贈与税は高すぎるという誤解、あおり商法のカモにならないために。

贈与税は高すぎるという誤解、あおり商法のカモにならないために。

贈与税は高すぎると思い込んでいませんか?

相続税対策のセミナーなどに参加すると、相続税と贈与税の税率表を大伸ばしで見せられます。

どこが主宰するセミナーであろうと、だれが執筆した書籍であろうと、目的は顧客誘引でありビジネスです。真実から離れた、あおり商法がまかり通っています。無料でありながら公平に情報提供してくれるセミナーは、限られていると思います。

逆の意味で、正直一辺倒のセミナーではおもしろくもないです。ビジネスとしてお金も動きません。ただこれは買う側からすれば、無料セミナーは大きな嘘の構図が隠れています。気を付けなくてはならないところです。

■贈与税の時効を気に病む人へこれで安心、秘策公開!

◆ 贈与税の税率話法には大きな嘘。

贈与税は、相続税の補完的な役割があります。贈与税がなければ相続税は成り立ちません。なぜなら生前に財産すべてをあげてしまえば、相続税は意味がなくなりますから。

相続税を機能させるため、相続税より厳しい税率の贈与税があるのです。生前にまとまったお金を贈与するときは、相続税より厳しく課税しますよ、ということです。

ただし贈与税にも少額の場合の緩和措置として、110万の基礎控除がもうけてあります。少額の贈与を毎年繰り返し、110万の基礎控除を有効につかうのが暦年贈与です。

贈与税の税率も相続税の税率と同じで、税率表だけを見るとバカ高い税率が目立ちます。仕組みは超過累進課税という、一定の金額を超えた部分だけに上の枠の税率が課せられるのです。

贈与した金額に、まるまる贈与税率表の税率がかかるわけではありません。
贈与税の税率に関する勘違いがここから始まります。

贈与税の計算を実際にしてみると、基礎控除もありますからそれほど高い
税率になるわけではないのです。

・具体的な計算例。

例を挙げていえば、基礎控除の110万を引いた残りの課税金額が400万円だった場合は400万円全体に対して20%の贈与税率がかかるわけではありません。400万円のうち200万円に対して10%、100万円に対して15%、残りの100万円に対して20%かかるようになります。

この計算を簡単にするために、速算表があり税額の控除額があります。

別々に計算して合算した税額と、速算表で400万に税率をかけて控除額を引いた答えが同じになります。自分で電卓を叩いてみてください。

この場合基礎控除を含めて510万贈与して、贈与税は55万です。実質の贈与税率にして10.78%になります。

悪名高き贈与税の税率でも、実際はそれほどでもない税率であることがわかると思います。

■生前贈与の注意点とデメリット、相続税対策の失敗と老後の後悔。

◆ 贈与税率、あおり話法の具体例。

たとえばある書籍には『単純に現金を生前贈与しようものなら、金額が増えれば増えるほど、その税金は驚くほど高額になります。贈与税の最高税率も相続税と同じように55%まで上がっており、贈与額が3,000万を超えた段階で、受贈者の手取りはほぼ半分以下になってしまうのです。』とあります。

知らない人が読めば、大変なことの様に思ってしまいます。完全なあおり話法です。確かに3,000万円超の贈与税率は贈与税率表で55%になっています。しかし超過累進課税という仕組みですから、枠を超えた分だけに高い税率が課せられるのです。

税額を調整するために、税額控除も設けてあります。110万円の基礎控除もあります。正しくは3,000万円の贈与税は、一般の贈与で計算すれば39.83%です。

さらに20歳以上の直系卑属への贈与であれば34.52%となります。一度計算してみてください。この贈与税率が高すぎると思うか、それほどでもないと感じるかは、人それぞれです。でも手取りが半分以下になるというのは、明らかな嘘と言えると思います。

それよりも3,000万円も一度に贈与するなんてことは、誰もしません。暦年贈与で分割する訳ですから、あり得ない税率であおっているとしか思えないところです。

たとえば多めの贈与をする場合でも500万の場合、一般贈与で贈与税率10.6%、20歳以上の直系卑属への贈与であれば贈与税率9.7%にすぎません。

◆ 税率表の解説。

(平成27年1月1日施行、一般的な贈与例であり親または祖父母から20才以上の子へ贈与する場合は贈与税の税率が変わります。)

贈与額から(一般贈与財産の速算表)
110万円を引いた額    税率    控除額
200万円以下      10%    なし
300万円以下      15%  10万円
400万円以下      20%  25万円
600万円以下      30%  65万円
1000万円以下     40% 125万円
1500万円以下     45% 175万円
3000万円以下     50% 250万円
3000万円超      55% 400万円

贈与額から(特例贈与財産の速算表・直系20歳以上)
110万円を引いた額    税率    控除額
200万円以下      10%    なし
400万円以下      15%  10万円
600万円以下      20%  30万円
1000万円以下     30%  90万円
1500万円以下     40%    190万円
3000万円以下     45% 265万円
4500万円以下     50% 415万円
4500万円超      55% 640万円

贈与税がかかっても、税率を下げるためには、少額をこまめに贈与する価値が出てくるのです。手間と時間はかかりますが、一番確実で贈与税率を抑制することができます。

贈与税の税率表では、いかにも400万を越えれば一気に税率が10%も上がるように見えますがうまくできています。実際に計算すると、400万の税額より435万の税額のほうがお安くなったりしますのでお得な金額のラインを選ぶようになります。決して急な階段のような形にはなっていません。

贈与税は基礎控除もあり、超過累進課税により思いのほか税率表で見るような高い税率にはならないのです。

■ローンの援助と生命保険の名義変更はみなし贈与、贈与税が。

◆贈与税の税率は高すぎるという誤解、まとめ。

実はこのあおり話法が、あふれかえっているのです。贈与税や相続税の税率表で超過累進課税の仕組みを説明せずに、税率部分だけを強調することがまかり通っています。セミナー受講者は、最高税率だけを強調されて不安心理をあおられます。

知り合いの社長は、数十億の資産家です。相続税に怯えつつ、あの手この手に手出しをしていました。税理士法人の専門家に相続税を計算してもらっているにもかかわらず、自分の相続税は55%かかると信じています。財産の半分以上を税金にもっていかれると思い込んでいるのです。

相続税を計算しても、頭の中には相続税や贈与税の最高税率が印象として残ってしまうようです。それで相続税の節税対策で不動産投資をして、評価減に走ろうとします。

・節税対策より納税資金対策。

この社長に、一次相続と二次相続の配偶者控除と基礎控除、生命保険控除などをきちんと説明します。そして相続税にかかる本当の相続税率を説明すると、自分の所得税よりはるかに安い税率であることに気が付き、安堵するといった有様です。

何度も聞いていても、分かっていないのです。「これやったら相続税を納税したほうが得やがな!」その通り、節税対策より納税資金対策です。そこまで言わないと真実が見えないと言った現実の例もあります。

贈与税率が高くないと言っても、贈与税はかかります。それゆえどしどし暦年贈与をして節税を図るべきです。贈与税の税率が高すぎると思い込まずに、実際の贈与税率を見て比較検討するようにしてください。

贈与税の配偶者控除はオシドリ贈与2千万、直前でも相続加算なし。

逓増定期保険の名義変更に係る最新情報。

逓増定期保険の名義変更に係る最新情報です。

逓増定期保険の名義変更は税務調査で問題が発生しているケースはありません。取締役会議事録は確認されるそうですが問題なしと判断されているようです。

優良申告法人に対してはとくに踏み込んではきません。普通法人で取締役会議事録と経理処理の確認をされただけという情報があります。いくつかの税務調査の情報を集約すると問題にはならないというところです。CIMG2096

すでに当局はこのスキームを把握し金融機関のお金の動きを完全に握っているなら手の内に入っているはずですが、個人で一時所得の確定申告をしていればそれで終わりということのようです。

考えてみれば日本の事業承継税制は売買することもできないような自社株を目一杯高い評価にして相続税を徴収する仕組みです。

自社株評価が高いということは、これまでしっかり納税してきたからに他なりません。

にもかかわらず事業承継においては過酷な相続税が課せられますから、まともにやっていれば後継者に自社株を引き継ぐための納税資金が有ろうはずがありません。

課税当局としても優良企業を痛めすぎて廃業にでもなれば税金の取りっぱぐれになりますからお得意先は叩きたくないところなのでしょう。

次第に抜け道がなくなりつつありますが、企業を存続させ従業員の生活を守り後継者がこれから先も優良企業として納税できるようにするためには事業承継・相続を無事に乗り切らなくてはなりません。わずかの隙間を巧みにすり抜けるバランス感覚が必要です。

お互いの言い分のせめぎ合いのようなところはありますが、使えるスキームはできるだけ利用することです。決して正直なだけでは経営はできません。

その隙間を抜けられるかどうかが中小企業の事業承継と言えるでしょう。そういう意味では逓増定期保険の名義変更スキームは有効な手段であると言えると思います。

資金準備には法人保険が一番である理由が3つ。

資金準備には法人保険が一番である理由が3つあります。

企業が長期に渡り存続するためには資金を確保することが重要です。毎月の運転資金の他に様々なケースで一時的な資金需要が発生します。

例えば新たな設備投資、事故や災害、退職金等の資金も用意する必要があります。

銀行の当座の口座に巨額の資金を寝かせておいても運用効果は見込めませんから利益が出ている企業は余裕資金を少しでも運用しようと考えるのが普通です。できれば法人税を圧縮しながら運用できれば資金効率が高まります。CIMG2056

資金の運用は例えば銀行に預けたとしても法人税の圧縮効果はありませんし、スズメの涙ほどの預金利回りでは全くメリットは見いだせないところです。かといって証券会社のおすすめに乗っかって資金の運用をするのも長期的に見れば当たりはずれがあるでしょう。

