損か得かの判断基準は払込保険料合計に対して受取保険金が上回るかどうかです。
金融商品に関していえばいくら儲かるかですが、保険の場合は儲かるという言い方は不適切ですのであえて「払込保険料<受取保険金」公式が成り立つものはどれかで考えます。
もちろん途中解約はどのような金融商品でも、損をするか元本を割り込む場合があり得ます。保険でも途中解約は大きな損失につながるような、初期低解約返戻金型の保険商品もありますから注意が必要です。
説明の前提として生命保険の基本的な分類を理解する必要があります。
保険の基本構造は大きく5タイプ
①終身保険
②定期保険
③養老保険
④年金保険
⑤医療保険
上記の5つのタイプに分類できます。大方の保険はこれで分類可能です。主契約に様々な特約が付加されてバリエーションが広がっているのです。ややこしい保険でもこの変形タイプになりますから基本形に分類できるものです。
◆ 元がとれないリスクが高い保険が医療保険。
多くの場合、医療保険では払込保険料>受取保険金となります。
医療保険の単位は入院給付金です。給付日額が一日5,000円とか10,000円とかに
設定されていることが多いです。医療費がいくらかかろうが、入院日数×入院給付金とそこから派生する手術給付金であったり通院給付金であったりします。
ほとんどの場合何百万円かの保険料を払い込んで、入院が長くて10日ほどです。受け取った保険金は何十万に程度なるケースが多いと思われます。同じ病気で再入院しても180日以内の場合は継続カウントされます。
元を取るケースを考えれば、全身病気持ちで入退院を長期に渡り繰り返すような場合です。不幸にして特異なケースでないと払込保険料に対して受取保険金がプラスに転じることはないと考えて間違いありません。
定期保険やっ終身保険では、一度保険事故が起これば図らずも元はとれるというか、払込保険料に対してはるかに大きな保険金が支払われます。保険事故がなければ損得で考えるべきものではないはずです。(火災保険のような感覚です。)
◆ 医療保険の採算、まとめ。

医療保険は元が取れないと申し上げましたが、これも考え方次第という面があります。どうせ貯金はできないから、医療保険で保障でも買っておくというスタンスはあるかもしれません。
また恐ろしく運が悪くて、大病で長期の入退院を繰り返しているような場合です、それも異なる病気で何度も入院をするようなリスクに備えるというなら、医療保険は心強い味方です。
それとか両親をがんで亡くしいるので、自分ががんに罹ったら高度先進医療を受けるためにがん保険に入るというなら、それなりに話はわかります。
日本は社会保険制度が充実していますからその面での条件も考慮に入れて医療保険の必要性を検討いただければよいのではないでしょうか。
自分の例でいえば、がん保険には加入していますが今はやりの医療保険には加入する気はありません。家族に対する責任は重いですから定期付終身保険でリスクをヘッジしますが、生存給付型の医療保険にはそれほど必要性を感じません。
人それぞれですが、保険の理屈をわかって選択するのとすすめられるままに加入するのとではやはり大きな違いがあると言わざるをえません。

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