医療費控除、e-Tax利用の簡便化について変更点をまとめました。
医療費控除の確定申告は昨年からルールが変わり、新しくセルフメディケーション税制なども登場したため慣れない人には複雑な仕組みになりました。これまで利用する立場であれこれ問題点を指摘し、医療費控除の明細書をエクセルのフォームで提供してきました。
どうすれば慣れない人がわかりやすく、手間をかけずに医療費控除の確定申告できるかを模索しています。
現状ではe-Taxを使わずに申告書を印刷し医療費控除の明細書も医療費の通知も使わずに医療費の領収書をまとめて提出する以前からの申告方法が紛らわしさがなく手間もかかりません。
一番うれしいのが手元に医療費の領収書を保管する必要がないところです。5年分も領収書の束をため込むなんて狭いマンションではご免こうむりたいところです。この方法は平成31年度分の申告まで有効ですので正直、従前の領収書提出型の医療費控除確定申告の方法をおすすめしたいというのが本音です。
税務署の申告業務を合理化するためにe-Taxが導入されたのですが、あまりにややこしく初期設定に手間がかかりICカードリーダーまで必要になるためe-Taxの利用者が伸び悩んだものと思います。今回苦肉の策でe-Taxの個人利用の方法が一部簡易な手順に変更になりました。(運用開始は平成31年1月から)これが果たして使えるレベルのものか検証する必要を感じています。利用する側から言えば、e-Taxといえども早い!簡単!便利!無償!でなおかつ安全でなければどんな仕組みもうれしくないのです。
◆ 税務署がe-TaxのID(利用者識別番号)付与にやってくる。
税務署にとればe-Taxの普及は業務効率化のため重要な取り組み課題です。法人ではe-Taxを強引に進めてきましたから大企業を先頭に一定の利用が進んでいますが、個人ではe-Taxの普及は遅れているようです。
そのせいかどうかは知りませんが、優良法人向けにe-Tax利用の簡便化の案内が届くだけでなくe-Taxに使うID・パスワードを発行するために本人確認に出張してくれます。そこまでやるか、とも思いますが税務署に出向いて本人確認をお願いする手間は省けますから、結構なことではあります。これで医療費控除やふるさと納税の確定申告の手間が減るならありがたいことです。
通常は、免許証などによる本人確認が必要なため、税務署に出向いてe-TaxのIDとパスワードを発行してもらうことになります。下記は実際、税務署の一統官からもらった書類です。「ID/パスワード方式の届出完了通知」「利用者識別番号等の通知」です。(個人情報にかかる部分はペイントで削除してあります。見にくい時はブラウザのズームで拡大してください。)
◆ e-Taxの変更点、マイナンバーカードとICカードリーダー不要に。
今回のe-Tax利用の簡便化の概要は下記にわかりやすい説明がありますから、それなりに理解できますが、実際はe-Taxソフトはどうするのとか、電子証明書は不要なのかどうかなど慣れない人にはe-Tax独自の仕組みがハードルになる可能性があります。
たぶん戸惑うことも多く、医療費控除の確定申告は毎月するわけではないので、慣れたころに終わり翌年また仕切り直しではないかと思います。医療費控除の申告にe-Taxが便利に使えるかといえば残念ながらまだ試すことはできません。少しだけ便利になるかも知れないのでチャレンジする価値はあると考えています。(確認したところ確定申告コーナーから申告すればe-Taxソフトのダウンロードや電子証明が不要でIDとパスワードだけで完了するそうです。)
e-Taxは国民の莫大な血税を投じてできていますから使えないでは済まないところです。とは言え、税務行政には協力的な立場ですので、下記サイトをご紹介しておきます。
※上記は国税庁のe-Tax利用の簡便化サイトより引用しました。(とてもわかりやすいです。)
◆ 医療費控除にe-taxまとめ。
先行して情報提供をしていますので、まだ医療費控除にe-Taxが使えるかどうか試してみることができません。税務署の話によると今回のe-Tax利用の簡便化は来年(平成31年)の1月から利用可能だそうです。とりあえず税務署のお節介でID(利用者識別番号)とパスワードは手に入りましたから、マイナンバーカードなしICカードリーダーなしの身の上でもe-Taxで医療費控除の申告ができるはずです。
税務署によればID・パスワード方式は「マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応です。」とのことです。どうしてもICカードリーダライタを買わせたいらしく、意味不明です。(詳しく聞いたところ、ICカードリーダの機能を持ったスマホが普及するまで、暫定的とはいえ今のところ期限はないそうです。)
確定申告関係保管用封筒の表面です。この封筒に入れて関連書類を渡してくれます。
ここにはe-Tax利用の簡便化の仕組みがとてもわかりやすく書いてあります。
ICカードリーダライタはe-Tax意外に他に用途がないので年一回の医療費控除などの確定申告に使用するだけになります。それが無くても申告できるなら、さすがに誰も買う気にはなりません。
実際に医療費控除にe-Taxを利用すると源泉徴収票や社会保険料の控除証明書や一般の生命保険料の控除証明書などの各種証明書の提出が不要になると言いますが、申告のためには用意する書類なので特にメリットとも思えません。手元に残る医療費の領収書が煩わしいという点では同じことです。e-Taxの利用で税務署に申告書を提出する手間や郵送費はわずかに助かるかもしれませんがね。
早い!簡単!便利!無償!というコンセプトからすれば、今回のe-Tax利用の簡便化は生煮えの雰囲気です。今年も医療費控除のお世話になることは確実ですので、今後さらに詳しくわかってくると思いますから随時追記していく所存です。
ありがとうございます。
分かりにくいことに挑戦することなくこの3月も税理士さんにお願いしてしまいました。
来年こそは、・・・・1月2月3月分の領収書をかきあつめネット上を彷徨い、
御サイトに辿り着いた次第です。
「医療費控除の明細書」と正式名称を知りました。*の着いたレシートは残しておくと使えるらしい都市伝説のようなレベルの知識でお恥ずかしい限りです。
この4月から、派遣さんの求人サイト・転職指南サイト・求職サイト・ハローワーク求人・・・ インターネットと現実社会を不器用に往来しています。
年金で暮らさねば、生活を見直さねばと、掛け声だけ。
スマホは、シムフリーにしてみました。税金は、御サイトに頼り切りなかなか自立には、遠い道のりのようです。
お付き合いいただきありがとうございました。
重ねてお礼申し上げます。
トホホギス様
hokenfpです。保険は相談するな!に
お越しいただきありがとうございます。
少しでもお役に立てれば光栄です。
e-Taxも税務署で利用者識別番号を発行してもらえば
あとは意外と簡単に申告できます。
スマホをシムフリーにされたのですね。
私はいまだにキーボード引き出し式の
スマホにこだわっています。
今後ともよろしくお願い致します。