法人契約の生命保険で簿外積立の効果、解約返戻金が期待できる保険に加入すると保険積み立てではなく簿外に資金を蓄積することができます。
一旦費用で落としているにも関わらず解約すれば雑収入が発生します。全損商品は簿外積立て効果がとても高いわけです。
簿外に資金を積み立てるとその分自社株評価が下がり事業承継設計が有利に組み立てられます。
本来なら財務体質を強くし自己資本比率を高めるために利益を出していかねばなりませんが、十分な財務体力がある場合は自社株評価が高くなりすぎるので内部に留保するより簿外に蓄積する方が生前に株式を贈与する場合などは有利になります。
自社株評価は企業規模などが影響を与えますから一概には言えませんが、役員退職慰労金として簿外に10億程度も積み立てておけば自社株の評価にもそれだけの影響を与えます。とにかくも事業承継のツボはいかに自社株評価を下げて後継者に移行するかですから簿外に積み立てるのは効果があります。
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