税制改正後、買う側から見た法人保険の最終価値。

税制改正後、買う側から見た法人保険の最終価値。

法人税基本通達9-3-5の2(いわゆる法人保険の損金算入ルールの見直し)以後に保険会社はこぞって新商品を発売しています。損金算入に規制がもうけられましたので、ほぼ節税効果はありませんが、その範囲でメリットを出せる保険商品を開発するしかありません。

法人保険を買う側として各社の提案を評価することが必要だと考えましたので、ひとつの事例として損保系の某生命保険会社の提案を実質返戻率まで計算してその切り口とメリットを確認してみました。 続きを読む

コロナ禍で生命保険、初期低解約型の罪作り。

コロナ禍で生命保険、初期低解約型の罪作り。

コロナ禍は多くの人に想定外の波乱万丈と生活苦を無理強いしているようです。気の毒な話ですが、生命保険の分野でも契約時の選択の誤りから、あわてて解約すると損をする保険があります。初期低解約型という生命保険がそれです。

◆ コロナ禍で失業、保険料が払えない。

コロナ禍で勤めている会社の業績が悪化し、会社を清算するか倒産するか、あるいはかろうじて緊急融資で生き延びても従業員に支払う給料が捻出できないという会社が多数あります。まもなく冬季賞与の支給時期ですが、賞与どころかクリスマスも“クルシミマス”で、年を越せない生活困窮者も出てきそうな世相になりました。そうした中でこれまで普通に保険料を支払ってきた方にとっても保険料どころではないという経済状況の悪化があります。保険料が払えなくなると頭をよぎるのは生命保険の解約です。 続きを読む

コロナ不況、最初に削る保険料。

コロナ危機、最初に削る保険料と保険の本質。

DSCF1918日本全国、いやいや全世界が新型コロナウイルスにより同時不況に陥りそうです。本番はこれからですが、どこまで不況が深刻化するか予断を許さないところです。保険業界も営業活動が自粛になっていますからなすすべがありません。

コロナ危機はあらゆる分野に及び、すでに破産や民事再生法を選択した企業も多数に上っています。企業の現場にいれば伝わってきますが、これはまさに氷山の一角であり事態ははるかに深刻です。外食産業だけでなく関連産業は大打撃を受けており、悲鳴が聞こえてきそうです。 続きを読む

節税できない法人保険、当期利益の落とし方。

節税できない法人保険、当期利益の落とし方を考えると。

DSCF1889中小企業の財務責任者にとれば、打つ手が限られてしまいやっかいなことになりました。

というのは、ご承知のように節税保険が国税庁の通達によりほぼ完全に封じられてから保険会社が提案してくる生命保険は利益の繰り延べ効果がない商品ばかりなのです。

 ◆法人向けの生命保険商品の切り口。

生命保険会社はそれぞれ迷いながらの新製品を投入してきました。後になるほど工夫を凝らした保険商品が出てきているのですが、残念ながら以前のような利益を簿外に留保できるような妙味は、もはや期待できません。 続きを読む

法人契約のがん保険、給付金請求。

法人のがん保険、給付金請求の手順と難しさ。

CIMG3735 法人で契約するがん保険については下記のページに詳しく書きました。

個人で加入するがん保険と法人が節税目的(国税庁の通達によりもはや全損も半損もできません。)で加入するがん保険とは仕組みは同じですが基本的に別物です。

別物でありながら被保険者ががんに罹患すると、会社は保険会社に対して給付金や保険金を請求することができます。

■法人契約のがん保険は保険金請求が難しい。 続きを読む

法人契約のがん保険は保険金請求が難しい。

法人契約のがん保険は保険金請求が難しい人間模様。

CIMG3650 この手の情報は検索にあまりかかりません。どこにでもありそうな問題ですが、表面化しにくいのではないかと思います。

国税庁のパブリックコメントが公示され保険業界は新たな道を模索せざるを得ない状況となりましたが、これまでの既契約は既得権として維持されることも示されました。

以前にも同様のケースが何回かあり同じように既契約には遡及しないこととなり、残存する既契約として法人契約のがん保険があります。これも全額損金でおいしい既得権ですが、長期にわたると被保険者も高齢化したり病気になったり退社したりします。 続きを読む

保険の間違いやすい経理処理、注意点まとめ。

保険の間違いやすい経理処理と注意点をまとめました。

※令和元年6月末に国税庁の法人契約保険に関する法人税基本通達が発遣されました。それにより新規契約の経理処理は大きく変わりました。本稿はそれ以前の保険契約に関する経理処理をまとめています。

CIMG3480 法人で保険を契約すると支払った保険料の経理処理に迷うことがあります。

損金処理(費用として落とす)ことができるのか、保険積立金(資産として税金を払う)として計上すべきなのか保険証券を見ただけでわかる人は少ないのではないかと思います。

また解約返戻金や保険金を受け取ったときも保険積立金が一致せず苦労することがあります。法人保険では課税庁の通達などの指導により同じ保険でも時期により取扱いが変わることがあります。 続きを読む

保険に限らず何ごとも専門家。

保険に限らず、何ごとも本当の専門家に相談。

(副題:節税特化型保険営業の危機)

CIMG3472法人保険に限らず、会社の財務でも労務問題でも、また補助金などの申請でも素人がネットで情報を収集すればある程度のことまでできるようになりました。

ネットがない時代、有資格者は別格の専門家として頼りにされてきましたが、様変わりしました。

有資格者の専門家としての価値が低下し、分野を特化した専門家の価値が上がってきました。たとえば税理士さんでも得意分野があります。経験的に申し上げれば決算専門の税理士さんは相続対策の経験は少ないですし、不動産を活用した節税にも明るくないです。ところが不動産評価に強い税理士さんもいます。 続きを読む

10連休、保険料口座振替27日の恐怖。

10連休、27日保険料口座振替の落とし穴は知らないと一大事。

CIMG3471今回の天皇陛下の退位と皇太子さまのご即位に伴う、降ってわいたような10連休は、4月決算企業には重大な影響があります。

節税保険に加入して口座振替にしていると大きな落とし穴に陥りかねません。

それは多くの保険会社の保険料口座振替日が契約月の27日になっていることに原因があります。

これを今年のカレンダーにあてはめると、まず4月27日は土曜日ですから金融機関は休みとなります。翌週の29日は昭和の日で祝日、普通なら30日が平日ですから口座振替が行われて問題はおこりません。 続きを読む

全損ガン保険が狙われる理由。

全額損金のガン保険が課税当局に狙われる。

CIMG3381ドキッとする法人保険の担当者がいらっしゃると思います。今から6年前に法人契約の全額損金ガン保険による節税策が通達により封じられ、新規の契約は半損の経理処理を求められました。

ガン保険は解約返戻率が高く、かつ解約返戻率の低下時期がゆるやかで、かなり先まで引っ張れる商品が多かったので出口対策に融通性がありました。

全額損金にできないガン保険は新規に加入する気にもなりません。これでは福利厚生としての全員付保の原則が崩れたまま既契約で残っているガン保険を全損処理することになります。 続きを読む

ガンになったら保険料免除、0円で名義変更はやり過ぎ!!

