相続か争族か争続か、相続対策にも優先順位があります。
相続での優先順位は
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① 相続対策 ② 納税資金対策 ③ 相続税対策 の順です。
一番目は相続税がかかるかどうかには関係なく誰にもあてはまります。保険を活用したり遺言書で相続人同士の争いを未然に防ぐことが相続対策です。
ある不動産会社の相続に関する意識調査では8割以上の方が自分に関してはそのようなもめごとは起こらないと思っています。でも実際は相続争いでもめるのは家庭裁判所の統計によれば1000万以下のケースが7割と圧倒的に多いのです。
仲の良い兄弟でもお金の争いは熾烈です。突き詰めれば相続争いはお金の奪い合いでもあるのですから穏やかな気持ちではおれません。
ステップアップ償還で買ったマンションのローンがあと20年残っていたり、子供が進学して東京の私学に入学でもしたら仕送り10万、学費の支払などいくらお金があっても足りません。
来年下の子が大学受験だったりすると家計はもう火の車です。そこに何かの理由で借金でもあれば本音を言うまでもなく、のどから手がでるほど欲しいのが棚ぼたの遺産です。
たとえ相続人が兄弟仲をおもんばかって自分の権利を主張する事を控えていても相続には第三者の嫁が納得できるはずがないというのが世間相場です。
実のところ一円でも多く欲しいのが相続人の本音なのです。相続は争族になり争続に発展します。一度もめると終生続く厄介が「争続」です。
これは相続人に申しあげているのではなく死にゆく被相続人にお伝えしたいことなのです。相続人が金欲しやの気持ちは普通なのです。
これを争いにならないよう保険を使い受取人を指定する、代償分割(保険活用)を準備する、そして遺言書で分割を指定する。もちろん相続人の権利である遺留分に配慮して、です。
「相続か争族か争続か、一度もめると終生の争いになる怖さ。」への5件のフィードバック