
生命保険は、とても複雑になりました。販売している保険営業でも他社製品は理解できなことがあります。
でも生命保険には基本の分類が4パターンあります。それに医療保険を加えると5パターンです。基本の4パーターンに分けて理解すると、その保険の目的がすっきり理解できます。
一つは終身保険、死亡保険金が確定していて一生涯の保障があります。
二つ目は定期保険、一定期間の死亡保障を確保するものです。
三つ目は養老保険、一定期間の死亡保障と満期金がセットになった保険です。
四つ目が年金保険、一定期間保険料を積み立てて年金形式で受け取るものです。
この4つの他に医療保険があります。ほとんどの保険は、この基本形の組み合わだったり特約が付加されていたりします。
見た目は複雑ですが、主契約と特約に分割できます。外貨建てなどは扱う通貨が違うだけで、基本となる構造は同じです。
たとえば逓増定期保険も、死亡保障が増加するだけで、定期保険の一種です。
それぞれの特性を理解し自分や自分の企業に合った保険を選ぶことが重要です。ややこしくなる要因は基本形の変形パターンがあれこれでていることによります。
◆ 自分の保険を4パターンで見直し。
実際の保険は、保険会社がつけたネーミングと保険の型からくる正式名称があります。正式名称には、保険の4パターンの名称が含まれます。
逓増定期保険とか定期付終身保険とか介護保障定期保険とか実に様々です。でも四つの基本形の特性を押さえておきどれに該当するか考えてみると理解が早まります。
ご自分の加入している保険がどれに該当するか、見直してみることも時には必要です。
◆ 4つの基本形の特性。
4つの基本形を、解説しています。保険の提案をうけたときこのパターンで考えれば、目的が見えてきます。
同時に足りていない保障、自分に必要な保障が判断できるようになります。
医療保険や養老保険では、家族を守る保険とは言えないのです。県民共済やネット保険で少額の保障を契約して、保険に入っているような気になることが、実は一番後悔のもとになるのです。
①終身保険

終身保険は、一生涯の死亡保障があります。途中で解約しない限り、人間いつかは亡くなりますから、必ず死亡保険金を受け取ることができます。
貯蓄性がありますので、その分は割高な保険料になります。貯蓄と違うのは、加入時点から満額の死亡保障か約束されていることです。
保険料は、たとえば65歳で払い込みを終え、一生涯の保障というパターンと終身払いというパターンがあります。終身払いは保険料がお安くなりますが、平均寿命より長生きすると、支払保険料が死亡保険金を上回ることもあります。
②定期保険

定期保険は、一定期間の死亡保障があります。期間を終えると保障はなくなります。限られた期間の死亡保障を買う保険ですから、支払保険料と保険金は釣り合いません。
損得で考えるのではなく、本当に保障が必要な時期に、お安い保険料で保障を買うという目的に使われます。
法人では、保険料が費用化できますので事業保障としてよく使われます。個人では終身保険と組み合わせて、定期付終身保険などとして販売されることが多いようです。
定期付終身保険は一定期間の死亡保障を大きくして、保障が必要でなくなると、終身保険だけが残る仕組みです。
③養老保険

養老保険は、終身保険と定期保険の要素組み合わせたような保険です。一定期間の死亡保障があり、期間が終わると満期金が受け取れます。満期金は、保険会社の予定利率により、支払保険料の合計を上回ることも下回ることもあります。
かんぽ生命が得意とする保険です。満期金を受け取れば、また次の養老保険に加入するような売り方になっています。法人では福利厚生として、社員に付保することがよくあります。保険料の半分が費用化できます。
④年金保険

年金保険は、貯蓄をメインにした保険です。死亡保障としての意味はあまりありません。満期まで保険料を支払い、保険会社に運用してもらいます。
満期後は、定期的に年金として受け取ります。年金は一括で受け取ることもできます。途中で死亡事故が発生すると、それまでの保険料相当を保険金として受け取ることになります。
それぞれに特性があり同じ保障額でも保険料は大きく違ってきます。保険加入の目的と契約者の資金事情による選択になります。よい保険だから契約できるとは限らないのです。

「生命保険の基本は4つだけ、ここを押さえれば保険はわかる。」への2件のフィードバック