収入保障保険は定期保険の分割払いと同じで掛け捨てでしかない。
どうも収入保障保険や初期低解約返戻金タイプの保険が流行ですね。
収入保障保険は例えば55歳満期で被保険者万が一の時に満期の55歳時まで毎月一定額が支払われ生活費を保障すると言うものです。
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55歳を一日でも過ぎれば保障は終わります。
例えば54歳で被保険者が亡くなると満期まで後一年しかないので損のような気がしますが大抵は5年保障だったりします。
被保険者が満期を一日でも越えて生存していれば受け取るお金は0円となります。これは定期保険と同じです。
定期保険の場合には満了までに被保険者万が一のとき契約している保険金が支払われます。満期をすぎると契約は終了し保険金も解約返戻金もなくなります。
収入保障保険は保険金の受け取り方こそ異なりますが定期保険と同じ掛け捨ての保険です。
収入保障保険というと定期保険のような掛け捨てのイメージが薄まりますが、内容的には同じことです。
保険としての良し悪しを比較することはあまり意味がないですが、目先を変えると魅力的に見えると言うことです。保険の基本は4タイプ、それに置き換えて見ると保険としての本質が見えてきます。
死亡保険金を分割して年金として受け取る形式が収入保障保険ですが課税関係は微妙に複雑です。
一括で受け取れば相続税がかからなければ非課税でおしまいですが、毎月年金形式で受け取ると所得税がかかる場合があります。
歯切れの悪い言い方なのではっきり申し上げると、年金形式で受け取る場合受取額が増加しますがらその分は保険会社の運用益を得ているわけですから所得です、というわけです。
一家の大黒柱を失ってようよう生活している遺族に対して全くなんちゅう狡い話でしょうか、憤慨してしまいますが、それが税制というものの非情さです。
どうもそんなこれやで収入保障保険より普通の定期保険がしっくりきます。定期保険も収入保障保険も少ない保険料で大きな保障を目指す掛け捨て型です。
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