贈与は孫にするとゼッタイお得な理由。

申し上げたいこと:

贈与するなら孫がよい理由は様々です。

・一番あげたい理由は世間の垢にまみれておらず、無垢な分だけ素直に喜んでくれるということです。

・孫が小さいうちは勘繰りもしなければ複雑な人間関係も影響を与えません。

・金の切れ目が縁の切れ目、などと思わすに済むところが何よりなのです。

◆ 贈与は孫にするとゼッタイお得な理由を5つにまとめました。

1)贈与は子にするより、孫にするほうがもめ事が少ないように思います。

ただし孫には何人いても平等にです。わが子には兄弟ごとに差を付けたりしますが、孫なら平等でもしっくりするものです。

2)贈与を孫にすると次の代なので相続税がかかる方なら一代飛ばしの節税効果があります。孫は相続人ではないので2割加算はありますが、有利には違いありません。

贈与が節税目的であれば、どうしても巨額になりがちです。お小遣いやお年玉の枠を超えてしまいます。結局、孫への贈与を孫の親が管理するのでは、孫贈与がゼッタイお得とも言えませんが。

3)孫は相続人ではないので、孫への贈与は贈与の7年の持ち戻しもありません。もともと相続税と贈与税は同じ穴のむじな(古い言い方で失礼)というか補完関係にあります。

相続発生直前の駆け込み贈与は、相続税に持ち戻して課税されます。これが相続人以外への贈与なら持ち戻しがないわけです。

4)へは教育資金の一括贈与などで1,500万の非課税枠があります。別に教育資金は孫のために祖父母が負担しても、もともと非課税です。しかし一括して贈与税無しで1,500万を孫に移せるメリットはあります

教育資金の一括贈与は、たびたび改正されました。さらに時限立法で、条件が厳しくなっています。老い先短い資産家が、暦年贈与では間に合わないような、駆け込み贈与では意味があります。

5)生命保険料分を毎年贈与して子が被保険者、孫が契約者、受取人とします。すると孫が生命保険金として受け取る時は、親の相続時ですからずいぶん先のことになります。これで贈与のムダ遣いの心配がなくなります。

もちろん孫が成人して急に資金が入用な場合は、契約者貸付も使えます。孫が契約者ですから、いざというときは解約して現金化することもできます。

財産を贈与すると贈与税という税金がかかります。相続財産として子に残すと相続税がかかる場合、贈与を考えます。贈与には基礎控除として受贈者一人一年あたり110万円の非課税枠があります。これをうまく活用して非課税の範囲か、もしくは少額の贈与税を納税しつつ相続財産を減らしていくやり方です。暦年贈与と呼ばれますが、実際は相続税のかかる人ばかりが贈与をしたいわけではないのです。

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◆ 相続税がかからなくても孫に贈与して喜ばせてやりたいと思うのが人情。

孫の喜ぶ顔は、何物にも代えがたいものです。でも下手な贈与は争いのもとになります。

親心で贈与して争いになったんでは、本末転倒もよいところです。普通はまず自分の子に贈与を考えるものです。

子の中には金に困っている子、親思いの子、遠方に嫁にいった子、それぞれの事情で金には苦労しているものです。家計が苦しくて親に援助を求める子も親にしてみれば心配の種です。お金というものはよほど達観していても、あったらあったで苦労すしますが、なけりゃないでやりくり苦労があります。

子にとっては予定外の贈与をもらえば大助かりです。しかし他の兄弟のことが気になります。子に配偶者でもいればよけいな勘ぐりで、さらに複雑な状況も起こってくるものです。

相続税の増税でにわか相続税対象者になった方にとれば、下手な贈与をするくらいなら知らぬ存ぜぬで放置するのも妙手な場合があります。

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◆ 贈与が波風になるとき。

相続税は相続人が払うもので黄泉の国へ旅立った被相続人が気にしても仕方がないとも言えます。わが子に遺産を当てにするなと言うほうが無理ではあります。しかし、むやみな贈与をせずに成り行きに任せることも選択肢としてあるのではないかと思ったりします。

ただ親心としては、生きている間にわが子や可愛い孫にはできれば、お年玉をあげて喜ぶ顔が見たいのです。ポチ袋に入るくらいならいいですが、贈与となるとお正月に限らず大きめの金封に「気持ち」と書いて渡したりします。

孫にとっては巨額のお年玉ですから親に「内緒」と言われても黙っていられません。そうこうして家庭内には波風が立ちはじめます。

贈る事情もおありでしょうが、もらう側の状況と都合にも配慮して、できれば援助としての贈与はギリギリに、少額のお祝いは一番にあげてください。ただし自分の老後資金に十分な余裕をみて、ということになります。

悲しい現実ですが、贈与はあげだすと、金の切れ目が縁の切れ目になることもあります。

そんなつもりで世話をしていないのに、悲しいかなそんなつもりが心の中にできてしまうのです。不思議な心理ですが、これは体験するとわかります。

贈与で子供に金を残すくらいなら使い切りなさい。

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