外貨建て一時払終身保険の使い道。

外貨建て一時払終身保険の使い道は意外に多彩です。

CIMG1691 金融機関保険提案には外貨建てのものが多いですね。見栄えがよくて運用効率も高いので円建ての保険と比べるととてもよく見えます。

基本的には保険金も解約返戻金も一時払いの保険料も外貨で行います。当然外貨ですからその国の金利水準が適用され予定利率も高く設定されます。外貨建てがおいしく見える理由です。

為替の影響はもろにかぶります。加入時より円高にふれれば不利になり円安にふれれば受け取る保険金は上ぶれします。カントリーリスクも念頭に置く必要があります。

使い道としてはオーナーを被保険者として法人契約をしておいてしかるべき時期に為替の状況を見ながら後継者に譲渡する手が妥当なところです。

解約返戻金が初期の頃には低くなりますからできるだけ早めにすることです。名義変更するときには円高で保険金を受け取るときは円安で、結構虫の良い話になります。

それで相続税にはかかりませんが問題が3つあります。

1)後継者の買い取り資金

2)相続対策の上乗せと考えること

3)為替リスクを理解すること

です。後継者に買い取るための資金を移動する別の手がいります。また相続税の納税資金の上乗せと考えることで保険金が確定しないリスクを抑制します。

為替リスクはついて回りますからこれは覚悟することです。保険金を受け取るときの為替をコントロールすることはできませんからね。予知能力があっても為替にあわせてあの世にいくこともできません。あしからず。

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