相続税の本が役に立たない理由を3つあげると。
相続税や相続に関する書籍が出回っていて専用のコーナーもできています。それぞれの本の内容を吟味するとどうも一般にはわかりにくい書籍が多いですね。なぜこうもわかりにくいかという理由を挙げると3つになりました。
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その1)専門用語がかみ砕けていない。
その2)税制改正が反映できた書籍がまだ少ない。
その3)対策が具体的ではない。
総じて著者の得意分野の自己満足解説が多いようです。
しっかりまとめた本もありますがそういう場合小規模宅地の評価減や物納リスクが舌足らずの解説になっていたり相続税の節税に重きがおかれていたりします。相続対策は基本的に納税対策になる場合と保険などで節税して基礎控除を下回ることで相続税の対象者でなくなるような工夫をする場合を区別して考える必要があります。
相続税の改正は対象者の範囲を拡大しました。これまで全く関心のなかった超初心者がセミナーに押しかける構図ですが、
相続税セミナーの多くは営利目的に顧客を誘導する内容です。
金融機関でも不動産関係でもビジネスですから当然です。節税して銭足らず。気がつけば相続破産などというケースも聞きます。信頼できる専門家探しが特に重要です。