二次相続の対策が手薄になる人間模様、驚きの本音で語ると。

二次相続の心理は複雑です。相続税がかかる資産家にとって二次相続の対策は手薄になりがちです。

何件かの二次相続の対策に保険を活用する案件に関わりましたが一次相続とは違う難しさがあります。

一次相続の被相続人は自分のこととして一生懸命勉強し対策を講じますが二次相続の対策では被相続人はどうしても関心が低く理解が進まないケースが多くなります。

二次相続対策の当事者に本音を聞けば気持ちは分かります。

「会社なんて今は儲かっているけどこの先いつ左前になるかわからない。自分の老後に十分な資金をもっておきたい。子供も嫁も金の切れ目が縁の切れ目、あわてて金を渡すことはない。CIMG1579自分が死んだら好きなように分けたらよい。二次相続で相続税がいくらかかろうが難しいことは知らないので後に残ったものが考えればよい。対策なんていらない手持ちの金は放したくない。」

とまあこんな感じです。考えてみれば10万程度でも子や孫に小遣いとして与えようものなら喜んでくれて肩の一つももんでくれようものを暦年贈与で110万円生命保険料として振り込んでやっても自分が生きているうちにお礼の一つも言われることはない訳ですからつまらんと言えばつまらん気持ちもなるほどです。

ここが二次相続の対策における意識の壁です。

それにまだ一次相続が発生しているわけではないですから手持ち資金程度では節税意識という方が無理かもしれません。この壁を崩すには相手の気持ちをくんであげること子や孫の将来を案じる親心を頼みにするしかありません。二次相続対策の難しさです。

二次相続の対策でで納税資金が枯渇してせっかく継いだ会社を手放すようなことがないよう人の機微を斟酌した相談相手になることが肝要ですね。

二次相続の対策に絡んでみて思うことは、人間模様は奥が深いのです。

今一つ付け加えると、二次相続の対策は身近で面倒を見たり指導したりする人が少なくなる傾向があります。一次相続の時には社長やその取り巻き、お付き合いの税理士が一生懸命アドバイスもし準備もするのですが二次相続ともなるとどうしても対策が手薄になります。相続に明るい専門家がいればラッキーですが、そうでない場合は早めに資産税得意の専門家を探してお付き合いをしておくことです。

相続は二次相続の対策の方が大変とはよく言われることです。それは

二次相続の対策では配偶者控除が使えません。

母親と別居していれば相続税の小規模宅地等の特例が受けられない場合があります。相続人自身が住むマンションがあれば小規模宅地の評価減の適用は無理になります。

いろんな不利な条件が重なり、二次相続の納税資金は思うように節税できない場合がありあります。

二次相続の対策ではとくに保険でもその他の対策でも早めの対策が功を奏します。

何と言ってもお金と人間、思うようにはなりません。先先に送り二次相続を棚上げにして対策を怠るとつけが回ってきます。気がついたときには保険には入れないということもあり得ます。良かれと思って一次相続で母親に多くの財産を渡していると二次相続が発生したときに納税資金に困ることもあります。早くに換金しやすい立地の不動産に買い換えておけば助かるのですが、母親に遠慮していると地価が上がって思惑が外れます。何かと人情がらみの二次相続対策は一筋縄ではいかないのです。

一次相続も二次相続も節税のしすぎにご注意くださいませ。

◆相続税の税率は高くない、節税ビジネスのカモにならないために。

Pocket

カテゴリー: 相続と保険 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA