生命保険嫌いの頭は損得勘定、保険で得する悲劇。
生命保険嫌いと言う人は、保険の営業をしていると結構いらっしゃいます。
飛び込み営業で行くと、保険嫌いという方には時々出くわします。実は愛想のよい顧客より、よほど見込み客に近いのです。保険嫌いが、見込み客に近いとう理由を考察しました。
・飛び込み営業では、ときどき保険嫌いに出くわします。
■保険営業|飛び込み20日間で1,000軒の成果をまとめると。
◆ 保険嫌いの本質的な原因。
じっくりしゃべってみると、保険嫌いと言うからには、そこそこ生命保険の知識があることが多いようです。もともと保険のことに詳しくない人は、知らないものや、よくわからないものを嫌いになれないという理屈もあります。
未知のものを恐れたり、避けたり嫌ったりすることも、人間の本性としてあります。そういう防御本能が、元から備わっていることも保険嫌いの原因です。
保険は姿かたちが見えませんから、目の前の保険営業が、その保険のイメージを代表しているようなこともあります。生命保険の営業では、商品力より人間力といわれるゆえんでもあります。
◆ 生命保険嫌いの3タイプ。
保険嫌いのタイプは大きく3つになります。一番多いのは保険金が受け取れると思っていたのに、受け取れなかったことを恨みに思うタイプ。
二つ目は過去に体調が原因で、生命保険加入をお引き受けできません、と断られたタイプです。最後は保険の仕組みがよくわからず、保険会社が信用できないという無知全面タイプです。
アンチジャイアンツも巨人ファンの内と、言われた時代があります。それと同じで生命保険の正しい知識、保障や金融商品としての有効性を理解すれば、保険ファンに転ずることもないとは言えない、保険嫌いの方もいらっしゃいます。
もともと保険は保障性の商品です。儲けようとかリターンを期待するところに無理があります。
まずは自分と自分の家族のリスクをしっかり認識することが大事です。人はすべからく死亡します。その時期により悲劇の大きさが変わります。それをいくばくかでも金銭で軽減できれば、まさに生命保険冥利に尽きるというものです。
◆ 生命保険嫌い、まとめ。
生命保険嫌いの方の考え方は、保険の損得勘定に起因するようです。
生命保険は、保障を買うものですから、保険事故がなければ確実に保険料は持ち出しになりますから、お金の出入りを考えれば損と言えます。
確かに保障を買っても手元には何も残りません。大事なく過ぎたという平穏だけがあります。
この平穏に価値を見出せないなら、生命保険は損なだけになります。その結果保険嫌いというわけですから、残念な考え方と言えるのではないでしょうか。
生命保険で得するときとは、病気で入院して入院給付金を受取ったり、保険事故が発生し保険金を受け取ったりするような場合です。この場合は、損得勘定の採算はプラスになります。金銭的に得したことになりますが、そこにはかわりに不幸というか、悲劇もあります。実際の損得勘定を比較すれば、平穏に勝るものはないと思います。ここを押さえて、生命保険をおススメすることが保険営業に課せられた使命だと思います。
生命保険を扱うものはビジネス以前にこの使命感が欲しいと思うのですが、私だけでしょうか。とは言えども裏の実情をつぶさに知るだけに、カッコつけても仕方がないという悩ましいものがあります。
「生命保険嫌いの頭は損得勘定、保険で得する悲劇。」への2件のフィードバック