生命保険の払済が一般的ではない実態を報告。

とくに退職金原資の積上げには不向きと言わざるをえません。

そういう点では地価が上がりつつある現状ですが不動産投資よりはやはり緊急予備資金や退職金を意識するならやはり法人保険が安全確実有利です。

そのうえでさらに余裕があるなら証券投資や不動産投資を検討することです。

法人保険の最大のメリットは契約であり保険金も解約返戻金も途中で減額でもしない限り
契約時点で確定しているという安心感があります。

これは他の資産運用との大きな違いです。また法人保険は一度契約すれば毎年保険料を決まった時期に払い続けるだけのシンプルな手軽さが魅力になります。

もう一つのメリットは保険の種類によりますが長期平準定期などでは半損の処理が認められており法人税の圧縮効果も大きなメリットと言えるでしょう。

①保険金、解約返戻金が確定している。
②処理がシンプル、手間いらず。
③法人税の圧縮効果が高い。

法人保険にはそのほかにもさまざまなメリットがあります。それは余禄と考えてよいと思います。基本的には上記の3つがメインの価値と言えるでしょう。法人保険は確実、シンプル、節税効果です。

保険料の振込は払込猶予がどこまであるか。

中小企業の経営者にとって法人保険活用は力強い味方になります。

保険という商品の持つ特性を他の金融商品と比較し理解したうえで、正しい知識と適切なアドバイザーがいれば鬼に金棒と言えるのです。

単にリスクをヘッジする掛け捨てのものが法人保険だと考えてしまいますとコストだけが見えてしましますが、保険には種類と組み合わせにより解約返戻金という簿外の積立を確定キャッシュとして取り戻す仕組みがあります。

この法人保険の価値は他の金融商品にはまねができない真骨頂というべきところなのです。

忘れてもよい保険、忘れてはいけない保険。

社長が怒鳴るとパワハラ、恫喝より品格が社長の責任。

社長が怒鳴るとパワハラ、恫喝より品格が社長の責任。

長年社長を続けていると、何度言っても自分の指示が守られないし、言ったことが実行されないと思うようになります。

その結果、思い通りにならないと、怒鳴り散らす社長がいます。恫喝で人を恐れさせ動かすのではなく、社長としての経営者の品格を見直すことが、会社を良くすることにつながります。

■パワハラのリスクは保険でカバーできるか?部下指導の認識相違がアブナイ!

◆ 社長が怒鳴ると社員が畏縮、面従腹背に。

どこかの品のない経営者の公演DVDを見て、一回や二回ではわからせることはできないから百回言わなくてはいけないとばかり、繰り返し怒鳴り散らすようなことになります。

こうなると社員が萎縮してしまい、何事も叱られないようにお茶を濁すようになります。はからずもこんな事例をずいぶん見てきました。

確かに井の中の蛙になっている幹部社員は、厳しく指導しなければ行動させることはできません。社員は誰でもそうですが、意図せずに能力を自分で縮小して、そこから出ようとしなくなるものです。それに気が付かないというか、見えなくなるのです。そこは経営者として、厳しめに尻を叩かないと会社はダメになります。

面従腹背と言いますが、それでも一歩踏み込んで相手の琴線に触れるまで言うべきことは言わないといけません。さらには怒鳴り散らすことと、叱責は区別しないといけないのです。

■パワハラの誤解はハラスメント、経営者の視点で切り分け。

◆ 社長の指示が守られない本当の原因。

経営者の指示が守られないのは、社員に原因があるのではなく経営者たる自分に問題があると心得るべきです。

言ったことが為されない原因は、いくつかあります。ひとつは指示が正しく伝わっていない場合、もうひとつはこちらの指示は伝わっていても社員にその能力が欠如している場合、そして一番多いケースは社員が納得していない場合です。

指示がきちんと伝わらないのは、社長の責任です。社員の能力を見誤って指示したのも社長の責任です。社員を納得させていないのは、尚のこと社長の責任と言うべきでしょう。

経営者として社員から見くびられないためには、怒鳴り散らしたり恫喝したりだけで道は開けません。言って聞かせて、話を聞いて、納得させてやり方を教えるところまで突っ込まないと社員は思うように動きません。

◆ 社長の品格を見直すことが優先。

まずは経営者の品格を高めて、社員から尊敬され信頼されるようになることです。

信頼できない社長の言葉は、社員の心に落ちてきません。まず自分を高め、その上で相手の言い分を聞いてやることです。

とにかく社員が思うように動かないときは、謙虚に自分の行動を見直すことが大事です。しかし実際のところ、私が見てきたワンマンのオーナー社長ともなれば、率直に言って自省することは至難の技と言わなくてはなりません。

◆ 怒鳴るより社長の品格、まとめ。

経営者というものは常に自分が正しく、社員は間違っていると考える癖がついています。その結果、社員がまともな反対意見を具申しようものなら、逆鱗に触れてしまうことになります。

そうなると、その幹部社員は二度と逆らいませんが、お追従しか言わない太鼓持ちになります。耳の痛いことは誰も言わなくなり、情報ルートも偏ったものになります。その結果、経営上の判断を誤ることにもなりかねません。

そういうものですから、せめて万が一に備え会社のピンチを乗り越えるだけの生命保険契約を用意しておくことも、ひとつの手段です。

経営者の品格を見直すことが一番難しいことは、よくわかります。しかし最低限の心がけとして、感情的な言動は慎むべきです。

権力があればさらに、怒鳴ることでは何も本質的な解決にはなりません。指示待ち幹部を増やし、自主的に会社のために取り組むという視点が出てこなくなります。

それは社員のもつ能力と可能性を、半分しか活用できていないと言うことになります。

簡潔に言えば怒鳴り損は、会社の損と言うことになります。

中小企業の経営課題はその日暮らし、体験を側近が語ると泥縄経営。

生命保険で家族と社員を幸福にできるかについて。

自分の家族を幸せにできない経営者に社員を幸せにすることはできないと言います。

仕事をするのはあくまでもお金を得ることで家族を幸せにできるからだとすれば会社を経営するのは利益をあげることで社員とその家族を幸せにすることでだと言えるのではないでしょうか。

社員を幸せにできなければ経営というのはうまくいかないのです。

満足度の高い社員は会社に大きな貢献をしてくれるものです。当然社員が良い仕事をしてくれれば顧客満足が高まり売上が伸長します。この善循環を生み出す作業が経営です。

そのための社員を幸せにする第一は経営を末永く継続することです。経営が継続できないほど社員を不幸にすることはありません。

CIMG2036あらゆるケースに備えて危機感を持ちリスクを軽減することがゴーイングコンサーンの極意であり経営者の仕事だと言えるでしょう。

その結果自分の家族も大事にできるようになり、家族も会社を応援してくれるようになります。

社長以下平社員はオーナー企業の現実。

リスクを軽減する役割は生命保険で対応できます

いくら家族のためを思い社員のためを思ってもリスクに対する備えがおろそかでは「画竜点睛を欠く」と言わざるをえません。

生命保険に正解はないが経営も正解はない。

生命保険というのは金融資産的な側面と事業保障としての保険の側面があります。

ここをうまく活用することで多面的なリスクヘッジが可能になります。中小企業にとれば社員は家族同様ということもありましょう。守るべきものが多ければ多いほど備えは大事になります。生命保険で用意できるのは経営者万が一の死亡保障だけではなく解約返戻金という経営万が一のキャッシュフローです。

経営は困難の連続ですが仕事は「手段」であって「目的」ではありません。

そういう視点から言えば似たような表現になりますが生命保険は契約ではあるがキャッシュの約束でもあります。キャッシュの約束、まさに保険の本質だと思います。同時にお金は人生における目的でも目的達成の手段でもなく随伴する属性に過ぎないことも自覚する必要があります。

目先の小金と生命保険の大金

中小企業の経営課題はその日暮らし、体験を側近が語ると泥縄経営。

中小企業の経営者にとって会社は我が子のようなもの、自分のものです。社員をいくら指導してみても、経営者の思いを理解することはありません。

経営は何があるか予測できない、リスク対処業のようなものです。次から次へと起こりくる問題にどうにかこうにか対応していると、一日が終わるという感じです。

それを7日間繰り返して一週間、その延長が一月であり一年です。まさに中小企業の経営は、その日暮らしの泥縄と言っても過言ではないでしょう。

■社長が怒鳴るとパワハラ、恫喝より品格が社長の責任。

◆ 経営の課題は出たとこ勝負。

思い通りに行くことがまれであり、むしろ思いがけないことが次々起こります。幹部社員の退社、災害事故、火災、クレーム、社員のトラブル、為替変動、原料高騰、売上不振等々まったく数え上げたらきりがありません。

経営の課題は切りがなく、つかんでもつかんでもずるずると滑り落ちる泥縄です。手を放したが最後、まっさかさまです。

経営者は一年中心休まるときはなく、寝ても覚めても会社のことが気になります。

しばらく出張で会社を空けると、もどれば問題の山、どこから手を付けようかというところです。業種業界はちがっても、中小企業の社長は皆同じ悩みを抱えているものです。

リスクに対して手を打たなければ「一言にして国を滅ぼす言葉は『どうにかなろう』の一言なり。幕府が滅亡したるはこの一言なり」という小栗上野介の言葉は、そのまま会社経営に通じます。

◆ 経営者に必要なスキル、そんなものあるわけない。

中小企業の経営者は、かかわる範囲が広すぎてすべてを把握することはできません。人に頼らなくてはなりませんが、信用し過ぎてもいけないのが社員と言うものです。

社長に必要な能力やスキルをあげればきりがありませんが、中小企業の社長に「そんなものあるわけない。」と言うのが妥当なところでしょう。

・経営者の資質は?