ガンになったら保険料免除、0円で名義変更はやり過ぎの法人ガン保険。

CIMG3342一般の保険感覚からすれば、法人契約のガン保険は理解しがたいところです。会社は法人といっても人ではないので倒産はしますが、ガンになるわけではないのです。

被保険者は経営者や役員、社員など生身の体を持っている人間に限ります。会社は被保険者にはなれなくても保険料を負担する契約者になることはできます。

経営者や社員がガンになったらガン保険の診断給付金や入院給付金を会社がいくばくか受け取ってもそれに意味があるのでしょうか。あるいは経営のリスクヘッジになっているのでしょうか。 続きを読む

法人保険の解約管理は破綻している。

法人保険の解約管理は機能していない。

CIMG3326法人保険は契約者が会社ですから会社の経理部門が管理します。会社の資金を生命保険に投資している訳ですから間違いのない管理が求められます。

法人保険は契約している保険の種類や時期により経理処理が複雑です。契約時期により経理処理が異なる場合があります。

法人保険は解約管理が特に重要です。

資金需要と解約返礼率のピーク時期、出口設計が大事です。経理担当者は法人保険に明るくないと困ったことになります。簿外に緊急予備資金を確保するという意味では大きな価値がありますが、適切な管理は機能していないというより最初から破綻しているというべき実態があります。 続きを読む

ウルトラ医療保険は解約返戻金が少ない。

ウルトラ医療保険は解約返戻金が少なくても意味があります。

CIMG2909一般的に生命保険や医療保険では貯蓄性ということが評価の判断基準に入っていることがあります。

人生山あり谷ありですから、事情で解約することになった場合の解約返戻金は多い方が助けになることは明らかです。

解約返戻金がない、もしくは少ないと言うことは普通デメリット一つになりますが、契約のパターンや目的によっては解約返戻金が少ないことは悪いことばかりではありません。 続きを読む

ドル建終身保険のメリットとデメリット比較。

ドル建終身保険のメリットとデメリット比較を案内します。

今や円建ての生命保険は投資対象としてのメリットはほとんど見いだせなくなりました。

それぐらい予定利率が地に落ちてしまったということです。

予定利率が1%以下は当たり前、0.8%ならまだましな方でもっとひどいものもあります。

生命保険はいよいよ本来の保障機能を買う時代になりました、と言いたいところですが、今もドル建の生命保険は予定利率がまだまだ高く3%前後が多いです。それゆえ投資商品として妙味があります。 続きを読む

実質返戻率を理解できる人はいない|法人保険の真価について。

実質返戻率を理解できなくても、法人保険の真価は理解できます。

生命保険の解約返戻金を見るとき単純返戻率実質返戻率とがあります。多くの方が判断材料にはなってもその意味を理解している訳ではないと思います。CIMG2439

できるだけわかりやすく説明を試みます。理論的な説明や計算式は下記サイトが詳しいですが、私が読んでもよく理解できないレベルです。

◆法人生命保険の注意点実質返戻率のウソ!

1) 単純返戻率について

単純返戻率は「いくら戻るか」です。払った保険料が何パーセント戻るかが単純返戻率です。減ったお金が保険会社の取り分です。 続きを読む

終身保険を法人契約する価値はあるのか!?

終身保険を法人で契約することの価値についてまとめてみました。

◆ 終身保険とは読んで字のごとく一生涯に渡り死亡保障が継続する保険です。

保険料の払い方は歳満了(さいまんりょう)、終身払い、短期払い、一時払いといろいろCIMG2025あります。

歳満了とは保険料の支払いを一定の年齢(たとえば60歳)で満了し死亡保障は一生涯続くというものです。

終身払いは保険料の支払いも一生涯、死亡保障も一生涯というものです。

短期払いは10年とか20年の短期間に保険料の支払いを終え死亡保障は一生涯となります。 続きを読む

忘れてもよい保険、忘れてはいけない保険。

忘れてもよい保険と忘れてはいけない保険があります。

保険の分類にも色々ありますが法人保険でも個人の保険でも忘れてもよい保険と忘れてはいけない保険があります。

別の言い方をすると長期的に管理すればよい保険と短期的に管理すべき保険に別れると言うことです。CIMG2021

長期的とは平たく言えば忘れていても大事に至らない保険です。人生の節目に思い出す程度で普段は意識する必要はないという保険契約です。

保険証券のある保険会社ない保険会社がありますが、オンラインで契約内容が確認できたりご契約内容のお知らせと称する郵便物が年に一度は届きますから、それを見ておく程度で大丈夫です。 続きを読む

生命保険とは言え変額保険にだまされない方法。

変額保険にだまされない方法とは言いましたが、変額保険が悪い商品だと言っているわけではありません。

変額保険は生命保険とは言いながら投資型の金融商品に分類すべきところです。変額保険には大きく分けて養老保険のように満期がある有期型と終身型があります。

先日は証券会社が年金型の変額保険を提案してきましたがいろいろあるにはあります。

法人で変額の終身保険を契約しても完全に塩漬け状態になります。払込満了になっても保険積立金はそのままで放置されており一体いくらの評価になっているのか興味すらわかないのです。CIMG2340 続きを読む

法人税率20%台へ引き下げ、保険業界大予測。

安部首相の肝いりで法人税の20%台への引き下げが実現しそうです。

自民党税制調査会の幹部会合で法人税の実効税率を来年度から29.97%まで引き下げることが決定しました。毎年年末に出る平成28年度税制改正大綱で詳細は明らかになるのでしょうが大きな影響が各分野に及びそうです。

基本的に減税ではありますが、実のところ悲喜こもごもという感じがしてなりません。法人保険に関わっていればかっては実効法人税率は40.09%と相場が決まっていました。保険の設計書にも単純返戻率と実質返戻率が併記されており、税金を勘案してどこで解約すれば一番得か一目でわかるようになっていました。CIMG2067 続きを読む

資産運用型保険の事例を集めました。

資産運用型保険というものがひそかに資産家に売られているのです。

前回、普通の保険とは違うルートで資産運用型の有利な保険商品が販売されているということを申し上げました。各社の情報を整理しつつまとめたサイトを探していたら下記の
ようなサイトのに行き当たりました。わかりやすいですね。

