生命保険の名義変更は使えるスキーム

CIMG1833生命保険の名義変更は使えるスキーム、保険の名義変更といえば二つのことがあります。

一つは逓増定期の名義変更で一時所得を得るスキームです。

これはまだ有効な節税効果の高い方法です。

社長の生命保険は後継者に譲渡で得する裏ワザ!?

もう一つは会社で保険をかけある程度経過したら解約返戻金相当額で個人に譲渡するスキームです。

譲渡するとは名義変更し個人が会社に解約返戻金相当額を支払う手続きです。

取締役会の承認が必要な内容ですのである程度経営の実権を抑えている必要があります。

保険というものは概ね【保険金〉払込保険料〉解約返戻金】という構図になっています。保険の種類によってはこの落差がとても大きくなります。

ここが保険の名義変更の美味しいところです。例えば予定利率の良い時代の保険では払込保険料の倍近い保険金というケースもあります。また法人契約の医療保険なら安い解約返戻金で個人の医療保障を手厚くできます。

為替リスクはありますが外貨建ての保険もこの落差が大きいところが特色です。逓増定期でも初期の低解約を利用して資金異動を行う仕組みです。

この保険商品は各社確認し判断する必要があります。昔法人で契約した手元の保険もそれなりにあると思いますから比較検討して名義変更すると結構な額を移動できて相続対策の有効な手段になったりします。

まずは手元の保険で名義変更する価値があるかどうか、つぎに保険会社の枠を広げて幅広く検証することが必要です。

名義変更後の減額による課税回避策。

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