。自分がおひとりさまかおふたりさまかを自覚し起こるべき相続問題に早めに対処しておくことが何より肝要です。日常では思いもしないリスクが相続には隠れています。また人間の本性がむき出しになるのが相続です。もちろん生命保険の見直しも含めてということがこのサイトの趣旨ではありますが。

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