介護破産を避けるための生命保険。

介護破産を避けるための生命保険。

高齢化に伴い介護は、大きな社会問題として浮上しています。誰にも親がありその結果として自分があります。親はいずれ年老いて自分のことが自分でできなくなる時期がきます。これは長寿時代に避けて通ることができない宿命的な課題です。

介護はお金がかかります。お金がなければ半端でない手間がかかります。親の介護をするために職を離れなければならない人もあります。コロナ禍の時代でも景気が良くても悪くても介護は誰にでも忍び寄るリスクになっています。介護破産を避けるための介護保険(認知症保険)は意味があるのでしょうか。介護破産とならないために何をすればよいのか、保険の立場からじっくり考えました。

◆ 介護の経済的負担は想定外の大きさ。

介護が長引くと介護をする人の負担は精神的にも肉体的にも限界に近づきます。社会的な介護保険制度は助けになりますが、介護にかかる経済的な問題をクリアするまでには手厚くありません。

財産でもあれば換金し食いつなぐこともできるでしょうが、これまでの貯金だけでは経済的に長続きしないのが介護です。程度にもよりますができれば自分の手で親の介護をと思っても無理な相談です。かといって先立つものがないと介護施設のお世話になることもできません。

介護を続けるためには、返済の当てがなくても借金を重ねるしかありません。介護が長引くと工面する額も大きくなります。その先は、いずれ親の貯めた葬式代も食いつぶし、先の見えない泥沼介護のトンネルが延々と続くことになります。

経済的にも精神的にも追いつめられ、切羽詰まると考えることは自殺か破産かということになります。人間なかなか簡単に自殺できるものではありませんから、自己破産という選択肢を考えネットで自己破産を検索し始めます。

介護は経験するとわかりますが、3カ月くらいは必死に頑張ろうとします。しかし最初の緊張感は徐々に変わり、時折、厭世的な倦怠感と絶望感に襲われます。長期の介護で感じる先の見えない苦しさは味わってみないとわかりません。

そもそも介護破産とは実際に自己破産することではなく、介護により経済的に立ち行かなくなる窮状を言います。介護費用だけでなく、介護する人の老後資金も含めて回らなくなる状態を介護破産と定義します。

◆ 公的介護保険制度の意味合い。

介護保険と言えば公的な介護保険制度をさすことが一般的です。しかし民間の保険会社が販売する介護保険もあり区別が必要です。介護保険とか介護保障保険とか呼ばれます。民間の介護保険では所定の状態が一定期間続いた場合に一時金や年金形式で保険金や給付金が支払われる保険です。

公的な介護保険では、平成12年より公的介護保険制度が導入されました。国の制度として強制的に40歳以上の方全員が被保険者となり介護保険料を負担しています。介護認定を受けると介護できる環境を整えなくてはなりません。そのため介護に必要な費用は軽くはありません。

介護保険制度で介護や支援が必要となった場合、介護サービスを低額で受けられる仕組みが公的介護保険制度ですが、自己負担がなくなるわけではありませんし、家庭での介護に要する時間は介護する人に負担としてのしかかってきます。介護は誰にもやってくる可能性があります。公的介護保険でカバーしきれない分は、若い時代から民間の保険会社が販売する介護保険で準備しておくことが大事です。

◆ 介護の原因は認知症が約2割。

介護が必要になる原因は基本的には老化ですが、病的な原因や骨折などで寝込んでしまうことで衰弱が進み介護が必要になることがあります。介護が必要になった原因の割合を調べてみると認知症が一番多く18.7%、脳卒中が15.1%、高齢による衰弱が13.8%、骨折や転倒などのケガに起因するものが12.5%となっています。

■介護や支援が必要となった主な原因は?(公益財団法人生命保険文化センター)

認知症は、いくつかの型に分類されますが多くはアルツハイマー型の認知症です。これは老化による物忘れではなく、治療が必要な病気です。介護が必要になる原因の2割ほどが認知症であり、今後その比率は高くなると予想されています。要介護状態を保障する民間の介護保険がありますが、認知症に的を絞って認知症保険という選択もありそうです。

生命保険と認知症は相性が最悪!

◆ 介護保険と認知症保険あれこれ。

保険は時代に合わせた新商品が出てきます。最近では認知症予防保険や介護保障保険などが人気になっているようです。所定の要介護状態になったとき保険金が受け取れるというものです。受け取る方法は一時金や年金方式の場合もあります。時代の需要に合わせた有意義な保険だと思います。

介護破産までいかなくても、介護保険は助けになります。健康で長生きしたいのは誰も同じですが、人間と言えども動物です。寄る年波にさからうことにも限度があります。いつかは朽ち果てて灰になるのですが、家族に迷惑をかけて死にたくないというのは変わらぬ思いでしょう。

せいぜい若いうちに介護保障保険や認知症予防保険などをご検討されて、介護破産などという憂いの一つ二つぐらいは軽くされてもよいのではないかと思います。長期的にみると介護保険や認知症保険も医療保険です。通常採算割れになると考えて間違いないですが、採算が取れるかどうかの分岐点は見極めておく必要がありそうです。

介護保険と認知症保険の会社のサイトです。

■太陽生命「ひまわり認知症予防保険」

■朝日生命「あんしん介護 認知症保険」

■SONPOひまわり生命「笑顔をまもる認知症保険」

■プラス少額短期保険「家族のささえ-認知症診断一時金保険」

■メットライフ生命「終身医療保障保険 マイ フレキシィ+認知症診断特約」

■ソニー生命「終身介護保障保険」

■アフラック「スーパー介護年金プランVタイプ」

■明治安田生命「介護のささえ」

◆ 介護破産まとめ。

運転免許証を返納し、悠々自適の暮らしができるころには目は見えにくくなり、耳は遠くなり、足腰は弱くなり、散歩も杖なしではしんどいようなことになります。

悟れるようで悟れない、順番ということもありますが、当事者になるとあきらめきれずに焦りが出てきます。

こんなはずじゃなかったのに。しかし、財産があればなんとかなるかもしれませんが、普通のサラリーマン家庭ではそれほど財産に余力があるとも思えません。

人間そうあっさり旅立つことができるとは限りません。言い方はよろしくないですが、コロナ肺炎でぽっくりいけば、悲劇ではありますがそれはそれで介護の苦労ということで考えれば介護するほうもされる方も苦労がなくなります。何が幸せで何が不幸かはそう簡単には、人間の価値観や経験で推しはかれないものです。

それゆえ、介護保障保険や認知症保険というのも選択肢としてありそうです。お酒が好きなhokenfpは、口さがない家族からアルチューハイマーなどと言われておりますが、認知症を患っているわけではありませんので誤解なきよう。もちろん今のところ認知症保険に加入していませんし、認知障害の予兆もありません。

老後不安時代の親の生命保険。

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