小狡さや押しの強さ、身勝手さは備わっていると思いますが、経営コンサルが求めるようなスキルが、全部備わっている経営者がいるはずありません。

たとえば、「先見性」 出たとこ勝負の経営には、経験による見通しと言うことはあります。しかし情報に基づく状況の変化を見通す力は、見通してもその通りにはならないので、あまり意味がありません。

人間力」 ビジネスを円滑に進めるための能力と言うより、価格交渉力、人を見極める品定め力はあるようです

決断力」はなくても、ときが来れば決めなくてはなりません。適切な判断であろうとなかろうと、決断はついて回ります。

物事の本質を見抜く「洞察力」などあるはずがありません。そもそも人間に物事の本質が見抜けるというのは、おごりと誤解によるものです。

学歴や教養は、経営判断には役に立たないどころか、悪影響を与える場合すらあります。経営は論理的に行うものではありません。どちらかと言えば直感に頼る判断が優先されます。

また経営者に自己変革能力は必要ありません。自己変革できる経営者もいないと言うべきです。しかし社員の行動をゆでガエルから、一人前に仕込むだけの熱意と強引さは必要です。

■経営者は自分のリスクが理解できない本当の理由がアブナイ。

◆ 中小企業にフレームワークなどと言っても無意味。

経営コンサルタントが、課題解決のフレームワークなどと言います。しかし理屈では、中小企業の経営課題を解決することにはなりません。セミナーに行って経営者が勉強してきても、その知識を実際の経営で役立てるなど、できない相談なのです。

問題解決のフレームワークは、さもありなんというまとめができますが、そこで終わります。現実の経営課題と言うものは、もっと複雑で枠にはまらないものなのでフレームワークは意味をなさないのです。

経営コンサルタントなどが提示するフレームワークで「3C分析」で自社の現状を把握し、「4P」の視点から自社と競合を比較したとします。

でも経営の現場で、今起こっている課題にどのように対処すればよいなどわかりません。そのうち3日もすれば、日々の課題に追われてフレームワークなどと言ううわべだけの知識は、忘却の彼方へ消えてしまうとしたものです。

◆ 中小企業の経営課題は泥縄、保険が助け、まとめ。

中小企業のオーナー経営者は、小狡く立ち回ることで密かに利益を残してきます。その結果、経営課題以前にグレーゾーンがあちこちにできます。これをその都度クリアしていかなくては、側近は務まりません。社長は出張を口実に雲隠れしても、冷や汗をかきながら何食わぬ顔で乗り切る度胸も必要です。

経営の現場で、経営者の側近として仕えていると、先が見えない課題が山積します。社員に知らせることで鼓舞することができる課題と、社員には知らせられない内密の課題があります。

内情をつぶさに知れば知るほど、経営上の課題が深刻であることが見えてきます。実感としては綱渡りということもありますが、たぶんどうにか渡り切っているから、今日あるわけです。

あてにできるものはお金、積上げたる資金のみであるとすれば、法人契約の保険はまさに命綱のようなものです。決して泥縄の様に解約返戻金がかってにずり落ちたり、なくなってしまったりすることはありません。

中小企業の経営課題を支えることができるのは保険だと思います。人間と違って契約ですから、最後まで裏切ることはありません。泥縄のような経営にならないよう、法人契約の生命保険で一本筋を通しておくとここ一番の助けになります。

■法人保険の本当の役割を体系的に解説したページ
法人保険の役割は節税ではない|会社を守るための本当の使い方

経営力向上計画の即時償却と節税保険の出口対策を組合せ大胆節税。

雇用調整助成金のデメリットは、コロナ特例でわかった甘い汁。

生命保険契約は長いが保険営業は短い。

生命保険契約は長いが保険営業は短い、担当者は変わるのが当たり前ということをお伝えしたいと思います。

法人保険の出口戦略が大事なことは何度も書きました。ただその時期はたいてい何年か先、あるいは何十年か先になります。CIMG2101

生命保険を提案してくれた担当営業にも定年退職はあるでしょう。また多くは途中廃業か転職で、せっかく出口戦略を提案した当人がいなくことも十分あり得ます。生命保険業界は流転激しき世界です。3年で大部分の人が入れ替わるという話もあるくらいです。

保険に正解はないし正しい生命保険の見直し方もない。

◆なぜそうなるかという生命保険業界の事情

今となっては保険代理店の受難時代というべきです。この十数年で金融庁の通達が連発されどんどん締め付けが厳しくなり、保険代理店の食い扶持となっている主要スキームのほとんどが封じられてしまいましたから、以前のような羽振りはもはや期待できなくなりました。

その結果、転職する人、廃業する代理店が増加してきました。本当の大手代理店に集約されつつあるように思います。当然人も入れ替わり担当者も変わります。生活しなくてはなりませんから、自分が取り扱っていもいない生命保険契約に手間暇かけている余裕はないというのが本音なのです。

◆乗合代理店の事情と本音。

◆しかし法人保険は乗合代理店で比較購買

生命保険はできれば比較購買したいと思うところですが実際の場面ではほとんど比較できていないと思います。せいぜい2社比較ができれば良いところですが、何を比べればよいかすらわからないのが保険の難しさでもあります。

保険会社所属の保険営業は他社商品を販売できませんから乗合代理店でもかませないと比較アドバイスはできないと思います。ところが複数の保険会社を扱う乗合代理店ですら売りたい保険会社が決まっているのです。CIMG2092

年間取り扱い保険料でコミッション率が大きく変わりますからできれば一社に集約する方が実入りが大きくなると言う事情があります。実際取り扱いが少ない場合と特級代理店とのコミッション率は10%~50%までと大きな差があります。

生命保険会社も代理店の囲い込みに躍起なのですね。ここに保険代理店経営の難しさが見え隠れします。

◆生命保険契約は長いが保険営業は短いという意味について

まったく生命保険契約は長きにわたりますが保険営業は短いということです。

保険代理店の事情、金融庁の締め付け、世間の景気等々で保険は様変わりします。人間生身ですから担当者がいつまでも元気で同じ保険営業を続けられるとも限りません。

ましてや銀行や証券会社など保険販売の窓口としては頭からメンテナンスのお付き合いには不向きです。

ほとんどの法人保険担当者は生命保険の出口案内をする前に退職するか廃業するということです。

結局、自己責任に帰結することが多いと考えなくてはなりません。それだけに自分としてしっかりと契約内容を理解し、見れば内容を思い出せるまで書き込みをした必要な資料を保存しておくことです。自分が十分わかっていないテクニックや解約時期が限られているような生命保険商品を出来るだけ避けることですね。それがまずは安全対策です。たとえば長期平準定期保険のように返戻率の山がなだらかに数年以上続くような解約時期リスクの低い商品をメインに組み立てておくことです。

生命保険会社が個人情報の漏洩、縄張りより契約者の意思が重い。

中退共はあきまへんで、社長!

中退共はあきまへんで社長、という理由についての一考です。

「あきまへんで」は「だめですよ」という関西弁です。念のため。

略して中退共、正しくは厚生労働省管轄の独立行政法人勤労者退職金共済機構が運営する中小企業退職金共済です。

経営母体は半官半民というよりはやはり国が関与すべき団体です。通常に民間企業ならはるか昔に立ゆかなくなっています。CIMG2077

かっての高利回り時代の契約が経営を圧迫していると言われて久しいですが、保険会社のように予定利率の高い時代に契約された保険を甘言で契約転換させるような戦略も取れないでしょうから実質的に巨額の債務超過と言うべきでしょう。

それでも高コスト体質は依然として変わっていないようですから時代錯誤の独立行政法人です。

中小企業としては退職金制度がないと人が集まらないし、その原資も蓄積しなくてはなりませんから、中退共にでも退職金を預けざるを得ない事情を見ることができます。

税制適格年金が運用難で行き詰まり401Kも日本ではあまり馴染みがないとなると中退共か特退共かの選択になるのでしょうが、中小企業のオーナー社長にとってみればどちらもつまらない制度です。

デメリットの主なポイントを見れば中退共は額的に掛け金の下限が月額5000円と高く設定されてあり、尚且つ支払った時点で掛け金のコントロールが効かなくなります。

いくら全額費用で落とせてもそれじゃホンマにまるまるコストになってしまいます。

経営者にとってはポータビリティーはでかいデメリットと言えるでしょう。

中退共も特退共も401Kもポータビリティ(本人紐付き)があり掛け金を支払った時点で従業員のものになり後で調整が効きません。

たまにいる不届き社員にも打つ手がないのです。養老保険のハーフタックスプランなら半損ではありますが、中退共より解約という手段がありますからまだ経営の立場からすれば優れています。

一番よいのはかってのがん保険のように全額損金で落とせて高率の解約返戻金が期待できる商品ですが、残念ながら平成24年4月27日の通達により医療保険でありながら全損処理が認められなくなりました。

生命保険で家族と社員を幸福にできるかについて。

吹けば飛ぶような中小企業にとって中退共も特退共も401Kもしっくりこないのです。デメリット以前に会社あっての退職金制度です。

そういう意味からすると今考えられるベターな仕組みとしては養老保険のハーフタックスプランか半損でがん保険をかけるかというような選択肢に限られるようです。

贅沢を求めなければ半分は費用で落とせるわけですから節税効果もありますし、緊急予備資金としての解約返戻金も当てにできるというものです。

◆養老保険ハーフタックスプランの功罪。

◆養老保険のハーフタックスは退職者注意。

養老保険は福利厚生か、節税メリットが残るハーフタックスの功罪。

養老保険は、有期の積立保険です。被保険者万が一のときは、保険金が満額支払われます。満期になれば、保険金と同額の満期金が受け取れます。

個人で契約することもできますし、社員を被保険者とした福利厚生として、法人で契約することもできます。

法人で福利厚生の名目で契約すると、保険料を半分損金化できるので課税の繰り延べができます。うまく出口対策と組み合わせれば、節税効果があります。また保険会社によっては、事務手数料が割り引かれます。

経営者の視点で養老保険を考えると、メリットとデメリットがあります。節税効果がありますが、死亡保険金は遺族支払いになります。福利厚生と節税という相反する側面を、事例を交えて検証しました。

■法人保険の間違いやすい経理処理、注意点まとめ。

◆ 養老保険の福利厚生プランとは?

