名変プラン不適切販売、金融庁検査マッチポンプの怪。

名変プラン不適切販売、金融庁検査マッチポンプの怪。

またまたバレンタインショック、2022年2月14日に金融庁の検査です。やり玉に挙げられているのはマニュライフ生命で、ネットでその話題が駆け巡っています。名変プランの問題と聞いてドキリとした経営者もいらっしゃるのではないかと思います。

金融庁が目をつけるのは、保険の契約者ではなく保険会社です。金融庁は保険会社という金融機関に対して監督責任がありますから、伝家の宝刀を抜くのです。したがって契約者にいちゃもん(あれこれ文句をつけること。)をつけてくるのは税務署ですから、今回の件は基本的に保険の契約者には関係がありません。 続きを読む

米国ドル建終身保険の名義変更、究極のメリットとリスク。

米国ドル建終身保険の名義変更、究極のメリットとリスク。

法人契約の逓増定期保険を個人に名義変更することで資金移動ができる逓増定期の名義変更スキームは、ホワイトデーショックで道が閉ざされたことはご存じの通りです。

このままでは、名義変更スキームをメインにしていた保険代理店はコロナショックどころではなく息が継げない存続にかかわる事態です。ぎりぎりの知恵比べというべき執念であの手この手で抜け道を探します。 続きを読む

逓増定期の名義変更にトドメの通達、実質遡及の混乱!

逓増定期の名義変更にトドメの通達、実質遡及の混乱!

逓増定期保険の名義変更にかかる保険契約の権利評価の見直しが行われ、6月25日、資産計上額で評価するという通達がついに発遣されました。

これまでは解約返戻金の額で評価できましたので解約返戻率が低い時に個人に有償譲渡し、解約返戻率が一気に高くなった時点で解約しその差額の一時所得を得るというスキームはこれでほぼ使えなくなりました。

中小企業の事業承継や利益コントロールにも影響が大きく、今後法人の利益はオペレーティングリースなどのハイリスクな仕組みにシフトするものと考えられます。パブリックコメントから通達の発遣まで一連の流れを検証しました。 続きを読む

逓増定期の名義変更、遡及パブコメで壊滅。

逓増定期の名義変更、遡及パブコメで壊滅。

国税庁から4月28日に『「所得税基本通達の制定について」(法令解釈通達)の一部改正(案)(保険契約等に関する権利の評価)に対する意見公募手続の実施について』というパブリックコメントが公開されました。

要するに逓増定期保険の名義変更による個人への資金の移動は許しませんよということになりました。

さらには令和元年の7月8日までの契約に遡及し、名義変更のスキームは完全に封じられました。 続きを読む

節税保険の出口対策に逓増定期の解約がベストタイミング。

節税保険の出口対策に逓増定期の解約がベストタイミング。

2021/3/16追記、緊急速報!?信頼できる筋からの情報です。法人契約の定期保険を個人に名義変更した際の対価見直しを検討中とのこと。要するに逓増定期保険の名義変更でこれまで解約返戻金相当額で譲渡できたものが、資産計上額で評価となるともはや逓増定期保険の名義変更スキームは終わりです。ついに来たかという感じですが、時期的には2019年7月8日以降契締結した契約、2021年6月末の改正となりそうです。但し未確定情報ですので取り扱いにはご注意ください。 続きを読む

N生命の逓増定期は起死回生か時限爆弾か!?

N生命の逓増定期は起死回生か時限爆弾か!?

2021/3/16追記、緊急速報!?信頼できる筋からの情報です。法人契約の定期保険を個人に名義変更した際の対価見直しを検討中とのこと。要するに逓増定期保険の名義変更でこれまで解約返戻金相当額で譲渡できたものが、資産計上額で評価となるともはや逓増定期保険の名義変更スキームは終わりです。ついに来たかという感じですが、時期的には2019年7月8日以降契締結した契約、2021年6月末の改正となりそうです。但し未確認情報ですので取り扱いにはご注意ください。 続きを読む

逓増定期保険、経理処理の変遷が複雑怪奇。

逓増定期保険、経理処理の変遷が複雑怪奇。

法人契約の保険は経理処理が複雑になります。その原因は保険会社の商品開発と国税庁の通達や改定による締め付けの繰り返しによるものです。まさにイタチごっこの結果とも言えると思います。

通達によるルールの変更は過去の契約に遡及しないとされた場合と改定日以降の既契約の保険料に適用された場合とがあり、契約の時期により経理処理が異なるというやっかいなことになったわけです。節税目的に様々な保険を活用して簿外に資金を蓄積してきたような会社は、法人契約の保険の経理処理はとても複雑になり、誤りも多数あると思われます。 続きを読む

