法人保険を制するものは企業財務を制す。

法人保険を制するものは企業財務を制す。

法人保険の真の目的を理解するには経営の泥縄を理解しなければならないと言えます。

CIMG3107◆ 中小企業経営は泥縄

中小企業の財務などと言うものは荒海の小舟のようなもの、儲かるときもあれば厳しいときもあります。

景気や為替、世間のはやり廃りという荒波にもまれて、浮きつ沈みつ資金が途切れれば船頭たる経営者もろともに海の藻屑と消えます。

創業しても10年以内に消える企業は95%以上、現実を見れば経営という世界は如何に厳しいものかがわかります。

法人保険で損出し節税、益出しすれば赤字が黒字に。

◆ 経営に最重要なものはキャッシュフロー

企業経営の存続に必要なものは利益ですが、さらに突っ込んで言えばキャッシュフローです。利益が出ていてもキャッシュがショートすれば企業は存続できません。

中小企業の財務は会社が好調なときに利益をいかに残すかに腐心しなくてはなりません。必死で生み出した利益を少しでも蓄えることが重要なのです。

その目的にピッタリ適合するのが法人契約の生命保険です。

法人保険の出口対策プランは事業の中長期戦略である。

◆ 法人保険の目的と機能

保険の機能は保障だけではありません。予定利率の良い頃は貯蓄機能もありましたが、今はそれも期待できません。

法人保険の機能には課税の繰り延べがあります。出口対策がしっかり組めていれば節税効果が高くなります。特に全額損金商品を活用すれば支払保険料はすべて費用化でき、解約返戻金はB/Sにあらわれない簿外の資金となります。

経営が順調であれば時機を見て解約返戻金を投資にあてたり退職金等に回せば節税効果が大きく、キャッシュフローピンチの時には解約して経営資金として活用できます。

それゆえ法人保険の山場は決算前、どれだけ利益を落としたいかが思惑の出発点となります。法人保険を検討するとき利益が出ていて今後もある一定期間利益が出続けることが大前提になります。

法人保険の目的の第一は事業保障という当たり前を噛み砕くと。

◆ 法人保険の格言

法人保険活用の有効性は「保険は相談するな!」各ページに書いておりますので、ここでは個別の法人保険活用情報は割愛しますが、hokenfpの主張をわかりやすい言葉でまとめました。(どこかで聞かれたことがある言い回しですが、気にしないでください。)

中小企業経営の失敗における70%の要因は、事業主が将来のキャッシュリスクを軽視し簿外に利益を蓄積しないことにある。(hokenfp)

失敗する中小企業経営のうち、80%は事業主の法人保険のスキルと知識不足が原因だ。(hokenfp)

生命保険で簿外積立の効果。

◆ まとめ

中小企業の経営を存続させるかどうかは、今日のこの瞬間も含め、経営者たるあなたの選択と行動にかかっていると言えるのではないかと思います。

経営者は利益が出たときこそコスト削減を徹底し、法人保険で簿外に緊急予備資金を蓄積すべきなのです。それが長期的に生き残る経営者の知恵と言えるでしょう。

利益が出たときに安易な投資や大盤振る舞いをすると、それが将来の手かせ足かせとなり、やがて座して死を待つ経営者へとつながることになります。

法人保険は中小企業の経営にとって、とても優れた金融商品なのです。うまく活用すれば経営者の大きな安心材料を提供することになると思います。

保険料は保険積立でもキャッシュアウト法人保険もほどほどに。

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