◆一目でわかる生命保険業界

(1)保険業界にバンカシュアランスが誕生した経緯

どうも2007年の銀行窓販全面解禁で別の保険分野が形成されたようです。法人保険を主力に扱っていた保険代理店や保険会社の営業職員には銀行マンに保険がわかるかという自負がありましたが、金融機関は顧客との関係性において上位にあり資金を提供するという立場から強みを持っていました。その結果として保険業界から足を洗わざるを得ない人も多かったということも事実です。 続きを読む

驚きの生命保険で得する資産運用を紹介。

保険はある一面で言えば資産運用です。資産運用なら損掛けしてはいけないのです。

外貨建て生命保険の中には国内生保では考えられない意外な美味しさがあります。その保険は通常の保険ルートでは販売されていませんから、言うなればあなたの知らないマル得保険テクニックといった感があります。CIMG2101

生命保険にもいろいろあります。法人契約で緊急予備資金の蓄積や節税だけでなく形は生命保険ですが正に資産運用と言うべき商品もあります。

なかなか普通の保険代理店はこの種の商品を持ってきません。知らないのか販売ルートが区分されているかなのでしょうが、金融機関でも証券会社や銀行が提案してきます。

各社保険商品としてはバラバラですが銀行は預金を把握していますから急所を攻めてきます。今お持ちのドルをドル建て保険に投資してくださいというわけです。 続きを読む

生命保険の払済が一般的ではない実態を報告。

生命保険の払済が一般的ではない実態を報告します。

生命保険の勉強を始めると払済保険延長保険は保険の基本として学びます。国内生保のある会社では払済(はらいずみ)は終身保険としたものですが、買う側でいくつかの保険会社と付き合うと必ずしも払済保険に変更できるわけでもないし、終身保険に変更できるという仕組みでないことも珍しくありません。CIMG2067

もともとは何かの事情で保険料が払えなくなったり保険料を払い続ける理由がなくなった時は解約するのが一般的ですが、それではもったいない時やまだ一定の保障を残しておきたいときなどにその時点の責任準備金で終身保険や延長定期保険に継続して加入するのが 続きを読む

生命保険|払える保険料と必要な保障のギャップをどうまとめるか。

生命保険では払える保険料と必要な保障を考えると見えてくることがあります。

生命保険の善し悪しをまことしやかに解説した書籍やCIMG2086Webサイトは数ありますが、生命保険と言うものは人それぞれにより嗜好も異なれば必要とする環境や価値観も違います。生命保険の特性を数字で論じるのは電卓があれば良いですが、単に定期付終身保険や定期保険、あるいは更新型の保険が悪くて終身保険や養老保険は良い保険であると言えるものではないのです。 続きを読む

掛け捨て生命保険の名義を相続発生直前に書き換える。

事業承継スキームとして掛け捨て生命保険の名義を相続発生直前に書き換えるという手法を提案している書籍があります。

それも定期保険を、だそうです。全くバカげた話です。

確かに生命保険契約の名義変更は何度でもできます。そういう意味では会社で契約していた生命保険を死をまじかに控えた経営者に名義変更すると死亡保険金は家族の受取となり相続税の対象となります。CIMG2233

法人で死亡保険金を受け取ってしまうと払込保険料を費用で処理していれば保険金は全額雑収入にはなりますが、これは会社の信用を維持するための運転資金になるものです。 続きを読む

資金準備には法人保険が一番である理由が3つ。

資金準備には法人保険が一番である理由が3つあります。

企業が長期に渡り存続するためには資金を確保することが重要です。毎月の運転資金の他に様々なケースで一時的な資金需要が発生します。

例えば新たな設備投資、事故や災害、退職金等の資金も用意する必要があります。

銀行の当座の口座に巨額の資金を寝かせておいても運用効果は見込めませんから利益が出ている企業は余裕資金を少しでも運用しようと考えるのが普通です。できれば法人税を圧縮しながら運用できれば資金効率が高まります。CIMG2056

資金の運用は例えば銀行に預けたとしても法人税の圧縮効果はありませんし、スズメの涙ほどの預金利回りでは全くメリットは見いだせないところです。かといって証券会社のおすすめに乗っかって資金の運用をするのも長期的に見れば当たりはずれがあるでしょう。 続きを読む

養老保険ハーフタックスプランの功罪。

養老保険ハーフタックスプランの功罪について、デメリットより本質メリットを見るべきです。

このスキームはずいぶん昔から活用されてきた養老保険の半分損金プランです。

全損のがん保険がなくなった今となっては人気復活というのもうなずけるところです。社員全員に養老保険をかけます。CIMG2216

養老保険は期間限定の終身保険のようなものですから払った保険料の分だけはきっちり満期保険金が受け取れます。

基本的には養老保険ですから全額資産計上ですが全員付保の条件を満たせば半損が認められます。 続きを読む

法人保険はテクニックに頼ると失敗する理由。

法人保険はテクニックに頼ると失敗する

保険料を支払ったばかりに解約返戻金がガタ減りになり解約すれば大損、そのまま継続しても満期がくれば保障はなくなり解約返戻金も0のダブル0になります。CIMG2169

自殺でもしないと元が取れないような冗談が通じない事態になります。逓増定期保険のように解約返戻金のピークがマッターホルンの山頂のように一点になる保険商品は管理ミスによるリスクがあります。

◆法人保険の減額と失効は使える手ではあるが要注意。 続きを読む

法人保険の減額と失効は使える手ではあるが要注意。

法人保険の減額と失効は使える手ではあるが保険のメンテナンステクニックがわかっていないと失敗することがあります。

失効と言ってもただ放置すればよいというものでもありません。

保険料はたいてい口座振替になっているでしょうから払込方法を銀行振込に変更しなくてはなりません。振込に変更しても会社によって保険商品によっては保険料の自動立替払という仕組みもあります。定期保険には自動立替払はないですが、ほかの保険では一つ間違えると保険の失効にならずに有効継続で後になって青ざめることも考えられます。