逓増定期の個人契約は一時所得がうますぎ。

逓増定期の個人契約は一時所得がうますぎ。

逓増定期保険は法人契約だけでなく個人で契約して名義変更することで相続税対策に効果的に利用することができます。

相続人が逓増定期保険の権利を相続することで相続税の節税が可能になり、解約返戻金は一時所得という有利な税制が適用できます。

バレンタインショック以後、節税効果の高い保険は封じられましたが、最後に残るうますぎスキームを紹介します。 続きを読む

逓増定期名義変更の無責任。

逓増定期名義変更の無責任、ラストチャンスの活かし方。

2021/6/5、逓増的保険の名義変更スキームは、国税庁のパブコメで価値がなくなりました。下記サイトをご参考になさって下さい。

逓増定期の名義変更、遡及パブコメで壊滅。

CIMG3226コロナ・ショックの緊急事態宣言で会社勤務もままならない中、やり手の保険代理店はアポを取りに来ます。

保険業界で営業自粛をすれば一気にピンチになります。そんな中で逓増定期保険の名義変更は最後のビッグチャンスになっています。 続きを読む

逓増定期の名義変更にかかる不穏な噂。

逓増定期保険の名義変更に網がかかるか!?

CIMG3614国税庁から昨年の6月28日に出されたトドメ通達で保険料の損金算入ルールは、法人保険業界を震撼させました。多くの法人保険を扱う保険営業、保険代理店、その他税理士や法人保険得意の方々には開店休業のような厳しい一年となり、いまだに道が見いだせないなか2年目のホワイトデーを迎えようとしています。

そんな中で国税庁の網からすり抜けたように生き残ったスキームが逓増定期の名義変更です。今のところ逓増定期の名義変更を扱う保険代理店のみ、気を吐いています。その唯一残るウルトラスキームにかかる不穏な噂があります。これまでも同様の噂がなかったわけではありませんでしたが、これまでといくばくか状況が異なります。 続きを読む

生き残るか逓増定期の名義変更。

バレンタインショックの生き残りになるか逓増定期。

CIMG3664 来る来る保険営業マンや保険代理店がバレンタインショックなどと言い出しています。バレンタインショックはhokenfpの造語だと思っていたら、それ以前にバレンタインショックを言い出しているサイトが確認できました。考えることは皆同じなのですね。

先週のブログでは短期払い医療保険の最新情報を書きました。その後もう少し詳しい情報が入りましたので項目として追記します。また一番気になる逓増定期の名義変更に関しても現時点でわかっていることを補足しておきます。 続きを読む

逓増定期の名義変更が安全な根拠をOB税理士に確認。

逓増定期保険の名義変更プランのメリットとリスクを本気で調べました

2021/3/16追記、緊急速報!?信頼できる筋からの情報です。法人契約の定期保険を個人に名義変更した際の対価見直しを検討中とのこと。要するに逓増定期保険の名義変更でこれまで解約返戻金相当額で譲渡できたものが、資産計上額で評価となるともはや逓増定期保険の名義変更スキームは終わりです。ついに来たかという感じですが、時期的には2019年7月8日以降契締結した契約、2021年6月末の改正となりそうです。但し未確認情報ですので取り扱いにはご注意ください。 続きを読む

逓増定期保険が全損でかけられる条件を整理すると。

逓増定期保険が全損でかけられる条件を整理すると。

逓増定期の名義変更が安全な根拠をOB税理士に確認。

※2021/2/20追記。令和元年6月28日に発遣された国税庁の通達により、損金算入できる割合が解約返戻率によることとなり、全額損金でかけられる新規の逓増定期保険はなくなりました。しかし経理処理が変わり、損金メリットはなくなりましたが、逓増定期保険の名義変更による資金移動のスキームは依然有効です。

CIMG2503全損でかけることができる逓増定期保険の条件と注意事項を整理しました。利益が出ることがわかっていて30歳前後の後継者や役員がいらっしゃる中小企業には使える保険です。

もちろん利益の繰り延べではありますが、経営にとっては身を守るためのキャッシュフロー管理のテクニックになります。リスクも伴いますから慎重にと申し上げておきます。 続きを読む