養老保険は、終身保険と同じく貯蓄性があります。その分、保障性の保険より保険料は割高になります。しかし早期に解約しない限り、損をするということがありません。

養老保険のメリットの一つは、払った保険料の分だけはきっちり満期保険金が受け取れることです。基本的に養老保険は全額資産計上ですが、社員全員付保の条件を満たせば半分費用とすることが認められています。

契約する場合の条件として、

契約者:会社

被保険者:従業員

死亡保険金受取人:従業員の遺族

満期保険金:会社

解約返戻金:会社

となります。死亡保険金の受け取りを会社ではなく、社員の遺族とすることが損金算入の条件になります。

半分損金で落としていくと、満期金の半分が雑収入となり課税対象となります。退職金などに充当することで、納税額を少なくすることができます。社員の福利厚生という面と課税の繰り延べという、両面性がある養老保険のハーフタックスプランです。

◆ 養老保険のハーフタックスプランの節税メリットは?

養老保険の半分損金プランは、ずいぶん昔から活用されてきました。でも節税効果がめだたないハーフタックスプランは、節税保険が華やかなりしころには、脇役のような立場でした。全損で大きくかけられる節税保険がなくなった今となっては、人気が復活しています。

節税額を大きくしたければ、保険金額を増額します。保険料が増えれば、損金額も増えていきます。その半分の保険料が、保険積立金として溜まることになります。そのためキャッシュフローの固定化につながるというデメリットもあります。

経営者の立場では、節税はしたいけれど保険積立金の増加は歓迎しないと思います。そういう意味で保険料の増額については、痛し痒しという面があります。

また、保険料を増額するにしても限度があります。やりすぎて資金繰りに支障をきたすなら本末転倒と言ことになりそうです。

経営者や幹部社員だけ保障額を増額して、保険料を増やすこともよく行われます。一般社員の5倍程度が限度とお考え下さい。一般社員の保険金額が500万であれば、2,500万までとしてください。

国税庁のスタンスが、節税保険に厳しくなっています。一般社員の10倍などとして、税務調査で指摘されないようご注意ください

■全損損金のがん保険が、課税当局に狙われる理由。

◆ 養老保険のハーフタックスプランの本音は?

経営者にとれば節税をしつつ、解約返戻金や満期金が会社受け取りというところが養老保険の価値と言えます。一応福利厚生の体裁はしていますが、社長にすれば全部会社の金であり、オーナー社長にとれば自分の金です。

会社万が一の資金需要には、即座に解約して換金可能なところが養老保険のありがたいころです。契約者は会社ですから、解約するときに被保険者である社員に了解を取る必要はありません。

解約返戻金の半分は、繰り延べた利益ですので雑収入が発生します。雑収入の使い道次第では、節税効果があります。

名目は福利厚生ですが、経営という視点では緊急予備資金として節税しながら貯金をしている感じになります。

節税保険は国税庁の通達で、全面的に網がかかりました。ある程度まとまった金額で節税できる保険は、半分損金が可能な養老保険のハーフタックスプランだけになりました。

◆ 養老保険のハーフタックスプランの功罪。

養老保険ハーフタックスプランの功罪について、デメリットより本質メリットを見るべきです。しかし問題もあります。

この仕組みのネックは、死亡保険金は遺族受け取りというところです。長年会社に貢献してくれた社員が不幸にも亡くなった場合には、死亡退職金として支給することに何のためらいも起こりません。

しかし、入社半年で仕事もろくに覚えていないのに事故で亡くなっても同じく、死亡保険金が保険会社から本人の遺族に満額支払われるということです。

経営者の立場で考えてみれば、素直に納得できない部分もあります。

死亡の原因は多々ありますが、会社にさんざん迷惑をかけたあげくに暴走して事故死と言う例もありました。その遺族も飲んだくれの親父が独りという有り様です。保険金はたちどころに酒代に化けることはわかっていますが、こればかりはどうしようもありません。

本人が家族に会社契約で養老保険に入っていることを伝えていなければ、保険会社は被保険者の死亡を知ることはありません。知らぬふりで解約すれば、解約返戻金を会社に払います。

これはやはり道義的に禍根が残ります。もめにもめて遺族に保険金が支払われた事例を知っていますが、当然渋った会社の評判も、はかばかしくありません。

◆ 法人契約の事務手数料のメリット。

法人で保険を団体契約すると、事務手数料と消費税が割り引かれることがあります。これは養老保険のハーフタックスプランを契約するとき大きなメリットになります。

保険会社によって割引率は、3%や2%などと変わってきます。保険料の支払いなどの軽微な事務作業はありますが、メリットの方が大きい割引です。

解約返戻率の1%を争っている中で3%の割引は大きなことです。単純返戻率がそれだけ高くなるということです。ハーフタックスプランの契約をする保険会社を選ぶ際の大きなポイントになります。

ただ、団体契約の事務手数料の割引を廃止する保険会社も出てきました。事務手数料の3%が重くなったということかと思います。これは保険会社の都合とはいえ、契約している会社にとれば寝耳に水です。

養老保険のハーフタックスプランを検討される場合は、法人団体契約の事務手数料の有無を確認されることをおすすめします。ただし、契約初年度は事務手数料の割引はありません。2年目からになります。

■保険の事務手数料は3%の値引きと同じ意外と大きい。

◆ 養老保険は福利厚生か節税か?まとめ。

養老保険のハーフタックスに福利厚生で加入したなら、保険金事故が発生したらルールに従いビジネスライクに処理することです。そこをキチンと理解しないと欲得の争いになります。

普通に考えれば、ルールに従い払ってしまえばよさそうなものです。しかしそれを納得できないと払いたくないのが、オーナー経営者の考え方です。

保険金が惜しいのではなく、保険金が保険会社から支払われれば、保険契約は消滅します。会社が受け取るはずであった解約返戻金が、なくなってしまうのが惜しいというわけです。

養老保険のハーフタックスプランには、お金のことですから経営者の思惑が絡んできます。福利厚生という名目ですが、本音は節税と緊急予備資金の蓄積にあります。そこを理解して契約されることが大事かと思います。

保険料には払込猶予期間があり、口座振替できなくても自動振替貸付。

定期保険を法人契約すると20年定期で十分価値がある全額損金。

役員退職金を否認されない、あたりまえの極意。

役員退職金を否認されない、あたりまえの極意。

役員退職金を否認されない極意について若干のアドバイスです。

必死の思いで保険料を払い続け、やっとこさで資金を貯めて相続税の納税資金や老後資金に充て自分への褒美のつもりで役員退職金を支給します。

その結果、税務調査で役員退職金を否認される様なことにでもなれば引退する経営者にとって最悪の結果になります。

役員退職金を税務調査で否認されないための極意を、シンプルにまとめました。

■役員退職金否認、最新判例。

◆ 役員退職金の支給では形式要件がまず問われる。

否認されると役員賞与と見なされ、会社は役員退職金の損金算入が認められなくなります。費用化できなければ利益となり、法人税が課せられます。これはかなりきつい処分です。個人の方でも、有利な退職金税制が認められません。その結
果、普通の所得税が追徴課税されることになります。これまたえらくキツイのです。

それだけに用心の上にも用心が必要です。支給にあたっては株主総会を開いて、議事録を残しておかなくてはなりません。株主総会も取締役会さえ、まともに開催することはまずありません。全権がオーナー社長にあるから当然かもしれません。

中小企業では議事録は多くの場合作文でしょう。しかしここは手を抜いてはいけません。

特に最近は役員退職金の税務調査での見方が、厳しくなっていると聞きます。顧問税理士さんのアドバイスだけに頼らず、自己責任で念には念を入れる用心深さが身を守ります。

■役員退職金の損金限度は平均功績倍率のなんと1.5倍。

◆ 功績倍率は、税務署に事前相談が必須。

気を付ける点としては、一般的な功績倍率を自己都合で甘くしないことです。役員退職金支給規程に定めて功労金加算までしても、課税当局が認めなければ過大と判断されてしまいます。実際課税当局は独自の基準があり、功労金加算も含め
て功績倍率を見てきます。

OB税理士の先生を通じてお尋ねを入れると、ここまでは大丈夫だがこれ以上だとちょっとねという感じで回答があります。それ以上はダメですよという、課税当局の意思表示が読み取れます。

■役員退職金の功績倍率は課税当局が決める。

税務署に事前のお伺いを立てるのは手間がかかりますが、支給前に相談して妥当な線を引き出しておくことで安心できます。

支給額の妥当な線は残念ながら、思惑の金額とはいくばくかのかい離があるのが普通です。それはその分だけ会社に資金が残るわけですから、辛抱してください。

当局は相談に行ったことは、担当が代わってもきっちり引き継がれますから安心です。

もう一つの役員退職金を否認されないための重要なポイントは本当に引退することです。これがオーナー経営者には一番難しいと思います。形式ではなく実質的に引退したかどうかですから、くれぐれも勝手解釈しないようにお願いします。
経営の実権も反面調査をされれば隠し通すことはほぼ不可能です。

■役員退職金否認、最新判例。

◆ 国税OB税理士の指摘する極意。

OB税理士の先生がよく言うことは、

1. 形式基準を満たしているか。

つまり正式な取締役会、株主総会を開催してきちんと議事録を残しているか。
社長が一人で決めて議事録を形だけで作成していないか。

2. 実質基準を満たしているか。

本当に引退、退職しているか。やめたふりではないか。
経営の実権や決済権を握ったまま偽装引退になっていないか。

3. 役員退職金の支給額が妥当かどうか。

支給額は税務署に事前相談すればリスクは軽減されます。自分勝手に決めないことです。それやこれやを考えても一般庶民からすれば考えられないような巨額の役員退職金ですから本来税制優遇されるのは得心できないところでしょう。