また保険管理者が失効を目的に振込扱いに変更しても振込用紙は保険会社から届きますから経理担当者が誤って振り込んだりすることがあります。 続きを読む

税理士の先生は保険嫌いでは困ります。

税理士の先生は保険嫌いでは困ります。

石を投げれば税理士に当たると言うくらい税理士の先生は多くなりました。顧客獲得競争も厳しいものがあります。

独立したものの顧客なし資金なしで税理士法人の下請け専門のような税理士もいます。関与先から頂く顧問料も驚くほど安値のケースを見かけます。CIMG2040

何しろ士業ですから、武士は食わねど高楊枝とか言いますがプライドは捨てるわけにはいきません。

金儲けは資格より営業力でありコンサルタント能力がものを言うようです。 続きを読む

外貨建終身保険の甘い汁を吸うテクニック。

外貨建終身保険の甘い汁を吸うテクニックがあります。

M社の外貨建終身保険は率的に良いとされています。

要するに一時払の終身保険ですが、ドル建てですから予定利率が3.25%です。気をつけなくてはいけないのは予定利率金利連動型一時払終身保険(ドル建)ということです。

通常生命保険は契約時の予定利率が終身適用されます。ところが予定利率保証期間が25年間であり25年後に予定利率の改定があります。

ずいぶん先のことですからそれがどうしたという感じはあるのですが、契約年齢によっては見届けられるかどうかという長きの話です。CIMG2019 続きを読む

生命保険は一人の専門家よりセカンドオピニオン。

生命保険は1人の専門家に任せないでセカンドオピニオンです。

保険も不動産も大きな買い物です。

一生のうちにそんなにたびたび売り買いすることもありません。

よほど資産家で手慣れた人でないと損をしない判断は難しいと思われます。

保険や不動産においてはすべからく顧客は初心者であるということです。

経験も知識もない中でよりベターな判断をしていかなくてはなりません。多くの場合すり寄ってくるアドバイザーは専門家といえども売る側の専門家です。売ってなんぼ、それで生計を立てているのですからその専門家の言葉を鵜呑みにすることはできません。 続きを読む

法人保険の機能は保障、節税、財務コントロールの3つに集約。

法人保険の機能は保障、節税、財務コントロールの3つに集約できます。

機能を分類して法人保険の目的を考えると求めるものが明確になってきます。CIMG2086

それぞれの機能を兼ねることもありますから合わせて考える必要があります。また契約によっては解約の予定がある保険もありますからその分を保障に合算していると後で困ることになります。例えば逓増定期保険などは保険の性格上短期で解約することが前提ですから要注意です。

1)保障とは事業保障機能です。

経営者万が一の時の資金確保が目的です。多くの中小企業は経営者の信用一つで成り立っています。金融機関に対しても取引先に対しても取引ですから未回収のリスクがあるなら取引は見合わせるでしょう。 続きを読む

法人保険では保険料が多い方がよい理由。

法人保険では保険料が多い方がよい理由を説明すると。

個人の保険では保険料はできるだけ少ないのを良しとします。

必要な保障を確保できるなら保険料は一円でもやすい方がよいのは誰にでもわかります。

ところが法人保険では保険料がすくないと困るときがあります。CIMG2087

例えば後継者を被保険者にする場合、年齢的に若いですから保険料は低額になります。

法人保険では出過ぎた利益を落とす目的があります。節税するための保険では、保険料は節税したい利益額に釣り合うような保険料が必要になってきます。

こういう時年齢の高い社長や奥様が役に立ちます。

節税目的の場合は保障額はとんと頭にありません。 続きを読む

過大な生命保険は同族会社の行為計算の否認に当たるか。

ガン保険も逓増定期保険も全額損金で会計処理できた時代がありました。既得権で全額損金処理をして簿外に資金を積み立てていくことができている法人はラッキーですが、新たな契約としては全額損金にはできません。

法人契約の生命保険は今やほとんど半損扱いになりましたが、一部には全額損金で処理できる商品もあります。意外な盲点で形は違いますがガン保険のような返戻率を実現できる保険商品もあります。ガン保険の様に一括告知はできませんが、被保険者を指定できますからややこしい社員は外すことができます。 続きを読む

法人保険は預金より投資回収に強い金融商品。

法人保険は預金より投資回収に強い金融商品です。

法人保険の契約は加入の目的を明らかにせよと申し上げてきました。

法人保険には大きく分けて保障機能と貯蓄機能があります。貯蓄とは言い換えれば金融投資です。CIMG2040

保障機能は企業のリスクヘッジとしてまず考えることとして、保険の投資回収機能を見るとまさに金融商品そのものと言えるでしょう。

もちろん保険ですから保障機能と金融投資機能を併せ持つことはご承知の通りです。 続きを読む

生命保険の棚卸しのコツをプロが伝授すると。

生命保険の棚卸しのコツをプロが伝授すると、

生命保険契約は法人でも個人でも一定期間毎に棚卸しをする必要があります。

契約したときは理解し納得していた内容もおぼろげになっているのが普通です。

年に一回程度保険会社から「ご契約内容のお知らせ」なるものが届きます。この時内容を見てもざっくりと思い出す程度で契約時のような理解まで戻ることはありません。CIMG2031

抜けのないように管理するには自分でエクセルシートにまとめることをおすすめします。 続きを読む

がん保険の死亡保険金を会社が受け取る奇々怪々。

法人契約のがん保険で従業員のがん死亡保険金を会社が受け取る奇々怪々。

法人契約がん保険にもいろいろ矛盾があります。死亡保険金の受け取り方が難しいのです。

CIMG2032役員なら委任契約ですからがん生命保険の被保険者になるかどうかは自分の意志で選択できるでしょう。しかし雇用契約の従業員にはがん保険の被保険者となることを拒否することは実情として難しいと思います。

がん保険でも法人の節税を主眼としたものはガンの診断給付金がなくて死亡保険金が巨額になっています。

それもこれもがん保険の保険料を肥大させるためと考えて差し支えないと思います。ふつうの感覚では保障を買うわけですから保険料は安い方が良いのですが、法人の節税保険では保険料が多額になり解約返戻率がよいものが使い勝手がよいのです。 続きを読む

法人保険で損出し節税、益出しすれば赤字が黒字に。

法人保険で損出し節税、益出しすれば赤字が黒字に、簡単に利益が調整できます。

法人で契約している保険は事業保障ばかりが目的ではありません。

財務的な調整弁としてとても有効です。

損金で簿外に資産を積み立てているケースでは解約返戻金がそのまま雑収入となり益出しが可能となります。本業で赤字になるような場合非常な助けになります。

逆の場合は保険積立がある逓増定期保険を名義変更するとき損が出ます。損出しできるものは他にも変額保険や証券、不動産、ゴルフ会員権などもあります。 続きを読む

ガン保険の名義変更を突き詰めると見えてくるツボについて。

ガン保険の名義変更を突き詰めると見えてくるツボについて、うますぎる仕組みです。

ガン保険を法人から個人へ、個人から法人へ名義変更しながら個人の保険料を会社負担で費用化するスキームがよく紹介されています。

人間ドックの前に個人に名義変更し何事もなければ法人契約に戻すという例の手です。

実際そんな面倒なことを健康診断や人間ドックのたびにできるものでしょうか。確かに保険の約款でも名義変更お一人様何回までと決まっている訳ではないので、契約者が手間を惜しまなければ保険会社は対応するほかないのですが、ついつい邪魔くさくなり今回くらいは大丈夫とパスしそうです。 続きを読む

