生命保険のT社にはピークリストがあります。
生命保険は売りっぱなしかと思えば代理店にもできない解約返戻金のピークリストがあるそうです。
短期で解約することを前提としている逓増定期ですら最低でも5年や6年はピークまでかかります。
なかなか5年先のピークを案内すると言ったって次の契約でも見えていないと出来るもんじゃありません。
もちろん同じ人が窓口でこまめで親切な代理店なら当然するべき案内ですが同じ人がいつまでも担当でいるとは限らないのです。
でもこのピークの案内がシステム的に出力されて担当が交代してもきちんと案内してくれる仕組みがある生命保険会社があります。
聞いて驚きましたがピークで解約しなかったら担当者が変わっても毎年ピークリストがでて案内をするそうです。それってすごいやんけ。
解約は契約者の意志と責任でするもので生命保険会社が案内するものではありません。保険会社にとっては解約は遅くなる方が有利です。
とすればなかなかのサービスです。でも納税協会で一緒になったT社の支社長はピークリストの価値を理解していませんでした。
とかくもめることが多い逓増定期ですから必要に応じて出てきた仕組みなのでしょう。国内生保でも外資系でもあまり聞かない保全サービスです。
ただ一社だけではどうにもなりません。その上返戻率を比較すれば他社に劣るということでは値打ち半分ですが、独自の付加価値サービスとしてアピール可能です。
でも生命保険会社が自社商品の解約のお勧めみたいで表立っては唱えないんでしょうね。
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