保険に限らず何ごとも専門家。

保険に限らず、何ごとも本当の専門家に相談。

(副題:節税特化型保険営業の危機)

CIMG3472法人保険に限らず、会社の財務でも労務問題でも、また補助金などの申請でも素人がネットで情報を収集すればある程度のことまでできるようになりました。

ネットがない時代、有資格者は別格の専門家として頼りにされてきましたが、様変わりしました。

有資格者の専門家としての価値が低下し、分野を特化した専門家の価値が上がってきました。たとえば税理士さんでも得意分野があります。経験的に申し上げれば決算専門の税理士さんは相続対策の経験は少ないですし、不動産を活用した節税にも明るくないです。ところが不動産評価に強い税理士さんもいます。

法人保険でも販売する代理店はお得意のパターンをもっています。当然ながら得意でない保険商品に対しては知識も少ないですがなにより熱がはいりません。ゆえに何ごとも専門家、それも特化型の本当の専門家でないとベストな選択はできないようです。

 ◆ 本当の専門家はわずかしかいない。

仕事柄(hokenfpは保険ブログが仕事ではありません。)いろいろな専門家や情報源と接します。その中でも詳しい専門家が時折いらっしゃいます。

先日も貴重な話を聞く機会がありました。何事も専門家、しかし実感として本当の専門家はわずかしかいません。弁護士でも税理士でも有資格者として知識だけでなく継続的に情報収集や勉強をされていると思いますが、万能ではないのです。

得意分野がありそれを外すと一般的知識にとどまることが多いようです。士業の先生方に相談するにしても相手の得意分野、経歴、実績を見た上でないと奥の深い相談はできないのです。もちろん保険分野においても同じようにプロといってもピンからキリまであります。肩書きで相手の能力を測ることはできないように思います。

生命保険は一人の専門家よりセカンドオピニオン。

◆ 特化型の専門家でセカンドオピニオン。

ただ特化型の本当の専門家に出会うにはそれなりのアンテナとネットワークが必要です。

自分が抱えている課題を解決する提案ができれば良いのですが、経営者はもっと良い解決策はないかと模索します。通り一遍の解決では満足せず踏み込んで行くからこそ経営者なのですが、その結果として提示された提案のウラをとろうとセカンドオピニオンを探します。

こういう貪欲さが本当の専門家に出会う機会を拡大します。本当の専門家に出会うには思いのほか手間がかかります。

保険代理店でも同様です。税理士顔負けの税制情報に明るい代理店もいます。とにかく情報が早い代理店もいます。相手の人格と人間性、知識の奥の深さはさまざまです。法人保険は事業保障の設計だけが目的ではありません。

相続・事業承継、財務などにも明るくないと強引なおすすめしかできないことになります。それはそれでGNP(義理人情プレゼント)戦術ですからよし悪しは言えませんが、専門的な情報が加われば鬼に金棒となります。

税理士の先生も生命保険は利益相反。

◆ 特化型営業で自分ブランドを構築。

特化型の専門家は、得意分野を絞り込みます。そした○○なら誰それという自分ブランドを構築します。

買う側から言えば保険に限らず何ごとも専門家を見つけることですが、売る側の立場から言えば、いかに得意分野に特化した自分ブランドを構築するかが生き残りのポイントのように思います。

今後、法人保険は大きく変わることが予想されます。まるでGoogleアルゴリズムのアップデートのようにルールが変わりお金儲けの山が動いてしまいました。節税に特化した代理店の危機とも言えると思います。さて、今後、法人保険では何に特化するか悩ましいところです。まだ通達が出ていないので確定的なことは申し上られませんがが、今回のTax-savingアップデートは特化型保険営業の戦略転換を迫るものだとすら思っています。

保険説明はそのまま信用しないで裏を取る。

保険募集人のホントのお家の事情を暴露すると。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です