保険に正解はないし正しい生命保険の見直し方もない。
生命保険は金融商品でありながら人の価値観や環境で判断するとき見方は多様に分かれます。
保険のアドバイザーやコンサルタント数あれど正しいアドバイスはどれくらいあるのでしょうか。アドバイスする人の価値観と環境や経験の内容によっても異なるのが普通です。
結論から先に言ってしまえば生命保険に正解はないのです。
当然生命保険に正しい見直しがあるわけではなくその人の価値観と考え方に基づく見直しがとりあえずの正解と言うことになります。
例えば初期低解約返戻金型の終身保険があります。払込保険料に比べると死亡保険金が大きくなっているので得なような気がします。少ない保険料で大きな保障は定期付き終身保険の考え方に似ています。
しかし途中解約すると普通の終身保険の解約返戻金の7割しか戻らない仕組みです。解約返戻金は時期により返礼率が異なりますから一概には言えませんが50%~60%となると推定できます。
これは途中で解約すれば大きな損ですから経済事情がどうあれ死守する他ないですし契約者貸付の範囲も同じ割合で縮小になるはずですから要注意です。
他に資産があり余裕があるならお得な生命保険になります。しかし生活費ギリギリで契約するには一抹の不安が残ります。
ここに契約者の価値観があり経済環境や家族構成、将来設計などの要素が入り込み契約するかどうかの判断になります。
熟慮して判断しても人生山あり谷ありで先のことはわかりません。
そういう意味において生命保険に正解はないと申し上げているのです。
法人保険においても同様のことがあります。雑損失がでてもうまく組み合わせること節税になります。
一言でいえば生命保険というものは「人間万事塞翁が馬」ということになりましょうか。
ただし生命保険の保障内容や契約の意味をきちんと理解し自己責任で判断するということが前提にあります。
保険の営業に勧められたからとか、知り合いなので断りにくいとかそういう要素は人それぞれですが後悔しないためには自分の価値観で判断するということに尽きると思います。
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