自殺に対して商法でも保険法でも保険金を支払う理由はありません。

CIMG1772保険と自殺、日本は自殺大国です。人口に占める自殺者の割合は世界一と言われています。

なにせ平成10年から一昨年まで毎年3万人超が自ら命を絶つ国です。

ようやく平成24年から3万人を切るところまできましたが、それまで14年間は世界に類を見ない自殺大国だったのです。自殺者の年代は60代40代50代の順になっています。働き盛りの末期に自殺が集中していることがわかります。

自殺する人の原因は一位が健康問題二位が経済的理由です。でも実際には自殺の理由は複合的なものです。簡単に自殺の理由を順位づけられるものではないですが、お金もなく健康もなくとなれば死に急ぐ気持ちもわからないでもないです。

保険では商法でも保険法でも自殺に対して保険金を支払う理由はありません。

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でもそれでは残された家族や従業員がたまりませんから、現実的には保険会社の約款で自殺免責は2~3年に設定されているところが多いようです。

ちょっと前では自殺免責は1年でした。自殺の決意を1年間持ち続けて実行する言うことはかなりの難事業だということでしょうか。

先ほど支社長と別れたD生命は珍しく1年の自殺免責です。法人に特化しているから自殺による保険金支払いもそれなりにあるようですね。

経済的に豊かになりながらも心貧しき国に住んでいるわけです。人と人とのネットワークや拠り所とするものがないことも原因のひとつでしょう。核家族化の進行で二人暮らし一人暮らしが増えてきます。田舎ならいざ知らず、都会やマンション暮らしでは隣人の顔も知らないような関わり合いの薄い時代です。とても保険でカバーできることではありません。

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