月: 2014年10月
法人保険の目的の第一は事業保障という当たり前を噛み砕くと。
法人保険の目的の第一は事業保障という当たり前を噛み砕くと。
法人保険の目的は事業保障です。保険設計で考えるべきことは、まず事業保障ありきです。
バレンタインショックで国税庁の節税保険撲滅通達が出される前までは、法人保険の設計をしていると、その実態は節税保険が中心になっていました。
かつての節税目的のがん保険や逓増定期保険は、事業継続のリスクをカバーする事業保障の役割はあまりありませんでした。あくまでも解約返戻金を活用することで節税したり、退職慰労金を準備したりが主目的となっていました。
保険ショップが問題なら銀行の窓販こそ最大の乗合代理店。
代理店の手数料、10月26日の日経で「金融庁、保険ショップの手数料調査、販売手法を是正へ」と言う記事が掲載されました。
保険ショップも乗合代理店とは思いませんでしたがそりゃそうですね。では銀行も同じ乗合代理店です。
週刊ダイヤモンドさんの記事が掲載されて
から話題にはなっていましたが金融庁が本気とは驚きました。
出る杭は打たれるということでしょうか。
保険ショップの窓口は固定給の社員ではなく歩合給の募集人が座っているとすれば自分に有利な保険商品に詳しくなり説明に力が入るのは当然のことです。
保険の目的に応じて保険商品は変わります。定期保険が悪くて終身保険が良いわけではないのです。顧客の目的に合致し保険料に納得いただけるかどうかです。
県民共済のデメリットを謎解きすると見えてくる間違い。
県民共済のデメリットを謎解きすると見えてくる間違い。
県民共済という組織があります。よくマンションのポストに県民共済のチラシがポスティングされています。県民共済は、年に一度割戻金が振り込まれます。キャッチコピーは「約束に、まっすぐ。」となっています。うまいコピーだと思います。
県民共済は、国民共済などと同じ、厚生労働省の認可による非営利団体です。民間の生命保険会社は金融庁の管轄になり、営利を目的とする団体です。所轄は違いますが、共済と保険とはほぼ同義です。しかしその取り扱う共済の内容は大きく異なります。
生老病死を目の当たりにすれば生命保険の真価は私情抜き。
生老病死目の当たり、生命保険は常に人の生死や病気に関わります。
健康なうちはよいですがすべからく人は一人の例外もなく死にゆくものです。
あっさり死ねれば儲けものというくらい死ぬことは大事業です。
寿命が尽きて大往生のときには終身保険にお世話になります。よく定期付終身保険の終身部分たけが残って葬式代になるように設計します。
=&1=&それやこれやで保険営業は人の生死に関わる病気に関する知識は豊富になります。
生命保険の基本は4つだけ、ここを押さえれば保険はわかる。
生命保険の基本は4つだけ、保険の基本形は4つあります。
一つは終身保険、死亡保険金が確定していて一生涯の保障があります。
二つ目は定期保険、一定期間の死亡保障を確保するものです。
三つ目は養老保険、一定期間の死亡保障と満期金がセットになった保険です。
四つ目が年金保険、一定期間保険料を積み立てて年金形式で受け取るものです。
この四つの他に医療保険があります。この基本形の組み合わだったり特約として付加されていたりします。見た目は複雑ですが主契約と特約に分割できます。
それぞれの特性を理解し自分や自分の企業に合った保険を選ぶことが重要です。ややこしくなる要因は基本形の変形パターンがあれこれでていることによります。
保険料と保険金の大違いをプロが解説。
保険料と保険金の大違いをプロが解説。
プロは「保険金」と「保険料」の言葉をきちんと使い分けます。でも生命保険に日常的に関わっていない普通の人は保険金と保険料をほぼ混同します。
しかし、誰もその間違いをとがめません。その違いを知らなくても保険契約は成立し、保険事故があれば保険金は支払われます。
保険営業の方には、あえて説明する必要もないかもしれませんが、「保険料」と「保険金」の意味は大違いです。お客様にその言葉の意味するところはしっかりと理解していただき、契約された方がよいと思います。
終身年金の有り難さ。
保険会社は元から破綻しているが、オドロキの潰れない理由。
保険会社は元から破綻しているが、オドロキの潰れない理由。
保険会社は顧客から、保険料として毎年お金を預かります。預かりますと言いますが、保険料は保険会社の収入となり、返済されることは原則的にありません。保険会社から契約者に払われる可能性があるのは、保険金と解約返戻金です。
◆ 保険会社の事業のからくり。
通常の金融機関では、預かったお金は顧客のものです。時期が来れば契約により元本に、いくばくかの利息を付けて返金するのがルールです。
生命保険相談のツボを買う側の専門家が指南。
生命保険相談のツボを買う側の専門家が指南。
保険は相談するな!と大見得を切っておきながら保険相談のツボを解説しようと言うのは矛盾があるようですが、この切り口こそ言いたいところです。
生命保険は、提案書を見ただけでは理解できるほど単純ではありません。またご自分のリスクを金額に換算する必要保障額と、払える保険料とのバランスということもあります。
また医療保険が必要かどうか、定期保険だけでなく終身保険まで考えるかどうか、人それぞれの家族の事情と経済力が違います。少なくとも生命保険の相談では、最初に保険提案ありきでないことは言えると思います。
社員なのに個人事業主|保険業界の通用しない当たり前。
社員なのに個人事業主|保険業界の通用しない当たり前。
保険業界では、多くの営業が保険会社の営業職員ですが、営業活動に要する経費は自己負担となっています。
保険業界は個人の成績が給料に反映されますから、営業活動に要した経費は個人負担として処理されることが一般的です。
保険業界だけに通用する社員なのに、実は個人事業主という不可思議な仕組みが保険業界には当たり前になっています。
オーナーにとって保険の解約返戻金は会社のものであり社長のものでもある。
中小企業の経営者にとって法人契約の生命保険の解約返戻金は自分のものです。
中小企業のオーナーは私物欲が強くなくてはなれません。私が面接した人に転職理由を聞いたら「社長が恫喝するのです。」と言う方がおられました。恫喝でもしなければ人は動かないし会社は守れないとう経営者の理屈もあります。
そういう意味では中小企業のオーナーは一般人とアウトローの境界に位置します。人間的にかなり問題があるから経営者をしているのです。ちょっと言い過ぎですが・・