DNA解析と生命保険

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DNAが解析されその人の将来の病歴が予測できれば今の生命保険は成り立たなくなってしまいます。

病気になる人だけが加入して病気にならない人が加入しなければ生命保険はビジネスとして成立しません。

福沢諭吉災難請合を引き合いに出すまでもなく保険は相互扶助の制度です。多くの病気にならない人が万が一の不幸に見舞われた一人の人を助ける制度が保険の根幹です。

ひとりが万人のために万人が一人のために、保険の思想はとても崇高な助け合いとお互いを支援しあう思いやりに満ちています。

それがビジネスになると殺伐とした空気を漂わせます。自分のお金儲けのために保険を利用するという本末転倒も当然起こります。 続きを読む

告知義務違反|生命保険の裏話。

生命保険の告知義務違反は軽く見てはいけません。

CIMG1685告知義務違反の裏話についてお話します。業界では略して告反と言う場合があります。故意の告知義務違反か単に忘れていたのか実際はいろんなケースがあります。

突然、告知書を前に過去の病歴、通院歴、病名、治療経過が正確に思い出せる人はいません。

告知義務違反かどうか考える余裕もなく適当に書くと後で気になる事もしばしばあると思います。そのうち忘れますが、気になりだすと心配が続きます。 続きを読む

生命保険営業 | 原戸籍を求めて。

原戸籍を求めて、生命保険商品も金融商品です。

相続も大変ですが満期金などを受け取らずに保険会社に継続運用していると受け取るときに手間がかかる場合があります。

差入証には相続人全員の捺印が要りますし死亡している場合は戸籍で証明する必要があります。近所にいれば良いですが外国に住んでいたり縁切りになって交流がないケースはとてもやっかいです。

本来契約者が必要書類をそろえなくてはなりませんが高齢の方だと、特に一人暮らしをされているとさらに難しくなります。 続きを読む

ガン保険入院日額12万円は異常でしょ

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ガン保険入院日額12万円は異常でしょ。

どうしても落としたい利益があればガン保険の保険料も過大になります。ガン保険はだいたい入院日額で大きさを決めるようになっています。

入院日額が大きければ保険料も当然大きくなります。

日額2万円とか4万円までなら妥当な感じがしますが、日額が10万円を越えると10日の入院でも100万円超の保険金が出ることになりますから大変です。

下手に仕事をしてるより実入りがよくなります。退院する気が起こらなくなるぐらいの厚遇になります。

ガンは深刻な病気でしたが今は治療法も進み早期発見と適切な治療で短期で治癒する例が多くなっています。 続きを読む

法人保険の売りっぱなしに正義をと言っても無責任。

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売りっぱなし生命保険に正義を、買う側からの異論です。

事業保障を目的とする保険は保険事故が起こるまで放っておいても大きな問題は起こりません。

保険金請求には一応の時効がありますが、ほとんどの保険会社は少々の時効の経過にかかわらず必要書類が整えば保険金を支払うと思います。

もちろん満期のくる保険も保険会社からきちんと案内がきますから忘れていても大丈夫です。

中小企業は複数の生命保険代理店と取引。 続きを読む

法人契約のガン保険、保険金請求するかしないか苦悩は深い。

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雄株のイチョウ

不思議なガン保険、ガン保険も様々です。個人で加入するタイプ、法人が加入する節税タイプ、どちらもガン保険としての仕組みは同じです。

でも似て非なるガン保険です。

法人が加入するガン保険というのは解約返戻金を目的とし簿外に資金を積み立てて退職金などに充当することで節税をはかるものです。

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目的は利益の繰り延べなのですが被保険者の診断書を添えて保険金を請求すればちゃんと保険金が支払われます。ほとんどの場合被保険者は従業員だと思いますから自分が不幸にしてガンになり診断書を提出しても保険金の受取は会社というような、自分の不運というか、不幸な巡り合わせで会社が儲けるという、どうも納得できない結末になります。 続きを読む

無意識が納得するメリットを生命保険は提示できない。

保険と意識、生命保険は意識して加入するものです。

加入によるメリットは理屈で意識が納得する必要があります。無意識は我々の多くの部分を司っています。無意識は意識の論理を理解するようにはできていません。

無意識が納得するメリットを生命保険は提示することができないのです。

CIMG1806お菓子を買うようにあるいは料金をを払い電車に乗るようにそのメリットを実感できないところに難しさがあります。

金融商品は概ねそういう傾向がありますが保険以外の金融商品は実は単純です。増えるか増えないか、つまり儲かるか儲からないかですからシンプルでかつ投資結果はある程度可視化することができます。 続きを読む

簿外に役員退職金10億は十分可能です。

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簿外に役員退職慰労金、10億、さてどうするか悩ましいのです。

後継者に事業承継資金2億を移動、これだけできれば大抵の中小企業のオーナーは事業承継で道が見えてきます。

これより規模の大きいケースは生命保険以外の手法を組み合わせることになります。

生命保険の全額損金の商品であればすべて費用になります。しかしその生命保険の解約返戻金は被保険者の年齢構成や解約する時期にもよりますが6割~9割以上戻ってきます。 続きを読む

