医療費控除確定申告、マイナンバーカード方式の迷路、これは無理!?

医療費控除確定申告、マイナンバーカード方式の迷路、これは無理!?

人より先に医療費控除の確定申告を済ませることを目標にしてきました。しかも、できるだけ新しい仕組みにチャレンジすることを自分に課していますから、e-TaxもID・パスワード方式からマイナンバー方式にステップアップしなくてはなりません。

昨年から準備を進めてきましたが、情報がどんどん変わっていくので無駄なICカードリーダーを買ってしまいました。マイナンバーカード方式の迷路にはまり呻吟した経験を書きたいところですが、あまりにややこしい手順なので説明できそうにありません。

◆ 昨年の時点では、ICカードリーダーを購入していざマイナンバーカード方式へ直撃。

チャレンジすると宣言していたことですから、いまさら後へは引けません。昨年の時点では、スマホはiPhone8ですからICカードリーダーの代わりができません。仕方なくオンラインでICカードリーダーを購入する羽目になりました。

ZOWEETEK ICカードリーダー ZW-12026-8、聞いたことがないメーカーですがとにかく一回e-Taxができればよいので、楽天で最安値の次ぐらいをえらびました。何と1,350円で送料無料でした。マイナンバーカードが取込まれてどこかのATMトラブルのようにならないか心配でしたが、結局写真だけ取って新品のまま使わずです。

◆ とにかくややこしい、折れない心でe-Tax。

マイナンバーカード方式でe-Taxを利用する場合マイナポータルという仕組みを経由しなくてはなりません。へたくそなウサギのイラストが目印ですが、マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、子育てに関する行政手続がワンストップで利用できたり、行政機関からのお知らせを確認できます。別にマイナポータルがなくても困ることは今のところないですが、いずれはすべての手続き窓口となることは間違いありません。

マイナポータルの「もっとつながる」機能を利用し、e-Taxと連携することで、利用者識別番号と暗証番号を入力することなく、e-Taxにログインできるというわけです。e-Taxの入り口機能を果たしているわけです。

何ができるかというと、e-Taxではメッセージボックス等を確認できるほか、 所得税・贈与税・個人消費税の申告書や納税証明書、源泉所得税、法定調書などを作成することができます。 マイナポータルを通じてe-Taxを利用する場合は、最初に面倒な初期設定があります。マイナポータルの入り口で初期設定が必要なのと、e-Taxの入り口でも再度設定を求めてきます。

マイナポータルからe-Taxへ移動するならまだ迷いにくいかもしれませんが、e-Tax利用を目的とする場合、e-Taxサイトからマイナポータルへ移動して初期設定を終えてからe-Taxにまた戻ってくるような手順になります。その間に事前準備として事前準備のセットアップという受付システムをダウンロードし、さらにJPKI利用者ソフト(公的認証局利用ソフト)のインストールを求められます。折れそうになり訳が分からなくなるのがこの辺です。文章で説明してわかることでもないので、とにかくややこしいということだけお伝えしたいと思ったことです。

医療費控除の明細書|エクセルダウンロード。

◆ 昨年末に買ったICカードリーダライタが無駄に!クソッ!

昨年末の情報では、マイナンバーカード方式でe-Taxで医療費控除の確定申告をする場合、マイナンバーカードの読み取りにiPhoneとPCは連携ができていませんでした。

マイナンバーカード方式にこだわるならマイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダが必要でした。

ところが年明けからQRコード(QRコードはデンソーウェーブの登録商標ですので二次元バーコードと呼んでいます。)方式ができるようになりiPhoneでマイナポータルアプリから表示されるQRコードを読み取り、パスワードを入れてマイナンバーカードの情報を読み取ることでPCとiPhoneの連携ができるようになりました。

せっかく買ったICカードリーダーですが使うことなくお蔵入りになりました。まったくクソッ!という気分です。

◆ マイナンバーカード方式、QRコード読み取りでもこれは無理!

QRコードでPCとiPhoneが連携できるようになって便利になったかと言えば、やめた方がよいと申し上げたいところです。

ID・パスワード方式の方が比較にならないくらいシンプルで簡単です。しかも国税庁のe-Taxサイト内で確定申告が完結します。マイナンバー方式が迷路化する原因は、マイナポータルにマイナンバーカード認証でログインしてからe-Taxサイトに移動するから、今自分がどこにいるかわからなくなるからです。

複数回チャレンジして都合1.5日ほどさまよいました。よほど執念深いか、こういうことがお得意でないとおすすめできないところです。途中で訳が分からなくなり数回は投げ出したくなりました。

QRコードをiPhoneで読み込んだ回数は10回ではきかないと思いますし、まともに行けてもマイナンバーカードをiPhoneで読み込むことも5回くらいかかったような気がします。一体、何回同じことをやらすねん、という腹立ちと間違った手順で堂々巡りをしているのではないかという不安が襲ってきます。これはよほどマニアックでチャレンジ精神がないと無理ですね。

◆ この手順は迷路、わかりにくさの原因。

何とか手順を記録しようとスクリーンショットをとっていたのですが、訳が分からなくなって途中でとるのをやめてしまいました。

申し訳ないですが、マイナンバー方式を一応クリアしたものの、その手順を順序だてて説明できそうにありません。国税庁のe-Taxサイトは毎年大きな改善がされてきました。その点では前進していることは確認できますが、システム全体を見渡して設計する人がいないのでしょうね、建て増し横つなぎするから田舎の温泉旅館のように温泉にたどり着くまでが迷路になってしまうのです。

ただ、田舎の温泉旅館も慣れてしまえば迷路ではなくなります。いつかマイナンバー方式の迷路がほぐれてくることを期待したいと思います。

◆ マイナンバーカード方式はおすすめできない、ID・パスワード方式がはるかに簡単!

令和3年分の医療費控除確定申告は、今のところよほど自信のある方か、お暇な方以外はID・パスワード方式をおすすめします。比較にならないほど早くて簡単です。

マイナンバー方式はどうしても高いセキュリティーが求められますから認証というハードルがいくつも出てくるのは仕方がないところです。

せっかくマイナンバーカードを取得したから活用を考えるのはデジタル活用の時代に必要なことですが、やはり普通の人がフツーに使えないと普及は難しくなると思います。

マイナンバーカード方式にチャレンジしてみて少しは勉強になったかというよりは、単に長々と迷い続けただけではないかと思ってしまいます。わかったという感じがないのです。

どうにかこうにかさまよいながら出口を見つけた迷路ですが、どこを通ったかと言われれば、説明できるものではありません。e-Taxのサイトで医療費控除の明細を入力するあたりまでくると先が見えてきますが、それまでは自信が持てませんでした。

今年の確定申告期間までにはまだ時間がありますので、もう少し整理して有益な情報がお届けできるよう精進したいと思っています。ああ疲れた!というのが本音です。

医療費控除で保険金がマイナスされる本当の理由。

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