生命保険名義変更のツボは入口法人・出口は個人で決まり。

生命保険名義変更のツボは入口法人・出口は個人で決まります。

法人契約のガン保険名義変更で入口と出口の差を法人と個人で厳密に比較すると見えてくるのが大きなコストの差です。

入口とは保険料を支払うとき、会社が保険料を負担すれば費用化でき節税できます。

個人で負担すれば役員報酬から保険料を支払うわけですから所得税や住民税を支払ったあとの個人のキャッシュから保険料を払うことになりことになり、オーナー経営者にとれば倍の保険料支払いと同じ負担です。

法人で負担すれば自分で出費せずに会社もちにするわけですから、この差は上下で見ると本当にでかいと言わざるを得ません。 続きを読む

生命保険の解約返戻金は自由に使えるがガン保険の保険金は。

生命保険の解約返戻金は自由に使う、緊急予備資金以外に計画的に。

法人契約の生命保険は福利厚生として加入する養老保険のハーフタックス以外は死亡保険金も解約返戻金も会社受け取りです。

法人契約のガン保険は付保規定を作成し福利厚生制度のように体裁は整えますが、保険金は入院給付金も診断給付金も、もちろん死亡保険金も会社受け取りです。

会社受け取りということは法人として何の色も付いていないキャッシュでしかありません。ガン保険の解約返戻金であっても使途を問われることはありません。

あたりまえですが、従業員の退職金に充てても経営者の役員退職金慰労金に充てても、さらには設備投資に充当しても何の問題もありません。 続きを読む

知らないと絶対損する長期平準定期保険の美味しさ

知らないと絶対損する長期平準定期保険の美味しさ、

実のところこういうタイトルは本意ではありません。しかしながら世の保険嫌いの方にお伝えしたい価値があるが故に言い回しがくどくなりました。

長期平準定期保険を活用しお金を残す視点で保険のアドバイスをします。今の法人保険で本当に美味しいと言えるのはまず長期平準定期保険です。半損ではありますが解約返戻金の単純返戻率が100%を越す(保険会社によります。)時期がある保険です。 続きを読む

20年の全損定期保険は十分価値がある本当の理由。

20年の全損定期保険は十分価値がある。

定期保険とは一定の期間死亡保障をつける保険です。期間が終われば保障も終わり解約返戻金や満期金はありません。いわゆる掛け捨てと言われる保険です。

事業保障を低コストで確保するには適切な保険といえるでしょう。

貯蓄性はあまりなく一定の期間保障を買うという割り切った考え方です。基本的には全額損金処理できるのですが、保険期間が20年超になると前半6/10の期間は半損処理になります。長期平準定期保険とか超長期平準定期保険とか呼ばれ95歳100歳105歳など満期も様々です。 続きを読む

保険積立金はなかなか複雑、さてどう処理するか。

保険積立金はなかなか複雑、法人で契約する生命保険は保険料を費用化できるものと保険積立金として資産計上するものがあります。

資産計上すれば決算書には報告事項として掲載されますが、P/Lには出てきません。キャッシュフローとしては当然マイナスになります。

ただ他の資産に比べると保険積立金の現金化ははるかに容易です。

保険積立の複雑さは金融庁の通達や税制改正の影響を受けたり、課税当局の判断がからんだりと込み入ってくる場合があります。

配当金があれば当然保険積立に加算されるべきものですが、この辺まで正確に経理処理することはそれなりに難しいと言わざるを得ません。CIMG2018 続きを読む

法人保険で頼れるアドバイザー見つけることはできるか。

今やネット時代ですが法人保険だけはそういうわけにいきません。法人保険の選択や管理は税務や法律、経営上の問題や事業承継・相続設計まで一定の知識を必要としますから社内のブレーンだけで判断するのは現実的とは言えません。

法人保険の頼れるアドバイザーを見つけることはとても難しいのです。

よく企業を訪問するのが生保レディですが多くを期待するのは無理があります。営業部長なる支部長がついて来ればある程度知識と経験もありますが専属担当とはなりませんし、2年以内に転勤になり縁が切れてしまいます。CIMG2012 続きを読む

法人保険の事務手数料は3%の値引きと同じ意外と大きい。

法人契約の生命保険の事務手数料は3%の値引きと同じ、意外と大きい。

法人保険は生命保険会社によりますが、団体契約とすることができます。

もちろん団体契約するためには社員を被保険者とした福利厚生目的の保険が条件になります。たとえばガン保険とか養老保険などが該当します。CIMG2010

団体契約をするためには保険契約を管理する事務担当者が必要になりますが、事務手数料の名目で3%と消費税が割引になります。

これは1%を争う解約返戻金の返戻率では実質の返戻率において、とても大きなことになります

生命保険の事務作業は大した仕事ではありません。生命保険会社によって違いますが所属員の確認が主な仕事です。保険会社から送ってる被保険者リストを確認し、退社して所属員でない場合、回答をする仕事です。 続きを読む

保険料の振込は払込猶予がどこまであるか。

保険料の振込は払込猶予がどこまであるか知っておく必要があります。

法人契約の保険料は保険会社にもよりますが契約応答月の月末に口座振替で引き落とされるかもしくは振込むかします。

口座振替は自動で処理されますから払込猶予も関係ないですが、振込扱いの場合[月払、半年払・年払]でそれぞれ異なります。

年払いを例にとりますと、払込期月の翌月の1日から翌々月の月単位の契約応当日までまで振込猶予があります。(ただし、契約応当日が2月、6月、11月の各末日の場合には、それぞれ、4月、8月、1月の各末日まで) 続きを読む

生命保険を失効させたければ口座振替はやめなさい。

口座振替は保険料の支払いが自動的に適用される制度ですが、

生命保険を失効させたければ口座振替はやめなさいと申しあげます。

そんなことはわかっていると言いつつも生命保険を意図的に失効することでメリットがあるのは法人契約の生命保険だけです。複数の関係者が絡むがゆえに失効失敗などという落とし穴があります。保険を失効させるテクニックは下記に書きました。

