コロナワクチン、職域接種で保険営業の復活なるか!?

コロナワクチン、職域接種で保険営業の復活なるか!?

新型コロナ感染症に対応する最も有効な最終手段としてワクチン接種があります。全国各地で高齢者対象にワクチン接種が進んでいますが、大規模接種会場が設置され、さらには職域接種の推奨でワクチン接種の加速度を上げる計画が進んでいます。

職域接種の体制を組んで保険会社が営業職員にワクチン接種を行うことで、いち早く対面での営業活動を再開することが可能になるのでしょうか。

ただ、保険会社は大手と言え接客商売です。お客様の方を常に向いていないとソッポを向かれてしまうという特性があります。ここにきて優先的に職域接種を進めてしまい、妬みや嫉みの原因を作ると先行きの営業活動に支障が出るということもあり得ます。このところのコロナワクチン接種のドサクサは、慎重に見定める必要があると思い、改めて保険営業の実情と職域接種の批判情報をまとめてみました。

◆ 保険営業がコロナワクチン接種で対面営業復活!?

コロナワクチン接種がいきわたると、ようやく待ちに待ったコロナ後の世界が開けるはずです。マスクや手洗いは継続しなくてはならないと思いますが、保険の営業活動も対面での商談が可能になります。保険営業が安心して営業できるようになるためには、コロナワクチン接種は欠かせません。コロナワクチン接種でうつらない、うつさない営業が可能になれば、保険業界も活気を取り戻すものと思います。

当分の間は、コロナワクチン接種証明書なるものを免許証と同じように持ち歩かなくてはならないと思いますが、それでも保険営業がコロナワクチン接種で対面営業復活ということになると思います。保険業界のことはかかわりがある分よくわかるだけに、対面での営業復活については気がかりな立場です。

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◆ 保険営業自粛の限界、対面営業が基本。

保険営業に携わる方々は、直接の面談営業を自粛せざるを得ない状況が続いています。生命保険の販売は新規を開拓しないと成り立ちませんから対面で営業ができないと大きな痛手となります。これは保険会社に属する保険営業だけでなく、代理店の保険営業も同様の苦境に悩んでいることと思います。

コロナ禍で保険営業の対面での面談は自粛となりましたが、いまだに保険業界の停滞モードは抜け出せる道が見えていないと思います。保険営業は面談により顧客の需要を掘り起こすことが必要なため対面営業が保険販売の基本と言えるでしょう。

保険はどれに入るかより誰に入るか、人で選ぶ不思議。

家に次ぐ大きな買い物でありながら形がない保険は、リモートで売れるものではないのです。少額な保険や県民共済のような、本来必要とされる保障のお茶を濁すような保険であればネットでもリモートでも売れる可能性はありますが、家族の生活を守るための保障や事業保障をリモートで契約する気にはならないものです。

県民共済のデメリットを謎解きすると見えてくる間違い。

保険は、保険商品以前にそれを売り込む保険営業の人柄と信頼性が大本にあります。人柄や人間性は顔や表情に出るものです。ところがマスクをすればその表情が見えません。それでも対面での面談ができれば気持ちは伝わります。アクリル板越しでも会えれば契約に持ち込むことはできるかもしれません。

保険営業は限界にきているところだと思います。hokenfpは保険を買う方の立場ですが、保険営業の苦境がよくわかるだけに、ワクチン接種が広がり安心して対面の営業活動ができることを願うばかりです。

テレワークでやる気が出ない保険営業。

◆ 保険営業は接客商売、コロナワクチン先行接種は社会批判の可能性。

今回のワクチン接種は国民の血税を使った国家事業です。基本的な要件として国民皆が納得する公平性に気を配らなくてはなりません。職域接種をすすめれば大企業が優先され、資本力のない圧倒的に多くの中小企業の社員とその家族はおいてきぼりになります。これは、やはり不公平感がぬぐえないと思います。

保険会社のような接客商売では、慌てて職域接種をすすめると社会批判を受ける可能性も考えておかなくてはなりません。大手外食の飲み屋のチェーンが社員にワクチンの職域接種をすすめると言えば、それほど反感は感じないのですが、どういうわけか保険会社には当てはまらない感覚です。

社会全体で職域接種が認知され、ワクチン接種を促進するためにやむを得ない妥当な施策であるという空気が醸成されてからの方が、大企業だけという暗黙の反感を買わないので良いのかと思います。

