医療費控除でいくら戻る、還付金を事例で紹介。
医療費控除の確定申告をすることで納めすぎた所得税が還付金として戻ってきます。
医療費控除の申告はひと手間かかりますが、家族で10万円以上の医療費がかかれば、それだけの価値が十分あると言えます。
実際に医療費控除でいくら戻ってくるかをhokenfpの事例で紹介します。
えっ!?と金額に驚く方もいるに違いないと思いますが、すべて実際の医療費控除の明細書の数字であり、国税還付金振込通知書に印字されている金額です。
多くの申告されていない方がいくら戻ってくるかという事例がないために、実感がつかめずついつい億劫になっているものと思い、思い切ってデータをお見せします。個人情報なので年収や医療費の内訳は勘弁いただきたいと思います。
◆ 医療費控除の確定申告で実際の医療費と還付金の事例。
■hokenfp家の医療費と還付金
表をご覧いただければ、いくらも戻るかという実感はおつかみ頂けるのではないかと思います。hokenfp家の夫婦2人の医療費合計です。なんでこんなにかかっているのかと思われるかもしれませんので概要を説明します。
実は家内がガンを患いまして、おかげで初期だったので大事に至らずに済んだのですが、その後の通院費はホルモン注射や定期的なCT検査などで毎年15万以上、それも10年にわたりかかり続けます。がん診断給付金は車の買い替えに消えましたので、毎年の医療費負担が大きくなります。
その上、特に歯医者依存が大きくて、歯が弱いので思い切ってインプラントにした結果、健康保険がきかない自費診療なのでとんでもない医療費になりました。医療費控除の上限額の200万に限りなく近づいた年もあります。
それでも治療ですから医療費扱いです。インプラント治療が医療費控除の対象になったので還付金も大きくなり、本心から助かりました。特殊な事例と言えなくもないかもしれませんが、まぎれない真実です。残念なことに歯科治療ででる保険金はありませんので、全額が医療費控除の対象になりました。
これだけ高額の医療費控除ですから税務署からお尋ねの一つも来るかと楽しみにしていたのですが、一切音沙汰なしでした。
あえて申し上げたいことは、医療費控除で戻ってくる還付金は馬鹿にできないということです。こまめに医療費の領収書を集めていただき年明けに一手間かければ、それだけの見返りもあるということが申し上げたかったわけです。
ただ還付率は、還付を受ける人の所得税率によりますから、収入が多いと税率の高い方はその分還付率も上がります。また所得税が還付されると翌年の住人税もその分軽減されますから二重のお得感があります。
◆ 医療費控除でいくら戻るか、まとめ。
わかりにくい医療費控除をできるだけわかりやすく解説することにつとめてきましたが、まだまだ利用されていない方が多いように感じます。
税務署はマイナンバーカードとスマホで簡単に医療費控除ができるように宣伝していますが、さすがに簡単とはとても言えません。
医療費控除は還付申告ですから5年以内ならいつでもOKです。税務署の確定申告期間は関係がありません。これを機会に医療費控除の確定申告にチャレンジされて、いくばくかの還付金をゲットされることを切に望むところです。
hokenfpの事例が参考になればうれしく思います。あくまでの個人情報なので拡散されないようお願いしておきます。
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