保険は失効するのもテクニック

生命保険の失効を有効に活用するというような、まれにそういうケースも発生します。

発生する雑収入を翌期に繰り延べたいときに保険料を払わずに放置すると期限が来れば自動的に失効します。そのまま消滅時効に注意しながら解約するまで放置するわけです。 続きを読む

法人保険で会社の損益をコントロールする裏ワザ

法人保険で会社の損益をコントロールする裏ワザ。

裏ワザと書きましたが怪しい処理ではなく合法的な事務処理で会社の損益をある程度コントロールすることが可能です。

このやり方は本業の収益が安定しない会社にはありがたいスキームです。CIMG1994

P/Lでは保険料は販管費に費用として表示されますが解約、払済、名義変更等で発生する雑収入や雑損失は営業外収益/営業外費用の欄に表示されます。

その結果経常利益が調整できます。法人保険を契約すると経理処理として資産計上したり損金で費用化したりします。ただ資産計上した分の現金残高があるわけではないので払済保険に変更すると雑収入がでたり雑損失がでたりします。これを活用します。 続きを読む

法人保険の解約と管理のポイントをまとめました。

法人保険の解約返戻金の詐取は可能かどうか経営者の立場で検証すると、

保険金詐欺はよくありますが解約返戻金詐取はあまり聞きません

保険金詐欺は保険会社が被害者となる犯罪ですが、解約返戻金の詐取の場合は保険会社は直接関係がありません。法人保険の場合解約返戻金の詐取があれば被害者は該当法人ということになります。財務責任者の詐取であれば事実の発覚は遅れるものと思います。

保険会社は解約返戻金の支払いに必要な要件がみたされて必要な書類が揃い、それが真正であればためらいなく支払います。CIMG1993

保険の解約に必要な書類は各社微妙に異なります。保険証券を必要とする会社、必要としない会社があります。保険証券は重要な意味をもつものではなく契約の覚えのような機能になりました。紛失すれば再発行の請求をすればよいし、解約するときに保険証券がなくても実印と印鑑証明があれば事足ります。 続きを読む

低解約返戻金型保険につきまとう不安の正体を看破。

低解約返戻金型保険につきまとう不安の正体を明らかにします。

終身保険でも逓増定期保険でも初期低解約型保険が見栄えが良いので人気があるようです。

逓増定期保険なら5~10年でピークを迎えます。終身保険の低解約返戻金型は契約年齢と保険会社にもよりますが10~20年以上もの間、低解約返戻金の期間があります。

普通に説明すれば確かに

法人で保険を契約し引退の時に退職金の一部として現物支給を受ければ経営者が個人で相続対策の終身保険に入るより圧倒的に有利になります。

CIMG1993個人の役員報酬から保険料を払うと言うことはその分の所得税や住民税も負担しているのと同じことです。逓増定期保険なら1/2損金ですから法人の税負担の軽減にもなっています。 続きを読む

生命保険の契約者貸付は先取りキャッシュの甘い罠。

生命保険の契約者貸付はなかなか罪深く先取りキャッシュの甘い罠というべきです。

保険には時期に応じて解約返戻金があります。緊急に資金が必要なとき解約返戻金の7割から9割の範囲(保険会社によって異なります。)で契約者貸付を受けることができます。

生命保険の契約者貸付は便利な仕組みですがあまりおすすめできません。

保険業界の隠語で略して契貸(ケイガシ)と呼んでますが、個人契約で契貸を受けている人のかなりのケースで返済されずに解約に進みます。

何故かというともともと自分のお金という意識があり、形は貸付ですが解約返戻金という担保がしっかり押さえられているから無理して返済しようと言う気が起こらないようですCIMG1992 続きを読む

生命保険の解約返戻金はいざという時会社を助けるキャッシュフロー

法人契約の生命保険の解約返戻金はいざという時会社を助けるキャッシュフロー。

中小企業は景気に左右され波間に浮かぶ小舟のようなもので、世の中の風向きが変わるとあっという間に利益がでなくなりキャッシュフローに窮します。

為替の影響でも一気に経営が悪化します。円安倒産も実際かなりの勢いで増加しています。

経営というものはもともと安定はあり得ないものとして解約返戻金で万が一の備えをどこまで手厚くするかということになりますCIMG1981

利益がでているときに多額の税金を払っても景気が悪化したからといってお金が返ってくるわけではないのです。

生命保険に投資しておけばいざという時、解約返戻金というキャッシュが会社を助けることになります。本業の営業利益は赤字になりますが営業外収益の項目に解約返戻金が入ることで経常利益をプラスにすることができます。 続きを読む

定期付き終身保険の誤解と保障が切れる払込満了について。

CIMG1969定期付き終身保険の誤解、正確に言うと定期保険特約付き終身保険となります。

国内生保がメインに販売していた組み合わせ型の保険商品です。主契約が終身保険であり一生涯の保障があります。これに定期保険が特約としてついています。

終身保険のですから年齢は関係なく死ぬまでの保障です。ところが特約として上に乗っかっている定期保険は期限があります。

一般的に払込満了(65歳とかで保険料の支払いが終了すること)を迎えると定期保険の保障はなくなり終身保険だけとなります。例えば経営者に1億円の定期付き終身保険に加入した場合終身保険部分が3000万で定期保険の部分が7000万だったりします。 続きを読む

同じ保障で保険料に差がでるのに生命保険の比較購買のハードルは高い。

同じ保障で保険料に差がでるわけ、保険会社によって同じ保険料でも保障内容が違うことがあります。というより同じ保障内容でも保険料は各社まちまちというのが実態です。

容易に保険料の比較購買ができないのにそりゃないわ、と普通は思います。

CIMG1941保険の勉強をすると最初に教えてくれるのが保険の仕組みです。

保険料は純保険料と付加保険料に分かれ、純保険料は生命表などの客観的な情報から将来の支払保険金を算出して計算します。

死亡率が各社異なるはずがありませんから純保険料は差がでません。 続きを読む

生命保険の解約返戻金の不一致を説明すると。

CIMG1754生命保険の解約返戻金の不一致を説明すると意外な事実が見えてきます。

法人契約の保険は節税目的もありますから年払いになることが多いようです。このため解約返戻金は保険料を払い込んでから一年間は不変でした。「でした」と過去形で言うからにはそうでなくなったのです。

平成22年4月の保険法の改正未経過保険料の返還が法制化されたのです。

意味がわからない方へもう少し説明すると年払い保険料は一年分を前払いしているわけですから保険料を支払って1ヶ月目に解約すると11ヶ月分の保険料を余分に先払いしていることになります。これは返してもらわんとおかしいんと違う、ということです。ごもっともですが財務的にはずいぶんややこしいことになります。 続きを読む