しかし資本主義経済のもとでは中小企業の事業承継における存続と言うことを考
えると課税当局にとっては退職金税制も許容範囲と言うことのようです。

退職と言えば会社を離れ縁が切れるのが普通の感覚です。

それを形だけ引退したように見せかけ、退職金だけ有利な税制で受け取ることは許
しませんよと言うことが課税当局の意図するところです。

退職金は過大でない限り法人としては損金算入が認められます。また受け取った
役員にしてみれば通常の所得税から見ると退職所得控除があり、残りの額の半分
が課税対象になります。

その上分離課税となっていますから半端な有利性じゃないのです。それだけに課税
当局としても退職金に関しては微に入り細に入り厳しい見方をするのです。

◆ 役員退職金を否認されない極意、まとめ。

極意と大見えを切りましたが、意外と実際の場面でな抜けていることが多いのです。支給する側と否認する側では、そもそも見る角度が違うのです。勝手解釈するのではなく、話をすり合わせておくことが身を守ります。

まとめとして繰り返しておきますが、重要なポイントは3つです。

①役員退職金支給に至る手順は手を抜かないこと。
②自分の都合のいいように考えないで税務署に事前相談に行くこと。
③実質的に引退すること。

高額な役員退職金を安い税率で支給するわけですから調査対象から外れる可能性など夢にも思わないことです。

■経営権移譲の難しさ、アドバイスと口出しの違いがわからない経営者。

法人保険はテクニックに頼ると失敗する理由。

法人保険はテクニックに頼ると失敗する

保険料を支払ったばかりに解約返戻金がガタ減りになり解約すれば大損、そのまま継続しても満期がくれば保障はなくなり解約返戻金も0のダブル0になります。CIMG2169

自ら死を選択しないと元が取れないような冗談が通じない事態になります。逓増定期保険のように解約返戻金のピークがマッターホルンの山頂のように一点になる保険商品は管理ミスによるリスクがあります。

保険のテクニックには失効から復活払済延長保険から復旧減額まで実に多彩です。

失効は保険料の支払いをストップして保険を失効させたまま解約時期を延長する方法です。失効は3年以内に診査を受けてOKならそれまでの保険料をまとめて払い復活できます。

生命保険の名義変更は使えるスキーム

もちろん経費処理もまとめてすることになりますからご注意を。

一番よく利用するのが払済です。これも保険料の支払いをストップして残っている責任準備金で払込済みの終身保険(保険会社により超長期平準定期保険)を買う仕組みです。それまでの保険よりは保障額は小さくなります。

延長保険も保険料の支払いをストップして保障額をそのままで保険期間を短くする方法です。

払済も延長保険も診査は要りますが元に戻すことができます。これは復旧と言います。この呼び方はどうもぴったり来ません。システムの復旧や災害からの復旧をイメージしてしまいます。これは3年以内なら復旧可能です。

実感として払済はよく利用します。失効はたまに見かけます。減額もたまに見る程度です。でも延長保険・復活・復旧はほとんど見かけません。復旧は正直のところ全く事例を知りません。そういうマニアックなテクニックもあり、法人保険の財務的にはハマることもあるということで、知識として知っておけばよい程度です。テクニックに頼ることはあまり感心しないところです。

生命保険は減額の賢いやり方が使える技になります。

人頼みで進めてしまい、結果として責任があいまいになると怖いのは管理ミスです。

法人保険の事務手数料は3%の値引きと同じ意外と大きい。

消滅時効にかかる解約返戻金の請求権の真実に迫る。

解約返戻率のピーク時が限られている逓増定期保険などは、解約返戻率が高い時期に、保険料の支払いをストップし失効させることがあります。

よくあるケースですが、社長の退職慰労金に充てるつもりで準備していても、引退時期が諸般の事情でずれてしまうような場合です。

■生命保険解約で失敗したくない方、ベストな手順公開!

◆ 消滅時効にかかる解約返戻金の請求権。

保険料の支払いをストップし、保険契約を失効させることで解約返戻率の高いまま解約返戻金の受取時期を先延ばしできます。しかしそれにも限度があるということです。

生命保険契約を失効させるテクニックは下記にご案内しました。

保険の失効を失敗させる自動振替貸付の恐怖と具体的対応策。

約款には、契約者に取りうっとうしいことが書いてあります。

保険法第95条によると保険給付金や保険金、解約返戻金、前払保険料を返還する権利は、権利発生時の翌日から3年間請求をしないと時効により消滅します。

消滅時効とは、一定期間行使されない権利を消滅させる制度です。消滅時効により権利が消滅することを時効消滅というそうです。

法律上は、解約返戻金の請求権の消滅時効は3年ですから、それまでに請求の手続きをしないと時効となり、請求権は消滅しますということを言っています。

請求権が消滅すれば、約款の建前上は、本来契約者に戻るはずの解約返戻金を、保険会社が取込むことになります。

保険の性格上、保険契約の復活可能な期限が3年ということがあります。復活できない保険を、解約しないで3年以上持っていることは、経済的合理性に反するというわけです。一般の債権でも消滅時効は10年なのに薄情な話です。

■ありえへん!?ガン保険の解約返戻金減額、給付金受取りの落とし穴。

◆ 解約返戻金の請求権に係る消滅時効の実際。

実際のケースでは、契約者(=被保険者)死亡で保険契約の存在を知らずに、数年後保険証券が見つかったりすることもあります。

満期金などは契約者が受取の手続きをしないと、保険会社は預り金として運用する仕組みまであります。解約返戻金の未支払契約に対する、自動返金制度がある保険会社もあります。これはこれで計画が狂いますから困るのです。

厳密には保険会社が時効の援用(時効の運用を契約者に伝える)を意思表示することで消滅時効は成立します。しかし実態はまずそんなことはしません。保険会社は粛々と支払いたいのです。

解約返戻金も保険金も契約者もしくは受取人のものです。それを消滅時効とは言え、勝手な理屈で取り込むことには保険会社もためらいがあります。

保険金殺人とか自死とか告知義務違反とか、悪質でない限り3年が過ぎていても保険会社は解約返戻金の支払いに応じるものです。保険会社としての社会的信用もありますから、あまり杓子定規にもできないのが実際です。

■法人保険の経理処理は間違いの落とし穴、解約管理が必須な理由。

◆ 消滅時効にかかる解約返戻金の請求権、注意事項、まとめ。

だからと言って失効させて3年経過しているのに、まだ引退しないからと保険の解約を先送りすることをおすすめしているわけではありません。

さっさと引退して解約返戻金を受けとり、退職慰労金にすべきだと申し上げているのです。

法人保険を管理する立場で申し上げれば、設備投資や退職金支給などの出口対策ができていない場合、失効させることはあります。しかし失効させるには、保険管理上の難しい面が出てきますので、注意が必要です。

また、口座振替では保険料をストップできませんから、支払方法を振込に変更して支払いを止めておくような手間がかかります。

失効させるつもりで保険料の支払いをストップしているにもかかわらず、自動振替貸付で保険料が解約返戻金から充当されているよいうなことも起こります。

生命保険を失効させたければ口座振替はやめなさい。

消滅時効にかかる解約返戻金の請求権という点では、今のところとくに重大な問題は起こらないと思います。

むしろ、失効させる手順の方がハードルが高いのが実情です。

失効は契約者の当然の権利のように思っていると、失効できない生命保険があったり、失効すると消滅時効も関係なくいきなり解約返戻金を振り込んできたりする国内生保があります。

この種の処理は、保険に関するそこそこ高度な知識が必要です。尚且つ、保険営業の言うことを鵜呑みにしない、窓口の代理店ではなく、保険会社のサポートに直接確認して裏を取っておく用心深さが必要です。

■法人保険の出口戦略を体系的に解説したページ
法人保険の出口戦略を誤ると意味ない|会社が大損する理由。

生命保険の解約返戻金はいつ振り込まれるか、各社比較を事例で紹介。

生命保険の解約返戻金とキャッシュフローがピンチの会社を救う。

生命保険の解約返戻金と解約払戻金の違いについて。

役員退職金は法人保険の全損か半損かの迷いに決着。

役員退職金は法人保険の全損か半損かで財務戦略が違ってきます。

2021/5/3追記 法人税基本通達9-3-5の2(いわゆる法人保険の損金算入ルールの見直し)により保険料の損金算入ルールが規制され以前のような簿外資金を積み立てることが難しくなりました。

CIMG2076中小企業のオーナーのようなケースは長年経営者として会社を引っ張ってきていますから役員在籍年数が長くなり20年30年はざら、中には40年超というような長期社長在籍年数を誇る方もいらっしゃいます。

必然的に役員退職金は巨額になりますから、そんなにおいそれと退職金を工面できるものではありません。

事前に何の対策も取らないでいきなり退職金を支給することは財務的には普通かなり困難を伴うことでしょう。

役員退職金のキャッシュを用意するなら助けになるのが法人で契約する生命保険の解約返戻金です。

退職金原資を全損で簿外に準備すれば解約返戻金は全額雑収入になります。それをそっくり退職金に充てればプラスマイナスゼロになり会社の財務に影響を与えずに退職金を受け取ることができます。

この時、自社株は既に後継者に移転してることが条件になります。なぜなら自社株移転のために評価が高くなりすぎた自社株を退職金支払いによって評価減するという手が使えなくなります。

経営者の役員退職金は自社株の評価を下げる千載一遇のチャンスでもあります。

自社株の評価を下げて後継者に移転するスキームは数ありますが退職金支給は過大でない限り最も安全策ではあります。

役員退職金支給で自社株評価を下げるのであれば半損型の長期平準定期が有利になります。

終身保険などは入り口で税金というコストを支払って保険積立金として利益を積み上げていますから退職金の原資とすると大きな財務上マイナスが発生します。

もちろん自社株評価を減じるには効果が高いことになりますからそれはそれで意味があります。

しかし半損の長期平準定期保険で戻りの率がよいものを選べば財務上のマイナスを抑制しつつ50%の雑収入を退職金で相殺することが可能になります。まさに役員退職金の支給ソフトランディングです。

