e-Tax、ID・パスワード方式の有効期限を税務署に確認。

e-Tax、ID・パスワード方式の有効期限を税務署に確認。

e-Taxの簡便化に伴いマイナンバーカード方式の他にID・パスワード方式が導入され、個人の確定申告はとても便利になりました。会社勤めのサラリーマンが確定申告をするのは年一回、それも多くは医療費控除などの還付申告です。

できるだけ手間をかけずにさっさと済ませたいときにはID・パスワード方式はとても便利な方法です。

■医療費控除e-Tax全手順(ID・パスワード方式)まとめ。

ところが税務署で発行されるe-Tax用のIDとパスワードはマイナンバーカード方式が浸透するまでの暫定的な対応だそうです。せっかく取得したIDとパスワードには有効期限があるというのです。そんな話は、取得時には聞いていないし、国税庁のサイトにも「暫定的」とはありますが、有効期限があるとは書いてありません。本当はどうなのでしょうか。

ネットで検索すると一部のサイトでは税務署が発行するIDとパスワードの有効期限は3年という記事がありますが、根拠となる情報の出所が定かではありません。せっかく税務署に出向いて取得したIDとパスワードが3年で無効になるなら来年からe-Taxが使えず、紙ベースの申告書の郵送に逆戻りしてしまいます。

確かな情報が見当たらないので、ほんとうに有効期限が3年なのか、有効期限があるとすればどこを見ればよいのか、また再取得ができるのか、税務署に問合せを行いました。

◆ ID・パスワードの有効期限の真実。

国税庁のe-Taxのサイトでは下記のような記載がありますが、ID・パスワードの有効期限については何も書いてありません。「ID・パスワード方式は、マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応ですので、 マイナンバーカードの取得をご検討ください。」

hokenfpの場合を例にとりますと、有効期限が3年ということであれば、

2018年(平成30年)10月26日にID・パスワード取得

2021年(令和3年)10月25日にID・パスワード失効

となりよって2021年度(令和3年)分の確定申告にはID・パスワード方式は使えないことになります。これでは正直困ります。延長という選択肢はないのでしょうか。

某税務署の確定申告相談コーナーに電話して確認したところ、e-TaxのID・パスワード方式は暫定的な仕組みではあるが、現時点でいつまでという有効期限があるとは聞いていない、今のところ3年という期限も聞いていないとの説明です。

また3年間パスワードが変更されていない場合、ログイン時にパスワードの変更を促すメッセージが表示されるそうですが、パスワードの変更をしなくてもそのままe-Taxは使えるそうです。要するに現時点ではID・パスワード方式に有効期限はないということになります。暫定的な仕組みだそうですから今後はわかりませんが、利用者の裾野が広がればID・パスワード方式が使えなくなるというのはそう簡単にできることではないと思います。

また、何かの事情でIDとパスワードが使えなくなれば利用者識別番号はそのままでパスワード変更再申請すれば利用可能になるとのことでした。

ただ電話の窓口の担当の方も即答できず、確認して折り返し電話をいただきました。その回答も自信無げで若干心もとないことでしたが、とりあえずID・パスワード方式に当面は有効期限がないということは間違いなさそうですので、問い合わせた甲斐がありました。当分の間はマイナンバーカード方式ではなくID・パスワード方式で簡単に医療費控除の確定申告を済ませたいと思います。

念のため、国税庁のe-Taxコーナーからメールで問い合わせた結果の回答が以下の通りです。ほぼ同様の内容で回答をいただきました。

【お問い合わせ番号:M210114-000000】

お寄せいただいた問い合わせにつきましては、利用者識別番号(ID)自体に有効期限はございませんので引き続きご利用ください。 なお、暗証番号(パスワード)につきましては、3年間の有効期限がございますが、有効期限後に表示される更新画面にて「スキップ」ボタンを押していただければ、現在の暗証番号(パスワード)を継続してお使いいただけます。

また、ID・パスワード方式がいつまで使用できるかについては、当ヘルプデスクでは情報を持ち合わせていなため、明確にお答えすることは出来ません。ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。

医療費控除e-Tax全手順まとめ。

◆ マイナンバーカード方式が普及しない壁。

マイナンバーカードの申請は急増しているようです。申請してからマイナンバーカードが届くまで2ヶ月から3ヶ月待ちという状況です。今のところサラリーマンにすればマイナンバー通知書があれば年末調整は完了できます。

医療費控除の確定申告もID・パスワード方式であればマイナンバーカードはいりません。

保険などで本人確認書類が必要な場合でも運転免許証があれば十分です。

マイナンバーカード方式はマイナポータルとe-Taxを連携して本人認証を行う仕組みです。マイナンバーカードが読み込めるリーダー機能を備えたカードリーダライタかスマホが必要になります。説明を読んでも試してみる気が起こらない手順です。

■国税庁e-Tax ID・パスワード方式

■国税庁e-Tax マイナンバーカード方式

■国税庁e-Tax マイナポータル連携

◆ 高齢者や年金生活者などの申告に影響。

まだガラケイでパソコンもオンラインショッピング程度の高齢者には、簡便化されたID・パスワード方式での申告でも結構厳しいと感じます。そ言う場合はコロナ感染に気をつけながら税務署の確定申告相談に行かれるのがよろしいようです。

e-Taxは便利になった反面、社会的弱者や高齢者には決して優しい仕組みではありません。若い頃は何でもすぐに覚えられますが、高齢になると視力も知力も根気も著しく衰えます。これまで普通にできていたことが、機能が衰え次第にできなくなることが年をとるということです。

e-Taxにしても一律にデジタル化を推し進めるのではなく弱者に対する思いやりと配慮が求められるように思います。

■医療費控除|もっとも簡単な二つの手順。

■医療費控除の明細書|エクセルダウンロード。

■医療費控除とは、確定申告の注意点を総まとめ。

◆ ID・パスワード方式の有効期限まとめ。

e-Taxの簡便化に始まるID・パスワード方式は国税庁が大幅譲歩した簡易な電子申告です。マイナンバーカードもカードリーダライタも不要です。マイナポータルに登録して、ややこしい手順を踏む必要もありません。IDとパスワードがあればスマホからでもあっさり医療費控除の申告は終わってしまいます。簡単・便利は実際に使ってみると実感します。残念なことに国税庁によればID・パスワード方式は暫定的な対応で、いずれはマイナンバーカード方式に一本化したい考えのようです。

ID・パスワード方式の有効期限が3カ月というような情報もありましたが、正しくはまだ決まっておらず当面は有効な電子申告の手法であるということです。

ただ世間は大きくデジタル化に舵を切っています。マイナンバーカードを申請しマイナポータルに登録、細かい手順を経てe-Taxと連携できれば確定申告が可能になりますが、カードのリーダー機能をもったスマホが必要になります。最近のスマホであれば問題はなさそうです。ID・パスワード方式に比べると慣れるまでは相当なハードルです。

マイナンバーカードの取得は今や3ヶ月かかると言われています。今年度は間に合いそうにありませんが、チャレンジするつもりですから、首尾よくマイナンバーカード方式で申告できたらその時は体験談をご案内する予定です。

■医療費控除の確定申告をe-Taxでやってみた。

■医療費控除はe-Tax、簡便化からスマホまで、まとめ。

■医療費控除e-Taxいつまで、2021年最新情報。

Pocket

「e-Tax、ID・パスワード方式の有効期限を税務署に確認。」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です