生命保険の解約はサポートか代理店を通すか。

生命保険の解約はサポートか代理店を通すかどうか悩ましいところです。

国内生保だと担当職員がいますからサポートを通じて解約することはありません。

外資系ではサポートに電話するか代理店に依頼するか迷うことがあります。

法人契約だと同じ保険会社でも代理店として銀行だったり証券会社だったり乗合代理店だったりということがあります。

乗合代理店ならまだしも売りっぱなしの金融機関に解約の依頼をすることはためらわれます。 続きを読む

生命保険の解約返戻金は即キャッシュ、入金までの各社比較を事例で紹介。

CIMG1689生命保険の解約返戻金は即キャッシュです。それを確認するために保険会社各社の事例で実際に確かめました。

節税目的でかけている生命保険は解約するとそれなりの率で解約返戻金が戻ってきます。

自社の実効法人税率を36%とするならば単純返戻率が64%超なら課税の繰り延べになっています。

法人契約で解約する場合は被保険者退社返戻率がピーク資金需要のケースです。

資金需要というのは退職慰労金など一時的なキャッシュが必要な時ですね。解約する手続きは保険会社各社各様であることは前回紹介しました。書類に不備がないことを前提にするならほとんど一週間以内に処理されるようです。 続きを読む

生命保険の解約手順の落とし穴、生存証明なんか出せるわけがない。

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生命保険の解約手順の落とし穴、法人保険を取り扱っていると保険の解約はたびたび起こります。

退社した社員のガン保険を解約するなど保険のメンテナンスにかかる解約が多いですが、保険会社によっては一筋縄ではいかないのです。

当然ですが書類上の一点の不備でも解約返戻金は支払われません。契約時の書類が保険会社各社各様であると同時に解約時の書類も各社各様です。

必ず実印と印鑑証明が必要な会社、一定金額以上で実印と印鑑証明が必要な会社、金額に関わらず証券面の印であれば印鑑証明は不要な会社等があります。ある保険会社ではサポートに問い合わせると退社社員の生存証明を提出するように言われました。住民票か免許証のコピーが必要だというわけです。 続きを読む

養老保険のハーフタックスは退職者注意。

CIMG1805養老保険のハーフタックスは退職者注意です。

会社の福利厚生として養老保険を社員全員にかけるケースがあります。養老保険ですから満期には払込保険料以上に戻ってきますから当然資産計します。これを

契約者:会社

被保険者:社員

死亡保険金受取人:社員の遺族

満期保険金:会社

とすることで社員の退職金準備や福利厚生になりますから1/2損金で経理処理することが認められます。これをハーフタックスと呼んでいます。 続きを読む

退職社員の解約はいつすればよいか、悩ましい問題でもあります。

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退職社員の解約はいつすればよいか、保険契約の管理を担当すると退職社員の保険の解約時期が問題になります。

一般的にがん保険で考えると最初の数年は解約返戻率が低いためできれば引っ張りたいところです。

でも心配なのは税務調査です。

幽霊社員の保険を損金でとしていれば必ず否認されます。優良申告法人の税務調査は5年に1回ですから調査対象年度の前年までに解約しておかないとまずいことになります。

これは企業の事情により異なります。もっと短期で税務調査が入る企業はこまめに対応する必要がります。最悪でも調査対象年度の前年に解約しておくことが無用のトラブルを避けることになります。 続きを読む

生命保険は失効するのもテクニック。

CIMG1831

生命保険は失効するのもテクニックです。

個人ではあまり失効テクニックを使うことはないと思います。例えば保険料が払えなくなった結果、意図せずに失効してしまった場合でも3年以内にそれまでの保険料をまとめれ払えば復活できるということは知識として知っておいても損はないでしょう。

生命保険が一度失効すると復活するためには一定の診査が必要になります。診査で引っかかるようなことがなければ復活ができるということになります。 続きを読む

生命保険の名義変更は使えるスキーム

CIMG1833生命保険の名義変更は使えるスキーム、保険の名義変更といえば二つのことがあります。

一つは逓増定期の名義変更で一時所得を得るスキームです。

これはまだ有効な節税効果の高い方法です。

もう一つは会社で保険をかけある程度経過したら解約返戻金相当額で個人に譲渡するスキームです。

譲渡するとは名義変更し個人が会社に解約返戻金相当額を支払う手続きです。

取締役会の承認が必要な内容ですのである程度経営の実権を抑えている必要があります。

保険というものは概ね【保険金〉払込保険料〉解約返戻金】という構図になっています。保険の種類によってはこの落差がとても大きくなります。

ここが保険の名義変更の美味しいところです。例えば予定利率の良い時代の保険では払込保険料の倍近い保険金というケースもあります。また法人契約の医療保険なら安い解約返戻金で個人の医療保障を手厚くできます。 続きを読む

生命保険は減額の賢いやり方が使える技になります。

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生命保険は減額の賢いやり方が使える技になります。

生命保険には減額というテクニックがありますがついつい忘れがちになります。

保険料が払えなくなって減額ではなく法人の場合は解約返戻金を分割で受け取り一気に雑収入がでることを回避する手段でもあります。

減額をうまく使えば雑収入を分割して次の保険加入で消していくようなこともできます。あまり得なやり方には見えませんが税金というコストを一気に払うよりは溜飲が下がります。 続きを読む

生命保険の残高証明は出せるわけがない。

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生命保険の残高証明は銀行預金の残高とは違います。

生命保険の残高証明は出せないのです。生命保険はその種類に応じて経理処理が変わります。費用で落とせないものは資産計上します。終身保険や養老保険では全額資産計上ですが長期平準定期保険などでは保障期間にもよりますが1/2損金扱いになります。

資産計上したなら残高があるはずだから生命保険会社に残高証明を強硬に要求する経理担当に は困りました。資産計上額は証明できますが生命保険会社の預り金ではありません 続きを読む