会社の財務事情、自社株の評価等によりこの辺の使い分けが必要になります。自社株の評価減を考えておられるケースでは半分の雑収入が邪魔に感じるかもしれませんがこれまで毎期保険料の半分を費用で落としてきたわけですから結果としては同じことです。CIMG2185

かといって終身保険のように税金を払いつつ保険料を資産計上して、その解約返戻金が雑収入にならないのは当たり前で、まるまる税金を払って積み立てても得なわけがありません。

役員退職金が費用で落とせるなら、利益の繰り延べで出てきた雑収入は誠にありがたいことだと言えるのではないでしょうか。

役員退職金は保険で準備すると節税できる理由。

ただ一番得なのは全損で雑収入をまるまる役員退職金で受けることです。

見事に完全な出口対策になります。会社の財務にもダメージを与えずに退職金を堂々と受け取れます。ただ全損保険商品は選択肢が狭くなりました。半損の保険商品は単純返戻率が見劣りするものが出てきました。見方によれば半損もこの低金利時代に有効な選択肢ではあります。

いずれにしても役員退職金生命保険で準備しつつ、早いうちから後継者へ自社株の移転を進めておくことです。

自社株移転は専門家にご相談いただきリスクを理解したうえでご自身と会社に適したスキームで、できるかぎり早期に始められることが肝要です。

役員退職金の支給に際しては以下のページの注意事項をご参考になさってください。

◆役員退職金を否認されない極意。

役員退職金の損金限度は平均功績倍率のなんと1.5倍。

生命保険の受取人が先に死亡したら、相続がややこしくなる原因。

生命保険の受取人が先に死亡したら、相続がややこしくなる原因。

人間生身ですから、被保険者より受取人が先に亡くなることもあり得ることです。保険金を受け取るはずの受取人が、空白になりそのまま保険事故が発生すると、保険金はどうなるのでしょうか。

■生命保険の受取人変更手続きを具体的にわかりやすく。

◆ 受取人死亡後の変更は契約者の自己責任。

生命保険の受取人死亡ということになれば、契約者は、新たな受取人に変更することになります。そうすれば何も問題になることはないのですが、受取人を変更することに思い当たらないことがあります。

保険会社は、受取人死亡を知り得ません。さらには受取人変更が必要であることを、誰も教えてはくれません。受取人変更は他の人が代わりにできないので、契約者が自己責任で手続きしなくてはなりません。

生命保険の受取人は、親というケースもありますが、多くの場合配偶者か子になります。受取人の方が若いことが多いですから、先に亡くなるようなことは少ないと思います。しかし不幸にも順番が逆になった場合は、その後の相続がややこしくならないよう、早めに受取人変更をしておくことが大事です。

◆ 受取人死亡後変更しないとどうなるか。

受取人死亡の場合、受取人の法定相続人が死亡保険金受取人となります。契約者や被保険者の相続人ではなく、受取人の相続人です。

わかりやすい事例で説明します。生命保険の契約者(保険料負担者)を父親、被保険者も同じ父親とします。父親が自分の体に保険をかけて保険料を負担し、自分が万が一のとき保険金が受取人に渡るようにしているケースです。

配偶者と子が3人いる場合で、その内の子1人が受取人となっているケースを考えます。子である受取人が親より先に亡くなると、受取人不存在となります。

この場合、受取人を変更せず、親の相続が発生すると保険金は相続人である配偶者と子2人が受取ることになります。

この場合、法定相続割合ではなく均等割となります。配偶者が半分、子2人がその半分ずつではなく、三人が三等分に分けることになります。

実際はそれほど固い話ではなく、遺産分割協議で決めれば良いのですが、権利としては受取人不存在の場合、相続人均等割となります。

◆ 受取人死亡後、変更しないと相続扱い。

生命保険金は、受取人の固有の財産という考え方が定着しています。相続税はかかりますが、受取人の立場で保険会社に請求すれば、それだけで受け取ることができます。

しかし受取人が先に死亡していて、受取人がいないときは相続人共有の相続財産となります。相続財産を引き継ぐためには、いろいろな手続きや書類が必要になります。

相続人の戸籍謄本や相続関係図、保険金の割り振りを決めた遺産分割協議書に実印を押し印鑑証明まで必要になります。保険会社によっては、差入証というものがあり、相続人全員が納得していることを書面で提出する必要があります。

受取人を指定している場合と、受取人不存在の場合では、手続きがまるで異なります。

■生命保険の受取人変更でかかる税金をわかりやすく。

◆ 受取人が先に死亡、まとめ。

保険金の受取人の変更は、契約者の意思であることと同時に、被保険者の同意があることが条件になります。

契約者は死亡保険金の支払事由が発生するまでは、何度でも被保険者の同意を得て、死亡保険金の受取人を変更することができます。ただし、被保険者の死亡後(保険事故発生後)は受取人変更ができません。

亡くなった被保険者の同意は得られませんから、当然ですね。

受取人が先に亡くなった場合は、速やかに変更を保険会社に申し出て、手続きを進めてください。

死亡保険金の非課税枠と受取人の絶対お得な組み合わせ。

生命保険受取人をテキトーに書く大間違い。

生命保険受取人をテキトーに書く大間違いについて一言申し上げます。

保険契約は保険料を支払った人のものです。

よって生命保険金の受取人を指定する権利は契約者にあります。というか契約者が受取人欄に自筆で記入する事で指定できます。

CIMG2044受取人がサインすることはありません。被保険者は決して変更できませんが受取人は、いつでも何度でも変更可能です。(ただし受取人変更は被保険者の同意が必要です。)

この辺に生命保険金の受取人指定がテキトーになる理由がありそうに思います。

生命保険受取人は誰でも良いわけではありません。それは大きく二つの理由があります。

その一つは契約形態と指定する受取人によって受取保険金の税金が大きく変わります。

生命保険の契約者変更と受取人変更 | 課税関係を解明。

贈与税・相続税・一時所得の3パターンがあります。税金のことを考えた組合せでないと大損します。

契約者  被保険者    受取人    税金
親    親本人     子     相続税
親     妻     親本人    一時所得
親     妻      子     贈与税

きつい相続税がかかる方は一時所得>相続税>贈与税の順で一時所得が一番お得で贈与税が最も厳しくなります。相続税がかからないレベルであれば一時所得にする必要もなく当然相続税パターンが有利です。

契約者と被保険者と受取人がそれぞれ異なる契約を三者三様などと業界の言い方がありますが、できるだけ避けたい契約形態になります。

受取人指定が重要な理由はもう一つあります。

それは相続対策としての生命保険の場合だれを受取人指定するかで後でもめたり仲たがいをすることも起こり得るからです。

特に事業承継における保険設計では後継者とそれ以外の子どもたちにどのように資産を割り振るかということもあります。

代償分割と言って長男が本家を継ぐ代わりに他の兄弟には現金を渡すようなばあいも生命保険の受取人の指定を誤ると大変なことになります。

◆代償分割と生命保険で相続のもめごとはクリアできる。

生命保険金受取人固有の財産として判例的にはほぼ確立していますから相続においては特に慎重に考える必要があるわけです。CIMG2038

生命保険金の受取人を誰にしたか忘れてしまっている契約もあるかとは思いますが、遺言書を書く前に保険証券を見直して必要なら受取人変更を行ってください。

生命保険金受取人は複数でもかまいませんしそれぞれに受取額の割合を指定することもできます。相続・事業承継設計においては生命保険金受取人の確認は特に重きを置いて見直します。

生命保険の受取人変更12の実務ポイントをどこよりも詳説。

贈与税の税率は高くない何度も言うが贈与税は高くない。

贈与税の税率は高くない何度も言うが贈与税は高くない。

贈与税は相続税の補完的な役割があります。贈与税がなければ相続税は成り立ちません。

なぜなら生前に財産すべてをあげてしまえば相続税は意味がなくなりますからね。

相続税を機能させるため相続税より厳しい率で贈与税があるのです。生前にまとまったお金を贈与するときは相続税より厳しく課税しますよ、ということです。CIMG2032

ただし贈与税にも少額の場合の緩和措置として110万の基礎控除がもうけてあります。

少額の贈与を毎年繰り返し110万の基礎控除を有効につかうのが暦年贈与です。

贈与税の税率も相続税の税率と同じで税率表だけを見るとバカ高い税率が目立ちますが仕組みは超過累進課税という一定の金額を超えた部分だけに上の枠の税率が課せられるのです。

贈与は生命保険で受けるのがベスト|安全確実ムダ遣いなし。

贈与した金額にまるまる贈与税率表の税率がかかるわけではありません。贈与税の税率に関する勘違いがここから始まります。

ですから贈与税の計算を実際にしてみると基礎控除もありますからそれほど高い税率になるわけではないのです。

例を挙げていえば、基礎控除の110万を引いた残りの課税金額が400万円だった場合は400万円全体に対して20%の贈与税率がかかるわけではなく、400万円のうち200万円に対して10%、100万円に対して15%、残りの100円に対して20%かかるようになります。
この計算を簡単にするために速算表があり税額の控除額があります。CIMG2047

別々に計算して合算した税額と速算表で400万に税率をかけて控除額を引いた答えが同じになります。自分で電卓を叩いてみてください。

この場合基礎控除を含めて510万贈与して贈与税は55万です。実質の贈与税率にして10.78%になります。

贈与税の時効を気に病む人へこれで安心、秘策公開!

