SASになると生命保険に加入できないのか。
SAS(Sleep Apnea Syndrome/睡眠時無呼吸症候群)という病気があります。C-PAP(シーパップ)というヘッドギアみたいなマスクを鼻に装着して毎晩寝ます。
機械から空気を送り陽圧にすることで鼻からの呼吸を促進する仕組みです。鼻先からホースが伸びていて機械につながっています。
まるで動物園の象が寝ているような奇妙なスタイルで寝返りもはばかられます。いびきのかわりに機械の音がしますが家族にすればその方が安心するようです。
アレルギー性鼻炎とかがあると鼻が詰りC-PAPから出た空気が口に抜けます。点鼻薬で鼻を通しつつ枕元にお茶を置いて喉の渇きをいやします。
これを一生続けるのかと思うと社員旅行にも行けません。また毎月一回定期検診があるので通院しなくてはなりません。どこかで挫折しそうな仕組みです。
SAS患者は自覚症状があるとは限りません。寝ている間のことは覚えていないのですから本当に自分はSASなのかわからなくなります。
生命保険にも入れなくなりました。きちんと治療を継続すれば生活習慣病のリスクが低減されるのにおかしなことです。
と思って調べてみたら終身保険ではいくつかの保険会社から引受基準緩和型の生命保険が出ています。当然保険料は割増しになり条件が付きます。
告知事項も厳しくなりますが入れないことはないようです。家族がいてまだ子供にお金がかかる場合は必要な生命保険となります。そのほかではそうまでしてはいる場合は相続税の死亡保険金控除枠を確保するときぐらいでしょうか。
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