保険証券のなくなる時代に保険金の請求漏れをなくす法をまとめると。

CIMG1679保険証券のなくなる時代に保険金の請求漏れをなくすには、注意すべき視点をまとめました。

覚えておくことはできないから請求漏れがでるということになりますが、一通り理解しておくといざという時思い出しやすくなることは実際あります。

脳の中のどこかの部分が覚えていてシグナルを発信してくれるようです。

やっかいなのは契約者が被保険者であり契約者死亡の場合です。

よくある話ですが遺品を整理していたら保険証券を見つけて念のため保険会社に問い合わせたら保険金がおりることになったというケースです。 続きを読む

保険証券を気安く見せない、情報は小出しに、手の内は明かさない。

保険を買う側は手の内を明かさないこと、情報は相手を値踏みしながら小出しにする必要があります。

保険営業では保険証券拝見というアプローチがあります。

確かに保険証券に記載されている情報は保険の提案書よりはるかに情報が少ないので素人さんが見てもわかることは基本的な最低限度だけです。

解約返戻金などもはしょってあるのでなおさらわかりにくいものです。それだけに保険証券を見せて説明を聞きたくなるのも無理もないところです。

保険証券を見せるとなんだかんだといって必ずそれよりよい保険提案と言うものがでてきます。情報を手に入れたら、商売なのですから当然といえば当然です。 続きを読む

生命保険の基本は4つだけ、ここを押さえれば保険はわかる。

CIMG1736生命保険の基本は4つだけ、保険の基本形は4つあります。

一つは終身保険、死亡保険金が確定していて一生涯の保障があります。

二つ目は定期保険、一定期間の死亡保障を確保するものです。

三つ目は養老保険、一定期間の死亡保障と満期金がセットになった保険です。

四つ目が年金保険、一定期間保険料を積み立てて年金形式で受け取るものです。

この四つの他に医療保険があります。この基本形の組み合わだったり特約として付加されていたりします。見た目は複雑ですが主契約と特約に分割できます。

それぞれの特性を理解し自分や自分の企業に合った保険を選ぶことが重要です。ややこしくなる要因は基本形の変形パターンがあれこれでていることによります。 続きを読む

生命保険相談のツボを買う側の専門家が指南。

生命保険相談のツボを買う側の専門家が指南。

CIMG1693保険は相談するな!と大見得を切っておきながら保険相談のツボを解説しようと言うのは矛盾があるようですが、この切り口こそ言いたいところです。

生命保険相談において基本は情報収集はすれど相談せず、GNPフリー、比較購買、自己責任です。

そのためにはセミナーに参加したり関連書籍を読んだりネットで検索したりとセカンドオピニオンが必要になります。

生命保険は金融商品といいながら人生模様金融商品のような特性があり最終的にはお金の多寡が生き様や人間関係に影響をあたえます。 続きを読む

生命保険の比較購買なら唯一の仕組み、亀甲さんのトータくん

亀甲さんの経営される株式会社トータス・ウィンズという会社があります。ここでは生命保険の比較購買が簡単にできます。

主な保険会社のデータを入力して比較提案書が作れます。年齢、性別、生命保険のタイプが異なれば解約返戻金のデータも異なりますから大変な手間だと思います。

条件設定で明確な比較ができることは顧客に絶対的に有利です。

解約返戻金ということにこだわれば一円でも多いほうが良いからです。

保険商品検索システム トータくんは保険の価格.comだそうです。このシステムを乗合代理店にWebで提供する仕組みです。

実際どうかは知りませんが乗合代理店は専属営業に比べて圧倒的に少ないと思います。乗合代理店とは言えメインの保険会社は一社か二社に絞りたいのが本音でしょう。 続きを読む

法人保険は単純返戻率で見ないと保険営業に甘く見られます。

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法人保険は単純返戻率で見る。

保険の営業が提案書を持参して説明するときは実効法人税率を勘案して払わなくてよくなる税金分を戻りと考えます。

実質返戻率というまやかしマジックに惑わされ

120%戻りますのような丸儲けの錯覚を起こします。

実効法人税率は会社や地域、時期により異なるものですから提案書を作るとき税率を入れて作成します。

内部留保金課税があった時代は実効法人税率が50%に近いこともありました。概ねこれまでは40.09%で計算していましたが法人税が今のところ35%程度まで下がっています。 続きを読む

終身保険の終身払いの罪。

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終身払いの罪、保険料の支払方法は終身払いと歳満了があります。

終身払いは死ぬまで保険料を払い続ける払い方であり最終的にいくら払うかは被保険者の寿命次第です。

歳満了は例えば65歳払い込満了のように払い込み金額が見通せます。

どちらがよいかは言うまでもありませんが同じ保険金では保険料がずいぶん違います。

お金があれば迷うことなく歳満了になるでしょうがある程度大きな死亡保険が必要な事業承継のケースでは暦年贈与に絡めて保険を設計をしますから贈与税の税率の切りであまり多額の保険料を贈与すると税率も半端じゃないので思うようにいかないことがあります。

そういう場合に終身払込になることがあります。後で思えば何で歳満了にしなかったかと後悔することもしばしばです。しかしなるべく贈与税も払いたくないということなら終身払いの選択もあり得るわけです。 続きを読む

法人保険の売りっぱなしに正義をと言っても無責任。

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売りっぱなし生命保険に正義を、買う側からの異論です。

事業保障を目的とする保険は保険事故が起こるまで放っておいても大きな問題は起こりません。

保険金請求には一応の時効がありますが、ほとんどの保険会社は少々の時効の経過にかかわらず必要書類が整えば保険金を支払うと思います。

もちろん満期のくる保険も保険会社からきちんと案内がきますから忘れていても大丈夫です。

でも節税目的の生命保険にはお知らせ機能がないものが多いのです。

解約時期を誤ると大きな損をしてしまいます。 続きを読む

法人契約のガン保険、保険金請求するかしないか苦悩は深い。

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雄株のイチョウ

不思議なガン保険、ガン保険も様々です。個人で加入するタイプ、法人が加入する節税タイプ、どちらもガン保険としての仕組みは同じです。

でも似て非なるガン保険です。

法人が加入するガン保険というのは解約返戻金を目的とし簿外に資金を積み立てて退職金などに充当することで節税をはかるものです。

でもガン保険ですから被保険者がガンになれば保険金がでます。受取人は会社というのも話を難しくします。

目的は利益の繰り延べなのですが被保険者の診断書を添えて保険金を請求すればちゃんと保険金が支払われます。ほとんどの場合被保険者は従業員だと思いますから自分が不幸にしてガンになり診断書を提出しても保険金の受取は会社というような、自分の不運というか、不幸な巡り合わせで会社が儲けるという、どうも納得できない結末になります。 続きを読む

生命保険はスリリングでなければシビアな設計、的確な選択はできない。

CIMG1566

生命保険はスリリングです。

法人保険の窓口をしているとギリギリの案件が多くなります。決算の着地具合との兼ね合いになるからです。

基本的に節税を意図した生命保険は決算前に集中します。最終の利益がある程度見えないとエイ・ヤーではできないからです。

複数の提案を検討しつつぎりぎりの判断をします。

経営者は暇ではありませんので診査と決済はタイミングを合わせないとうまくいきません。それだけに保険会社の営業職員でも代理店の営業でもハラハラドキドキになると思います。 続きを読む