悪名高き贈与税の税率でも実際はそれほどでもない税率になります。

(平成27年1月1日施行、一般的な贈与例であり親または祖父母から20才以上の子へ
贈与する場合は贈与税の税率が変わります。)

贈与額から
110万円を引いた額    税率    控除額
200万円以下      10%    なし
300万円以下      15%  10万円
400万円以下      20%  25万円
600万円以下      30%  65万円
1000万円以下     40% 125万円
1500万円以下     45%  75万円
3000万円以下     50% 250万円
3000万円超      55% 400万円

ここにこまめに贈与する価値が出てくるのです。手間と時間はかかりますが一番確実で贈与税率を抑制することができます。

贈与税の税率表ではいかにも400万を越えれば一気に税率が10%も上がるように見えますがうまくできていて、実際に計算すると控除額がきちんと働いてグラフにするとわりとなめらかな右肩上がりになります。決して急な階段のような形にはなっていません。

テクニックが未熟なので贈与税の税率の増加グラフをお見せできないのはお詫びしますが、450万でも480万でも610万でも特に税率が跳ね上がるようにはなっていません。

贈与税は基礎控除もあり超過累進課税により思いのほか税率表で見るような高い税率にはならないのです

これが贈与税の税率は高くないと申し上げるゆえんです。どしどし暦年贈与をして節税を図るべきです。贈与したお金で〔契約者:子〕〔被保険者:親〕〔受取人:子〕の生命保険の契約を考えるのがやはり何といってもベストです。

くどい話で恐縮ですが贈与税の税率が高いと思い込まずに、実際の贈与税率を見て比較検討するようにしてください。

生命保険の名義変更で贈与税はかかるか

相続税が高いという誤解による過度な節税対策に落とし穴。

相続税の勘違いの最たるものに、相続税は5割超と思い込む、税率の勘違いがあります。

相続税対策セミナーで、節税対策のカモになるのがこのタイプです。自分の相続税額をきちんと計算しないで相続税が増税になった、さあ大変というわけです。

昔からカモはネギと鍋を背負ってくると言いますが、思い込みによる誤解は大きな損失につながります。

自分の財産をざっと値踏みして、相続税は5割超と思いこむと誰でも慌ててしまいます。

セミナーの講師も相続税の節税策一本槍ですから、相続税の税率表を大伸ばしして高率を強調します。決して誤解を解こうとはしません。

その結果、普通なら払える相続税が節税対策のしすぎで、支払うキャッシュが足りないような羽目になります。借金して賃貸マンションを建てれば、節税にはなるでしょうが、素人芸ではうまくいくとも思えません。

■相続セミナーがヤバイ理由、乗せられると相続税対策失敗。

◆相続税が高いと思い込む要因は二つ。

一つは超過累進課税になっている、相続税の税率表に原因があります。

超過累進課税とは税率のバーを越えた部分にだけ上の税率を適用するということです。

それ以下の部分には低い税率が適用されます。そのために低率部分の税額控除があります。1億円なら1億円まるまるに30%の税金がかかるわけではないのです。

【平成27年1月1日以後の場合】相続税の速算表

法定相続分に応ずる取得金額 税率    控除額

1,000万円以下       10%     -

3,000万円以下       15%      50万円

5,000万円以下       20%   200万円

1億円以下          30%   700万円

2億円以下         40%    1,700万円

3億円以下         45%    2,700万円

6億円以下         50%    4,200万円

6億円超          55%     7,200万円

・相続税が高いと思い込む要因。

相続税が高いと思い込むもう一つの要因は、相続財産ひとまとめに税率を考えてしまう勘違いです。それぞれの相続人ごとに法定相続したものとして、分散した金額で相続税を計算して総額を求める仕組みになっています。

分散すれば相続人ごとの相続税額が下がり、低い税率が適用できることが理解されていないことにあります。

計算では1億円の相続財産は法定相続人に割れますから、相続人が2人なら5,000万ずつの相続税を計算します。3人なら1/3ずつの金額で相続税を計算します。計算の分母が小さくなるので、それぞれの税率が低くなります。

その結果、相続税の安い税率になり、それを合算すると思いのほか低い税率になるのです。

実際のケースでは3億の資産があり相続人は配偶者を含めて3名とすると

(基礎控除3,000万、600万×3名、

生命保険控除500万×3名=合計で6,300万の控除、

残り23,700万が課税対象)

一次相続の相続税の税率を(1/2を配偶者が非課税で相続)計算すると財産総額に対し実質税率は8.66%と思いがけない低率になります。二次相続時に同様の計算をすると15%程度の税率になります。

この税率を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれです。

◆ 相続税の税率計算が先決、その上で節税対策。

この世の仕組みは、お金が動けば税金がかかるのです。

相続税の税率は、税率表だけ見ていると高く感じますが、所得税や消費税に比べて、決して高いとばかりは言えない率なのです。

この相続税の税率なら、むやみな節税対策をするより納税したほうが将来的なリスクが下がります。相続人の手元にキャッシュとより安心が残るのではないかと思います。

相続対策は早めから対応しなければなりませんが、やりすぎ相続税対策は決して相続人のためにはならないのです。相続ビジネスの挑発に乗らないで、冷静に自分の財産を評価しリストを作成してください。

基礎控除や生命保険非課税枠、小規模宅地の評価減等を考慮し実際の自分の相続税額を一次相続と二次相続に分けて計算してください。

納税額が計算できれば、手持ちのキャッシュあるいは換金性の高い金融商品で納税資金がまかなえるかどうかを判断してください。

◆ 相続税が高いという誤解、まとめ。

相続税の税率表は、最高税率が55%にもなっています。これは世界で最も高い相続税率です。世界には相続税がない国もありますから、日本の税率がいかに高いかわかります。

相続税が高いのは高いのですが、個別の相続案件について控除額などを含めて計算してみると、それほど高いというわけではないことが理解いただけると思います。

相続税の納税はキャッシュが原則です。賃貸マンションなどの不動産事業を行うと大幅に評価減になり相続税が節税できます。しかし手許キャッシュは、土地や建物に変わり流動性がなくなります。やり過ぎて納税資金がなくなると言うことも珍しくはないのです。

相続税対策を考えるのであれば、より安全確実な暦年贈与と生命保険です。納税資金を確保したそのうえで、余剰資金があるなら不動産投資による節税です。ただ不動産投資は、損失が発生するリスクがあることを押えたうえで取り組まれることがよろしいようです。

一言付け加えるなら、後を継ぐ相続人にとれば不動産投資は重荷になることが多く、決して喜ばれるとは言えないのです。不動産事業を引き継ぐことは、結構大変な手間もかかります。相続人の本音では、相続税がかかってもよいのでキャッシュで残してもらった方が百倍うれしかったというようなこともあります。

■相続対策と相続税対策を体系的に解説したページ
相続対策と相続税対策はまったく別物|勘違いが悲劇を生む構造。

相続相談は遺言信託か税理士法人かに決着。

税理士の先生は保険嫌いでは困ります。

税理士の先生は保険嫌いでは困ります。

石を投げれば税理士に当たると言うくらい税理士の先生は多くなりました。顧客獲得競争も厳しいものがあります。

独立したものの顧客なし資金なしで税理士法人の下請け専門のような税理士もいます。関与先から頂く顧問料も驚くほど安値のケースを見かけます。CIMG2040

何しろ士業ですから、武士は食わねど高楊枝とか言いますがプライドは捨てるわけにはいきません。

金儲けは資格より営業力でありコンサルタント能力がものを言うようです。

それはさておき概して税理士の先生は保険嫌いというか保険のおすすめを良しとしません。

税理士の先生も生命保険は利益相反。

税理士の先生が積極的に節税保険をすすめれば顧客としてもむげに断れず厄介なことは事実です。法人保険のコミッションは馬鹿に出来ない大きさですから良心的な税理士さんは利益相反というジレンマに陥ります。

節税保険をおすすめしないばかりか、むしろ納税おすすめ隊の隊長のような税務署の片棒を担ぐ税理士もいます。

確かに税理士の仕事は適正納税であり節税ではありません。しかし経営者としてはいかにお金を残して会社の財務を強くするかに腐心しているのにアドバイスが的外れでも困ります。

税理士の先生が保険を売りたくない気持ちはよくわかります。自分で売るくらいなら知り合いの保険代理店を紹介するところです。

しかしながら中小企業の経営において保険は不可欠の金融商品です。節税だけでなく退職慰労金準備、相続・事業承継設計において保険を避けて通ることは考えられないほどです。

親身に顧問先のことを考えるなら税理士の先生といえども法人保険の知識を知らずしてコンサルをすることは片手落ち以上の罪深さです。

税理士という立場で保険の取り扱いを良しとしないならコミッションを公開すればよいのです。保険のアドバイスが的確にできなければ中小企業の財務を指導する立場としては失格というほかありません。

生命保険は誰に相談するか┃選び方まとめ。

生命保険200ブログに到達して思うこと。

生命保険200ブログに到達して思うことあれこれを備忘録として書き連ねました。

その一番目は、あらゆる無限のネタも精神的に尽きることがあることを自覚したと言えるでしょうか。CIMG2031

四六時中そのことを意識のどこかに置くようになりネタとしての意味合いを考えるようになります。もちろん何度も壁を意識し、ここが普通の人が諦めて退却する壁だからこそ乗り越えようと自分を鼓舞します。

続けるコツの第一は自分の意識が進化するなかで出た結果を楽しめるかどうかです。

アクセスのない、あるいはアクセスが増加しない孤独な闘いは長続きしません。

実感として言えることは、巷間言われているようなコンテンツありきではなく検索あるいはキーワードありきということです。

いくらユニークで価値あるコンテンツもタイトルや<h1>タグに検索数を見込めるキーワードを配置しなければ読者が来れるわけがないのです。

検索を意識しないコンテンツはアマゾンのジャングルの奥地に看板を立てたようなものでいくらきれいでもいくら大きくてもだれも見やしません。この事は大きな発見でした。

検索数が見込めるキーワードありきのコンテンツという逆の縛りになり自由に書きたいネタがもともとあるものにはある意味で厳しい条件です。書きたい内容があればむしろキーワードが邪魔になります。

文章としてもくどくどキーワードを配置するのはためらわれます。でもそれで明らかに順位が上がるのですから背に腹は変えられません。順位が上がり上位に表示されなければ誰も選択してくれません。何のために書くのか自問自答です。

