お盆は欲ボケ争族の季節です。
核家族化すると家族親族はあちこちに分散します。冠婚葬祭でも日本全国から駆けつけるような時代です。交通網が発達し時間が短縮されたといっても旅費もかかるしそうそうたびたび帰省できません。
しかしまとまっていない遺産分割協議はお盆に相続人が揃ったときにということもあります。
揉めることはないはずの話し合いがご先祖様の前になるとギクシャクします。
葬儀の時とはがらり様相が変わり夏の暑さも加わり欲ボケが出てきます。
誰かが欲ボケを出すとそんなつもりがない相続人にまで一気に感染し連鎖します。まるで争族ウイルスでもいるかの如くにね。
話し合いは感情的になりまとまらなくなります。相続税の納税までの残り時間が残り数ヶ月となりいよいよ風雲急を告げてくるわけです。
ドラマのような寅さんの一場面のような辛辣な言葉が禍根を残します。
因果なものですが、十万億土無明の闇へ旅立たれるご先祖さまの霊が情けなさにカーテンを揺らしてもローソクの火を吹き消しても熱くなっている相続人は誰も気づきやしません。
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◆ 相続税がかかってもかからなくても、たとえ争族の予感がなくても遺言書をきちんと書いておければ揉めることはないのです。
あの世から遺言電報でもあればと思いますが、もはやままなる話ではありません。
考えてみれば宝くじにでも当たらない限り手にすることはできない生涯最大の不労所得のチャンスです。
家を建てたいリフォームしたい、ローンを一括返済したい、子供の学費が、車を買い換えたい、冷蔵庫が古くて冷えない買い換えたい等々誰にも際限のない人間の欲望が渦巻いているのですから当然と言えば当然です。というより欲望こそ自然なもです。故に・・
「お盆は欲ボケ争族、エンディングノートより遺言書が重要な理由。」への4件のフィードバック