GNPはデメリットを隠蔽するがGNPはやむなしとする事情について。

GNP(義理人情プレゼント)は生命保険のデメリットを隠蔽するがやむを得ないところもあります。

自分でリスクを理解しメリットとデメリットを比較し保険料を払うことにしたなら後でクレームになることは少ないですが、GNPが加入動機に加わるとデメリットを見えにくくするので加入動機はあの人が強くすすめたからとなります。

そこに将来的なクレームの可能性が潜んでいます。言った言わないのあれですね。実際の営業の現場では説明もそこそこにお願い泣き落としとは言いませんが夜討ち朝駆けと電話攻勢があります。 続きを読む

生保の営業部長がエラクない理由。

生保の営業部長がエラクない理由。

別に生保の営業部長に恨みがあると言うわけではありません。生命保険を売るという仕事は、人の人生にかかわる重い仕事です。一つの契約で救われるかもしれない家族がいます。それを前線に立ち、指揮する仕事が営業部長です。そういう意味では、営業部長はエラクないけど偉いと言えます。

■保険営業へステップアップ、転職の不安と疑問を一挙解決、自己実現への道! 続きを読む

一時払終身保険の新型、90歳まで無告知で入れます。

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一時払終身保険の新型です。なんと90歳まで無告知で保険に入れます。

90歳まで告知なしではいれます。それは保険の形をしていますが貯蓄です。

一時払い終身保険は保険料を加入時に全額払い込みます。この時代だからこそ生まれた保険商品ですね。

寝た切りでもはいれますとかガンでも入れますになりますから保険に加入するリスクヘッジの考え方とは違います。

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保険をあきらめていた人には朗報です。言い忘れる前に最大のメリットは相続時に生命保険金控除相続人一人当たり500万が使えることです。相続税がかかればですが。 続きを読む

税理士の先生も生命保険は利益相反。

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税理士の先生も生命保険は、昨今士業の先生方は資格はとれど飯食えずの方も多いと聞きます。

世間には税理士の先生も増えました。

結局資格より営業力でありプレゼン能力が収入の道を分けるようです。

積極的に生命保険提案をする先生と保険契約に関わることを良しとしない先生がいらっしゃいます。また保険契約は知り合いの代理店に振ってしまって関わらないようにされる先生もおられます。

原因は大きく二つあるでしょう。一つはコミッションの問題、代理店との共同募集になっていると割合にもよりますがかなりの一時的な収入が見込めます。 続きを読む

生命保険の約款は保険契約の約束、提案書に誤魔化されない真実がある。

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生命保険の約款、保険は形のない商品です。保険契約と言いますが言わば約束です。

約束の内容は提案書や保険証券に書いてあるとは言いますが、約束の細部は約款という老眼鏡なしでは読めない書類に規定されています。

なかなか専門家でも判断に迷うケースもあります。約款を読んで理解しましたという契約者はいないでしょう。

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提案書でも約款のように細かい字で書いてあるところに重要なお知らせが書いてあったりします。読んでも意味が分からないことがよくあります。個人契約でも法人契約でも出たとこ勝負でそのときに考えるしかないという面があります。 続きを読む

目先の小金と生命保険の大金

目先の小金と生命保険の大金、人は誰でも目先の小金には渋いが見えない大金にはうといもの。

生命保険はたいていの場合大きなお金が関わります。法人契約ならなおのこと巨額になることが多いのですが、保険証券を見てもその価値が札束のように実感できません。

後継者にとって親の会社を継ぐことはうっとおしいし、サラリーマンやってる方が気楽でよいという考えの人もいることは間違いありません。

でもそのときはそうでも人生にはお金がいる時期があります。それほど簡単に達観できるものではないのです。 続きを読む

二次相続の対策が手薄になる人間模様、驚きの本音で語ると。

二次相続の心理は複雑です。相続税がかかる資産家にとって二次相続の対策は手薄になりがちです。

何件かの二次相続の対策に保険を活用する案件に関わりましたが一次相続とは違う難しさがあります。

一次相続の被相続人は自分のこととして一生懸命勉強し対策を講じますが二次相続の対策では被相続人はどうしても関心が低く理解が進まないケースが多くなります。

二次相続対策の当事者に本音を聞けば気持ちは分かります。

「会社なんて今は儲かっているけどこの先いつ左前になるかわからない。自分の老後に十分な資金をもっておきたい。子供も嫁も金の切れ目が縁の切れ目、あわてて金を渡すことはない。CIMG1579自分が死んだら好きなように分けたらよい。二次相続で相続税がいくらかかろうが難しいことは知らないので後に残ったものが考えればよい。対策なんていらない手持ちの金は放したくない。」

とまあこんな感じです。考えてみれば10万程度でも子や孫に小遣いとして与えようものなら喜んでくれて肩の一つももんでくれようものを暦年贈与で110万円生命保険料として振り込んでやっても自分が生きているうちにお礼の一つも言われることはない訳ですからつまらんと言えばつまらん気持ちもなるほどです。 続きを読む