逓増定期保険の解約時に困る未経過保険料の怪。

逓増定期保険の解約時に困る未経過保険料についての報告です。

平成22年4月から保険法が変わり年払いの生命保険でも解約時期に応じて未経過保険料を返却することが示されました。

金融庁の一見妥当な判断のようですが、全く契約者にとっては得にもならないうっとうしい話なのです。CIMG2068

未経過保険料とは読んで字のごとく保険会社はまだ時機が到来していない先払いの保険料は返却しなさいよと言うことです。

年払いや半年払いだと一年分の保険料を前払いしていることになりますから、月払いに直して未経過月の保険料を返却することがルール化されたのです。 続きを読む

逓増定期保険の名義変更に係る最新情報。

逓増定期保険の名義変更に係る最新情報です。

逓増定期保険の名義変更は税務調査で問題が発生しているケースはありません。取締役会議事録は確認されるそうですが問題なしと判断されているようです。

優良申告法人に対してはとくに踏み込んではきません。普通法人で取締役会議事録と経理処理の確認をされただけという情報があります。いくつかの税務調査の情報を集約すると問題にはならないというところです。CIMG2096

すでに当局はこのスキームを把握し金融機関のお金の動きを完全に握っているなら手の内に入っているはずですが、個人で一時所得の確定申告をしていればそれで終わりということのようです。 続きを読む

逓増定期保険の名義変更で落ちると怖い落とし穴を経験者が語ると。

逓増定期保険の名義変更には落ちると怖い落とし穴があります。誰も教えてくれない買う側の注意事項を経験者が語ります。

2021/5/3追記  逓増定期の名義変更スキームは、国税庁から名義変更時の評価が解約返戻金額から保険積立金相当に変わる通達が発遣される予定です。法人から個人への資金移動はできなくなりました。

逓増定期保険とは損金効果を利用して利益の繰り延べ効果だけでなく名義変更すれば利益を個人に付け替えることができます。CIMG1986

生命保険でできる最後のウルトラスキームです。とりあえず手順を踏めば今のところ過大になりすぎない限り課税当局も容認しています。その手順として用心すべきポイントをあげます。

① 無記名での送金、解約返戻金としての経理処理。

逓増定期保険を専門に扱う代理店も判例がでるまでのはじめの頃はアドバイスも慎重でした。個人が保険を買い取るとき送金者が表示されないよう現金で送金させたり、買い取った個人から振り込まれたお金に対して振替伝票には保険会社の解約返戻金として記載したりしていました。 続きを読む

逓増定期の名義変更による雑損失はおいしい仕組み。

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逓増定期保険の名義変更による雑損失はおいしい仕組みです。

逓増定期の名義変更が安全な根拠をOB税理士に確認。

利益のでている企業にとって雑損失の項目は中身にもよりますがありがたいこともあります。

なぜなら雑損失で落とした分は税金を払わなくてよい、つまり税金というコストがかからない、キャッシュフローの流出防止でもあります。

逓増定期保険が1/2損金になってからというもの初期低解約返戻金の返戻率が低ければ低いほど名義変更したときの会社にでる雑損失が大きくなり何となく経営者としては後ろめたいものを感じていたことがあるかと思います。 続きを読む

養老保険 | 逆タックスの終焉。

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逆タックスの終焉、P社が売り止めを決めて他社も追随する形です。

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さてこれを売りの柱にしていた代理店の運命やいかにです。言ってみれば保険契約の正常化とも考えられますが面白みはなくなりました。

凄腕のA社の代理店は契約即満期保険金受取人を変更する裏技を提案していました。確かに保険というものは被保険者以外いつでも自由に変更できる建前ですから理屈の上では可能ですね。でも感覚的にはやりすぎの感があります。 続きを読む

逓増定期の名義変更一時所得は収入の第四ルート。

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逓増定期保険の名義変更一時所得は収入の第四ルート。

逓増定期の名義変更が安全な根拠をOB税理士に確認。

かってはいろんなスキームがあり生命保険の
世界もあの手この手で節税できました。

ここ10年くらいでほとんどのスキームに
網がかかり保険代理店にとって一括千金の夢はますます困難になってきました。
最後に残っているのは逓増定期保険の名義変更ぐらいでしょうか。養老保険の逆タックスの手法もメインの会社が売り止めとなり道が狭くなりました。 続きを読む

払済定期保険の恐怖。

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払済定期保険の恐怖、書きたくない話もあります。

名義変更して即解約するのは、はばかりがあって安全を期して払済にしたのです。

慌てることはないから保険で持っとけば解約返戻金は増えて行くし相続対策に使えるという読みでした。

手続きをすると保険証券は契約者の手元に行きますから自分で確認することができません。確認するから持参してくださいとも言いにくいもんです。

それで税務署から行政指導があるまで保険証券を見なかったツケが回ってきました。 続きを読む

保険はボロ儲けの商品、名義変更して4000万の一時所得が可能。

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初期低解約返戻金型逓増定期の名義変更解約で4000万の一時所得は実際可能です。

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でも 生命保険は契約ですから取引が契約という形で成立した時点で所 得は確定します。安全確実でハイリ ターンの金融商品と言えると思います。特に逓増定期の名義変更スキームはリターンが大きいのです。 続きを読む