そのために自分の時間から失うもの麻雀ゲーム、読書、勉強時間そして変わりにコンテンツ作成時間とアクセスアップ対策時間が入り込むわけです。CIMG2027

自分として変わったことをあげると、情報収集に手間暇かける、ネットワーク化に意識を当てる、アクセスアップ知識の発見と成長があります。経験を基にした生命保険の情報発信と言えども検索という仕組みを活用して何かを始めるならそれなりの時間投資が必要です。

独学の限界も感じつつ、自分をとことん追い詰めて知恵を練り出す他ないのが今の現状です。

コンテンツかキーワードかといえば、キーワードありきでそれに付随するものがコンテンツです。ならば検索数が見込めるキーワードの発見に力を注ぐべきですね。

困ったときの保険用語集大成。

SだのPだの生命保険業界用語。

 

 

 

社長の最後の仕事。

「社長の最後の大仕事・・・」という本がありましたがそのパクリではありません。亀甲さんんの本にも社長の最後の仕事というくだりがあります。

最後最後と言いながら中小企業の場合は延々と最後の仕事が続き、なかなか切りが付くものであはありません

時にはカムバックする社長もいらっしゃいます。社長として最後にすべき仕事は事業承継です。後継者に自社株を渡し経営権を確立します。CIMG2023

社長自身は退職慰労金を受け取り相続税の納税資金に備えます。

ここまでは計画的に手を打っておかないといけない社長の最後の仕事です

でも最後の仕事を成し遂げることは難しいことになります。

利益を長年出してきた企業は内部留保が重なり自社株は思いのほか高額になっています。自社株評価を聞いてびっくり仰天というケースも見かけます。

自社株の評価方法は企業規模により様々ですが、手元にそれだけのキャッシュがあるわけではなく含み資産の積上げ評価ですから経営者の実感とかい離しがちです。

法人保険で損出し節税、益出しすれば赤字が黒字に。

自社株の評価を下げる方法は数あれどもっともオーソドックスな手法は退職慰労金の支給です。

役員在職年数にもよりますが中小企業のオーナーはおおむね長きにわたり指揮を執りますから必然的に退職慰労金も巨額になります。

とは言っても企業の存続を考えるとき退職慰労金の支給は重要です。そのための資金確保として長期平準定期保険は誠に有効です。

半分は保険積立となり退職慰労金支給時には保険積立金の取り崩しとなり自社株評価を大きく下げる効果があります。

半分の雑収入部分は退職慰労金に上乗せ支給できる可能な繰り延べ部分です。

結局のところを申し上げれば長期平準定期保険で戻りのよいもの、できれば100%を越えるものがベストと言えるのではないかと思います。

ほとんどの企業は事業保障と退職金準備、半分の節税効果のメリットを押さえた長期平準定期にはすでに加入済みのことと思いますが。

オーナー経営者の生命保険に加入する理由を4つあげると

究極の医療保険にデメリットがあった。

究極の医療保険にデメリットがあった、医療保険にもいろいろあります。

短期払いで終身の医療保障は望むところですが保険料はバカ高くなります。

もともと医療保険で元を取ることはできないと思って間違いありません。ただ医療保険にも思いがけない商品があります。これは法人ではなく個人で相続対策としてかけます。CIMG2024

契約者は被相続人、被保険者は子か孫、保険料は15年短期払いで全期全納します。

解約返戻金はあるにはありますが雀の涙ほどです。

ところが15年後には生存還付給付金として払込保険料を上回るキャッシュを受け取ることができます。払込保険料が全額戻ってきて上乗せ分の4%程度は一時所得になります。

それじゃそこで保険が終わりかというとそうではないのです。

法人で医療保険を契約する理由。

払込を終わった終身の医療保険が残るのです。

ええっ、すごいやんと誰でも思う内容です。

契約者は被相続人ですから残念ながら先に亡くなります。そのときに子が自分の医療保険として引き継げば解約返戻金はほとんどありませんから相続税がかからず引き継げます。

被相続人が15年の払込満了までに亡くなった場合も子に名義変更するときは解約返戻金が少ないわけですから相続税がかかりません。

ただし全期全納していますので未経過保険料は契約者のものですから相続財産に加算して相続税の対象になります。でも15年後の生存還付給付金は新しい契約者としての子が受け取ります。

その上終身の医療保障がおまけに付いてきます。全くでかいおまけです。CIMG2022

注意すべきことというかデメリットは当然あります。保険会社も営利目的ですからそんなに甘くありません。

それは解約返戻金が極端に低いと言うことは解約するような羽目になれば大損するということです。

まだ初期のうちなら未経過保険料が戻りますから傷は浅いのですが、満期ぎりぎりは最悪になります。

もう一つのデメリットはよく見ると被保険者死亡というケースです。

被保険者は若いですから滅多なことはないでしょうが医療保険の死亡保障は残りのご飯粒みたいなもので申し訳程度の金額です。

満期までに万が一被保険者死亡になるとこれまた大損になります。

ウルトラ医療保険は解約返戻金が少ない。

まずそんなことはないとしたら個人で加入していて結構な相続税対策になります。

この話がすんなり理解できた読者はかなりの保険のプロですね。

医療保険はそもそも採算割れ、安心保険です。

経営はモグラたたき生命保険は身を助けるハンディ。

経営はモグラたたき生命保険の解約返戻金はハンディ。

中小企業はもちろんのこと大手企業でも経営は思い通りと言うことはまずありません。

多かれ少なかれ問題やらトラブルやらの連続であり闘いです。

もともと経営に安定などということは期待するほうが無理で、次から次へと重大な問題が持ち上がります。

経営は泥縄、法人保険は命綱、体験を側近が語ると。

まるでハインリッヒの法則のごとくヒヤリハットは連続します。特に中小企業は基盤がしっかりしていませんから一つ一つの問題が重大化します。

言ってみれば経営はモグラたたき(所によってはワニたたき)そのものです。

あちらを解決すればこちらから新たな問題が起こります。

CIMG2021多くの場合問題を解決するにはそれなりの出費が伴います。

機械故障から労災事故、幹部の退職、お客様からのクレーム、公的機関からの改善指導等々何でもありですが余裕資金がないと解決できないこともあります。

法人保険の損金は課税の繰延に過ぎないに反論。

法人保険の解約返戻金はいわば経営という勝負の場でのハンディです。

ゴルフのハンディと同じで後少し足りない分を補ってくれます。ハンディとしての余裕資金が経営に安心感を持たせます。

法人保険は加入したら忘れてしまうぐらいなら余裕がある証拠です。厳しい経営を続けていると半期に一度くらいは会社で契約している保険の解約返戻金を集計して頭に入れるくらいになります。

私が法人保険の活用をおすすめする大きな理由が緊急予備資金としての解約返戻金が会社を助ける大きな力になるからです。

繰り返しになり誠に相済みませんが、経営はモグラたたき、生命保険の解約返戻金はハンディと申し上げておきます。

経営権の兄弟争いはお宝保険も解約しかない。

法人保険の損金は課税の繰延に過ぎないに反論。

法人保険の損金課税の繰延に過ぎないに反論すると、法人保険では損金で保険料を費用化できるもの、あるいは半分を費用化できるもの等、結構多彩です。

損金で落として税金という見返りのないコストを抑制し簿外に資金を蓄積します。

解約すると解約返戻金して契約通りの額がキャッシュで戻ります。この時、確かに雑収入が発生し課税の対象になります。

これを課税の繰り延べであり意味がないという意見には中小企業の経営の実態が見えていないと言うほかありません。

オーナー経営者のリーダーシップに引きずられ経営戦略もそこそこに売り上げ獲得に走り回っているのが経営の姿です。CIMG2020

決算間際に集計したらどうも利益が出過ぎるので何とかならないか、こんな調子で決算の1ヶ月前に費用で落とせるものをかき集めてそれでも足りないのでパソコンをソフトと分離して購入したり、とどのつまりに保険を検討すると言った具合です。

長期的な出口戦略だの資金計画だのそんな悠長な経営はしていられないのです。

法人保険の出口対策プランは事業の中長期戦略である。

全損も半損も組み合わせていろいろ加入して、なかにはすすめられて逓増定期もあり来年はそれがピークになるので解約すると幾らいくらの雑収入が出るのでさてどうするか。と思っていたら思いがけない事故で損害賠償を請求され、すわっ!赤字転落かと思いきや、その解約返戻金で決算は事なきを得た、てな具合です。

解約返戻金がでるならまた保険で受ければよいのです。減額しつつ次の保険に移していくというような、あまり利口ではないですが高等テクニックもあります。

中小企業の経営は泥縄です。必死で掴んでもずるずると滑り落ちます。波乱万丈、山あり谷あり、明日のことは分からない、まして5年後、10年後には会社があるかどうかすらもわからないというのが偽らざる心境です。

とすれば課税の繰り延べ大歓迎と言ったところです。その場その場で知恵を絞って生き延びるすべを考えるのが中小企業経営者の仕事です。

今税金を払ってしまえばそれでおしまい。税務署は経営のピンチにティッシュペーパー一枚応援してくれません。CIMG2019

金融機関は晴れの日には要りもしない傘を持ってくるのに雨の、それも土砂降りの日には破れ傘まで無慈悲に取り上げるのです。

保険の解約返戻金は銀行のように裏切りません。信用できるのは確定したキャッシュだけです。そういう意味で法人保険の解約返戻金緊急予備資金になるのです。

緊急予備資金に課税の繰り延べもくそもありません。品のない言い方で失礼しました。

資金準備には法人保険が一番である理由が3つ。

課税の繰り延べはそのこと自体中小企業には十分価値があると申し上げたいのです。

もちろん泥縄経営でも引退の日は来ます。その時はそっくりまとめて保険契約は退職慰労金に充当すればよいのです。

使えるものは何でも使う、中小企業にとればうまい、全くうまい話ではありませんか。

法人保険┃リスクを理解できない経営者。