スマホは使えないしネットでは予約が取れないのし、朝から晩までさんざん電話してもつながらないので、あきらめてしまった方も多かったと思います。いくら時間がある高齢者でも腹立ちはどこかに残っています。

もらう側のGNPでいえば保険契約は好き嫌いで決まる。

◆ 保険営業はエッセンシャルワーカーではない理由。

保険営業は面談による接客営業を基本としていますが、世間でいうところのエッセンシャルワーカーには属さないと思います。エッセンシャルワーカーとは、医療・福祉、農業、小売・販売、通信、公共交通機関など、社会生活を支え生活維持に欠かせない職業に就いている人たちを指します。

しかし、保険は急いで急ぐ必要がない特殊な商品です。なくてはならないとも言えますが、今すぐなくてはならないと言うのは保険営業ばかりで、リスクに気付いていない顧客には不要不急の商品になります。

保険商品が、顧客にとって不要不急であれば、保険営業も社会生活のインフラを支えるようなエッセンシャルワーカーとは言えないということです。ということは、厳しい見方かもしれませんが、職域接種などで優先的にコロナワクチン接種を受けるということも社会的公平性という点では引っかかるところがあります。

好きか嫌いかがすべてを決める、ザイアンスの保険営業法則。

◆ コロナワクチン、職域接種の先行情報。

コロナワクチン接種を積極的に進めるため、国の方針が変わり職域接種を推奨しています。スピード感をもってワクチン接種をすすめるためには地方公共団体に任せておくだけでは、速やかな進展は期待できないと思います。そういう意味では民間の企業の力を利用する職域接種は有効な手段です。

検索した情報によると職域接種では接種券なしでもよいそうですが、ワクチン接種が医療行為だとすれば、少々乱暴な気もしますので接種券だけは発行して接種後の健康がどうなったか追跡できるようにすべきです。(コロナワクチン接種券見本、黒丸は個人情報のため筆者が加工しました。)

副反応はほとんどない方から倦怠感や頭痛など結構な割合で何かしらの影響が出ています。特に2回目の副反応が強くなる傾向があるようですので、用心すべきところです。

■山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信(ファイザー/モデルナ副反応情報)

先行しコロナワクチンの先行接種を進めている企業の情報を集めました。保険関係では損保系とメットライフ生命、日本郵政などが職域接種情報を公開しています。国内生保系も当然進めているはずですが、情報としては現段階で薄くなっています。訪問されるお客様が未接種なのに保険営業がワクチン接種完了しましたでは、リスクは下がりますがお客様としても気分がよかろうはずはありません。

■日本郵政グループ/ワクチン職域接種、1か月あたり4万人

■ワクチン接種 21日から職場や大学で 企業は準備を本格化

■職場接種の受け付け開始 JR東や損保ジャパンが申請

■ワクチン職域接種、伊藤忠は7500人対象ー証券・銀行も検討

■職域接種、初日は500超が申請 中小企業には課題も

■新型コロナワクチン職域接種に関する基本合意について(メットライフ生命)

■「ワクチン職場接種どんどんやれ!」菅首相の無茶ぶりに大迷惑の大企業(1)

■「ワクチン職場接種どんどんやれ!」菅首相の無茶ぶりに大迷惑の大企業(2)

◆ コロナワクチン接種で保険営業の復活なるか、まとめ。

今回の職域接種の推奨は、東京オリンピックを間近に控え接種速度遅延の批判をかわすために突然湧いて出た緊急措置の様相があります。保険営業の自粛モードからいち早く抜け出したい保険業界では、すぐさま手を打ち傘下の営業職員にコロナワクチン接種をすすめたいところですが、どうも世論を見定めている保険会社もありそうです。

高齢者にとってコロナワクチン接種の予約は決して簡単なことではありません。いまだに予約が取れていない方や断念してしまった方もいらっしゃると思います。

また接種の対象範囲を64歳以下に拡大するそうですが、多くのケースでは接種券が届いていないのではないかと思います。接種券なしで大規模接種会場において無差別に接種をすすめるというには無理があるでしょう。

また大企業が資金力と組織力を駆使して、接種券なしでも自社の社員とその家族だけを優先的に接種をすすめるという構図は、接客商売をメインとする企業では避けた方がよいのではないかという気がします。反面、保険営業が接種証明書を懐に、バリバリ営業活動を推進し復活を遂げることも望ましいことですので、判断は微妙に難しいと思います。保険営業の復活は、社会的にも必要なことです。職域接種への社会批判が杞憂に終わればよいのですが。

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