保険証券は、見せてと言われても気安く見せない。

保険証券は、見せてと言われても気安く見せない。

保険を買う側は手の内を明かさないこと、情報は相手を値踏みしながら小出しにする必要があります。

保険営業では保険証券拝見というアプローチがあります。保険証券を見せてと言われても気安く見せないことが、後々の煩わしさから逃れる方法です。

■保険営業がきつい現実、厳しさと挑戦を乗り越える解決策。

◆ 保険証券を見せては、保険提案の糸口。

確かに保険証券に記載されている内容は、保険の提案書よりはるかに情報が少ないので、素人が見てもわかることは基本的な最低限度だけです。

解約返戻金などもはしょってあるので、なおさらわかりにくいものです。それだけに保険証券を見せて、詳しく説明を聞きたくなるのも無理もないところです。

保険証券を見せるとなんだかんだといって、必ずそれよりよい保険提案と言うものがでてきます。情報を手に入れたら、商売なのですから当然といえば当然です。

そうなれば保険相談と言いつつも、相手のペースにはまったことになります。保険証券拝見というから、アドバイスかコンサルテーションを期待していても、気がつけばいつの間にやら保険の売込みに話が変わっています。

自分でわからなければ仕方がないですが、保険証券拝見と言われてあっさりと契約内容や財務的な手の内の情報を見せるようなことが、あってはならないと思います。

◆ 保険証券や財務情報は慎重に。

とくに法人の契約では、財務的な情報が入手できなければ保険提案は的外れになる事が往々にしてあります。この辺の見込みのつけ所、情報の出し方に注意する必要があります。

まして保険証券を提示するのは慌ててはいけません。相手の人となり経験・知識の深度・保険に対するスタンスを見極めてからでも遅くありません。情報は小出しに。

ただ、会社で契約する場合は、それなりのプロ代理店や税理士さんが絡むことがあり、保険証券を見せてよりよい保険提案を求める場合もあります。

◆ 見せてと言われても気安く見せない保険証券、まとめ。

ということは、裏を返せば、保険営業にとる保険証券を拝見できればある程度信用ができていると考えられます。今は、保険証券のない保険会社があります。生命保険は、仕組みが複雑になり、特約が多くなっています。保険証券を見ただけでは、見えてこない部分もあります。

見せてと言われて見せる必要はないですが、最初の提案書や毎年送られてくる契約内容のお知らせなどがあれば、さらに詳しく契約内容を知ることができます。

信頼できる保険営業であることに見極めがつけば、できるだけ詳細な情報やデータを提供した方が、精度が高いよりよい生命保険の提案が可能になります。

気安く見せないとは申し上げましたが、見切りどころの判断も必要です。また保険営業であれば、相手の心理を読んで対応することも必要になります。

生命保険を買う側の事情がわかる強みは他にない。

生命保険契約は敢えてその事を言い出さないと取れない。

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